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8月3日(金)~8月4日(土)にかけて、第38回報知アユ釣り選手権オーナーカップ決勝大会が岐阜県益田川で行われた。
参加者は7河川で予選を勝ち抜いた選手、歴代名人、歴代優勝者、推薦者を合わせて総勢107名の選手で戦いの火蓋が切って落とされた。
大会前日までは、台風5号の影響で大会の実施が危うい状況であったが、予想していたよりも台風の影響は少なく、無事大会を開催することができた。 |
初日の1回戦では、昨年優勝者の松浦孝浩選手・準優勝の島啓悟選手など順当に勝ち上がってきた。
しかも島選手の1回戦釣果は、本大会最高釣果である23尾を釣り上げ、実力のほどをみせつけた。
2回戦・3回戦は残り台風の影響によってか、雨・風が吹きつけ厳しい条件の中、試合が繰り広げられた。そのような厳しい状況にもかかわらず、さすが決勝大会に勝ち上がってくる選手達だけあり、悪条件をものともせず釣果を伸ばしていった。 |
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そのような中、ベスト8まで勝ち上がってきたのは島啓悟選手、上田弘幸選手、小沢聡選手、小澤剛選手、高松重春選手、熊崎淳選手、広岡昭典選手、高尾敬一選手
この8名に決まり、無事初日が終わった。 |
2日目は、前日の深夜から降りつけた雨の影響からか、鮎の状態は思わしくなかったが、各選手とも自身の経験とてくにっくを駆使し、釣果を伸ばしていった。
結果ベスト4に進出したのは、島啓悟選手、上田弘幸選手、小澤剛選手、小沢聡選手の4名が勝ち上がった。
組み合わせは、島選手と小沢聡選手、上田選手と小澤剛選手となった。
さすがベスト4まで勝ち上がってくる選手達だけあって、互いに譲らぬ試合展開であった。
そのような緊迫した中、島選手と上田選手が見事決勝に勝ち上がってきた。 |
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決勝戦は、本部テント近くの飛騨川公園南で行われた。
土曜日ということもあり、既にこのエリアには一般釣人が多数入川されているため、それを避けてのポイント選びとなり、ハイプレッシャーの中、決勝の火蓋が切られた。
前半は島選手が大きな石が多い変化のある上流部にポイントをかまえ、上田選手は比較的瀬が穏やかな下流部にポイントをとった。
島選手・上田選手とも丁寧にオトリを泳がし探っていくが、ハイプレッシャーの為か、前日の予選と打って変ってなかなか釣果が出にくい状況であった。結果、島選手が2尾を釣り上げ前半が終了した。 |
ブロックを交代した後半、島選手は前半に上田選手が釣り損ねていた流心のポイントに目を付け、立て続けにプレッシャーの高い中、鮎を3尾釣り上げた。
上田選手もヘチ際を丹念に探り終了10分前に1尾追加し、巻き返しを図ろうとしたが、終始リードを保った島選手におよばず、7対3で島選手が「第38回報知鮎釣り選手権オーナーカップ」の栄冠に輝いた。
これにより島選手は昨年の準優勝から見事、雪辱の優勝を果たした。 |
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表彰式では、(株)オーナーばり 中道成之社長より金プレートと鈎額がそれぞれの入賞者に手渡された。
こうして無事「第38回報知鮎釣り選手権オーナーカップ」が閉幕した。 |
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仕掛図とトーナメント表は報知新聞8月7日より |