主催 | 報知新聞社 |
---|---|
協賛 | 株式会社 オーナーばり |
日時 | 2012年8月3日(金)~8月4日(土) |
場所 | 和歌山県有田川 |
準優勝 木下 英選手 | 優勝 上西 啓文選手 | 3位 小倉吉弘選手、 木全崇博選手 |
8月3日(金)~8月4(土)の2日間、「第43回報知アユ釣り選手権オーナーカップ決勝大会」が昨年に引き続き和歌山県有田川を舞台に行われました。
参加者は7河川の予選通過選手、昨年度本大会ベスト8、同ドリーム戦通過選手、報知アユ釣り歴代名人、報知アユ釣り選手権歴代チャンピオン、主催者推薦選手、競技委員会・地区推薦選手の計112名。
全国から集まった猛者達が日頃鍛え続けてきた釣技を存分に奮っていただきました。
1日目は3回戦までを行いました。
本大会は3回戦まではブロック戦となります。
1回戦では、選手らは抽選で8ブロックに分かれ、各ブロック5位タイまでが2回戦へ進出。
2回戦では、各ブロック2位タイまでが3回戦へ進出。
3回戦では、各ブロック2位までが準々決勝進出で、2位がタイの場合は早掛けのプレーオフで2位を決定します。
決勝大会までの有田川は、大雨などの影響で水位が高い状態が続いており、濁りも入っていましたが、大会当日は平水状態にまで戻り、また水も澄んでいて状況的には悪くありませんでした。
ただ、初日はまだ川が出来上がっているとはいえない状態で、アユの姿は多いものの、追いは悪かったようです。
そして試合を重ねるごとに人的プレッシャーが増し、本来アユがいるべき場所にアユがおらず、アユの姿を探すのに苦労した選手も多かったようです。
そんな厳しい1~3回戦を勝ち上がったのは、地元の名手木下英選手(紀の川市)、林誠二選手(松阪食堂FC)、オーナー・ザイトインストラクター小倉吉弘選手(京都RFC)、西野昭一選手(キングフィッシャーズ)、有田川をホームリバーにしており、3戦を全て1位で抜けたオーナー・ザイトインストラクター上西啓文選手(関西友心会)、木全崇博選手(恵鮎会)、佐々木敏浩選手(トーナメント新城)、森永浩幸選手(大和渓流会)の8名でした。
昨年の同大会では、準々決勝に進んだ顔ぶれは30~40歳前半の若手が多く、世代交代が進んだのかと思われていましたが、今回は小倉選手を筆頭にベテラン勢が奮起。
厳しい状況だっただけに、経験豊富なベテランが実力を発揮しやすかったのかもしれません。
2日目の準々決勝からはトーナメント戦となります。
前夜の懇親会で行われたくじ引きで対戦相手が決められ、木下選手対佐々木選手、小倉選手対森永選手、西野選手対上西選手、木全選手対林選手が熱戦を繰り広げました。
結果、準決勝へ駒を進めたのは、木下選手、小倉選手、上西選手、木全選手。
準決勝はやはり有田川を知り尽くした選手が強く、ここをホームリバーにしている木下選手、上西選手がそれぞれ勝ち上がり、地元同士で雌雄を決することとなりました。
決勝の舞台は、大会本部前の白石の瀬。
それまでの試合で使われることがなかったサラ場で人的プレッシャーが少なく、かつ川が出来上がりつつあった状態だったので、ポイントのコンディションは上々でした。
そして迎えた決勝戦。
始まった直後に木下選手が1匹を上げるも、すぐに上西選手も上げ、徐々に上西選手がリードを広げていく展開に。
広範囲に、いるべき場所にアユがいて、かつ追いもよく、決勝戦に相応しいペースでお互い釣果を重ねていきました。
上西選手はメルファブレイドTGを使用した引き釣りがメイン。
ポイントをしらみつぶしに探っていきましたが、前半は取りこぼした感はあったようで、後半戦、山本選手が追い上げに成功。
しかし、前半戦のリード分を取り返すことはできず、結果、上西選手22尾、木下選手19尾で上西選手が優勝。
廣岡昭典報知アユ釣り名人への挑戦権を手にしました。
名人戦は8月23日(木)に滋賀県安曇川で開催予定です。
廣岡名人が防衛となるか、新名人が誕生するか…お楽しみに。
上西啓文選手の決勝当日の仕掛
天上糸…ザイト 天上道糸PE0.3号
水中糸…ザイト メルファブレイドTG0.05号
目印 …細み目印4ヶ
鼻カン廻り糸 …ザイト 鼻かん仕掛糸FC0.6号
鼻カン…チタンチューブ鼻かん5mm
付け糸 …ザイト フロロ鮎0.3号15cm
ハリス …ザイト 鮎トップハリスフロロ1号
サカサ …忍サカサ フックタイプ1号
ハリ …キメラ6号4本錨