8月25日(火)~8月26日(水)にかけて、「第40回報知アユ釣り選手権オーナーカップ」決勝大会が岐阜県・益田川で行われた。
参加者は、全国7河川で予選を勝ち抜いた選手、歴代名人、歴代優勝者、推薦者を合せて総勢106名の選手で競技が競われた。
本来ならば、7月31日と8月1日に開催される予定であったが、各地で見舞われた集中豪雨の為、この日に大会が行なわれた。
更に今大会では、昨年度まで7期連続名人戦を連覇していた高橋祐次選手も、再び大会に出場されることで、今まで以上に白熱する大会が予測された。
決勝大会1日目は、午前中は強風で肌寒く各選手とも厳しい状況下での競技を強いられた。午後からは風も落ち着き、気温も上昇したことで、各エリアとも好釣果であった。
結果、第25回大会に優勝された永島寛選手、昨年度ベスト8の木全崇博選手、過去2回優勝経験のある瀬川祐治選手らがベスト8へ勝ち上がり、一日目が終了した。
2日目は風もなく穏やかな天候の中、競技が始まった。準決勝では永島寛選手が一匹差で幸野敦弥選手を下して勝ち上がり、
上田弘幸選手も持ち前の技量で決勝に勝ち進んだ。
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上田弘幸選手と永島寛選手 |
決勝戦は、益田川のスポーツ大橋下で競技が行なわれ、前半は上田弘幸選手が上流に、下流に永島寛選手が入った。
2日間の試合で鮎にもプレッシャーがかかっており、両選手とも前半は3匹ずつの釣果であった。
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後半になると、永島寛選手が深めの流芯を攻め、立て続けに3匹釣り上げ、徐々に上田弘幸選手を引き離していった。その後も、橋下の流れが速い筋などを攻め釣果を上げた。
上田弘幸選手も終了間際に、1匹釣り上げ追いつこうとするが、結果9対6で永島寛選手が勝利し、15年ぶり2度目の優勝をとげた。優勝された永島寛選手は、昨年乾敏志選手が優勝され名人位を獲得されたことに刺激をうけ、今年は何回も下見や実釣を繰り返したことで、今大会で優勝でき、とてもうれしいとの事だった。
表彰式では、(株)オーナーばり中道成之社長より金プレートと鈎額がそれぞれの入賞者に手渡され、無事「第40回報知鮎釣り選手権オーナーカップ」が閉幕した。 |
永島寛選手 |
上田弘幸選手 |