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8月1日(金)~8月2日(土)にかけて、「第39回報知アユ釣り選手権オーナーカップ」決勝大会が、岐阜県・益田川で行われた。参加者は、全国7河川で予選を勝ち抜いた選手、歴代名人、歴代優勝者、推薦者を合わせた総勢108名の選手で競技が競われた。 |
今年は、大会が始まる前からずっと日照りが続いた影響により鮎の追いがいまいちであると予測されたが、さすがに決勝戦に勝ち上がってくる選手達だけあって、いかなる状況の中でも日頃の知識とテクニックを駆使し、順調に鮎を釣り上げていた。
掛かってくる鮎も良型サイズが多く、大きいものでは25cmをこえるような鮎も釣れていた。 |
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そのような白熱した2日間の中、見事オーナー・ザイトインストラクターでもある高松重春選手と第27回大会優勝経験者である乾敏志選手の両名が決勝戦に勝ち上がった。
決勝戦場所は、飛騨川公園前を使用し競技が行われた。競技時間は2時間とし、それを前半と後半の1時間ずつに分けポイントを入れ替わるシステムである。 |
土曜日ということもあり、既にこのエリアには一般釣人が多数入川されていた為、ハイプレッシャーの中での競技開始となった。
前半は、高松選手が上流に入り、下流に乾選手が入った。両者とも前半からお互いに譲らぬ攻防が繰り広げられた。乾選手は、追い気は少ないが鮎自体は全体に散らばっていると判断し、泳がせ釣りを主体に探っていった。結果、前半は8匹対9匹で乾選手が1匹リードした状態で終了した。
後半も前半と変わらぬほどの緊迫したシーソーゲームが展開された。高松選手は、高松選手にしかできない「鮎を一箇所に集めて追い掛けさせる釣り方」で匹数を伸ばし、乾選手は始め、橋ゲタのいちばん流れの緩い場所を攻めるが釣果が伸びず、真中の深場に狙いを変更し、鮎を釣り上げていった。 |
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そして両者とも対立的な試合を繰り広げた結果、乾選手が16対14で「第39回報知アユ釣り選手権オーナーカップ」の栄冠に輝いた。これにより、乾選手は12年ぶりに優勝を勝ち取った。
表彰式では、(株)オーナーばり中道成之社長よりゴールドプレートと鈎額がそれぞれの入賞者に手渡された。インタビューの時には、「とても気持ちが良い。」と言われたコメントが印象的であった。こうして無事「第39回報知アユ釣り選手権オーナーカップ」が閉幕した。
< 乾選手のコメント >
ザイト複合メタルブラックの強度を信用して深場などを攻めることができ、優勝につながった。
名人戦もこの勢いで、勝利したい。
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仕掛図とトーナメント表は報知新聞8月5日より |