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8月4日(金)~8月5日(土)にかけて、第37回報知アユ釣り選手権オーナーカップ決勝大会が岐阜県・馬瀬川で行われた。参加者は、7河川で予選を勝ち抜いた選手、歴代名人、歴代優勝者、推薦者を合せて総勢109名の選手で戦いの火蓋が切られた。
初日から波乱が続き昨年優勝である小池直也選手、準優勝の谷口米生選手らが初日で姿を消した。
そんな厳しい河川の状況の中、ベスト8に勝ち残った選手は、経験とテクニックで河川の状況を判断し、鮎を釣り上げ、見事厳しい状況を勝ちあがってきた。
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2日目も、初日同様河川の状況は変らず、厳しい戦いが強いられた。 特にベスト8では、若手の島啓吾選手とベテランの大金洋行選手があたり、互いの釣技を駆使して接戦を繰り広げ、結果、島選手が一匹差で勝ち上がりベスト4に勝ち進んだ。
決勝では、寒河江予選で勝ち抜いてきた松浦孝浩選手と嶋啓吾選手の両名で行われた。両者とも均衡した戦いが繰り広げられたが、始めに木の下にうまくオトリを泳がせ3匹連続で鮎を掛けた松浦選手がリズムを掴み、後半も島選手が釣りきったポイントも諦めずに丁寧に探った結果、見事8対7の一匹差で第37回報知鮎釣り選手権オーナーカップの優勝に輝いた。
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今大会は、前大会と同じくベテラン選手を押さえ若手選手が奮闘した大会であった。
特に今回優勝した松浦選手は、東北地区選手の初の優勝でもあった。 今までは、関西勢が多々優勝を飾ってきたが、今大会でレベルが近づきつつあるように思えた。 そして、着々と世代交代が始まって来ているように感じた。
表彰式では、(株)オーナーばり中道常務から、オーナーカップが手渡され、興奮さめやらぬ表情で受け取った松浦選手の姿が実に印象的だった。
こうして無事第37回報知アユ釣り選手権オーナーカップは、幕を下ろした。
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仕掛図とトーナメント図は、報知新聞8月8日記事より抜粋 |