2025年2月下旬。いやーっ寒いっ!ここ関西でもこの寒さ、雪の多い地域の皆さんのご苦労ははかり知れませんがくれぐれもトラブルなどのない様にと願っております。
ホームエリアの大阪湾南部地域でも年明け1月までは余裕で釣れてくれていた大きなアジも影を潜め(一部ではまた釣れだしてきていますが)ほぼメバルな季節になってきました。タケダさんと言えばメバルと認識いただいています皆さんもいらっしゃるかと思いますが僕にとっては手軽に小さなメバルたちと戯れる時期でよかったりもするんですが初心者の皆さんやこの時期の釣りを探している皆さんにとってはとても厳しいですね。…とはいえ釣り方や釣り場、天気や潮を考慮すれば意外といい釣りもできたりもしますので!残りアジや低活性ながらのメバル、一部青物なども釣れてますから海もなかなか楽しいですがこんな寒い時期は海以外にもトラウトの管理釣り場やワカサギ釣りなんかもあるので是非手軽に気持ちよく楽しまれてはと思います。近くにある小島養魚場さんでは恒例のシャケ(サーモントラウト)の放流もスタートしましたのでこの冬から春もスプーンで狙います。
・実は何かと忙しい釣りギョーカイとタケダさん
2月と言えば釣りは寒さで厳しくなる季節ですが、釣具業界にとっては横浜と大阪で開催されますフィッシングショー(我らがオーナーばりブースも出展されてましたね!)、その前には新年の釣具店様向けの展示会と言うのが通例で今年も無事に開催されました。少ーし噂にはなっていますが今年のFショー、どうやら例年に比べ人出はやや少なかったとの話も聞きますがコロナ禍を経て釣り場もようやく現在(いま)の様子になってきているのでそりゃ当たり前。増してやビギナーの皆さんはこんな冬に釣りや釣りのイベントにはなかなか来にくいところもありますね?
僕の周囲は相変わらず釣りが大大大好きな皆さんばかりですから当然季節など関係なく楽しく過ごしております!今年もFショー会場へお越しくださいました皆様とは笑顔で楽しい時間を過ごしました。皆様ありがとうございました。
・そしてこの時期にはさらなるイベントが!
2月と言えばFショーそしてその後には僕も大好きなイベント=アート展…なんと今年で27年を迎える「サカナヘンノヒトタチ展」が今年も大阪市のenoco(江之子島文化芸術創造センター内のギャラリー)で開催されました。
元々は釣りの業界を取り巻く出版者、デザイナーやカメラマンなど裏方の中でもとってもアートな人たち「魚や魚釣りが大好きでしょうがない人たち」数名で立ち上げたグループ展。作品は写真のほかイラストや造形物など多岐にわたります。主宰する北原くん(ファミリー)とのご縁でここしばらくは毎年お邪魔させていただいていて今年はウチの嫁さんも3年ぶりに作品を展示するとのこともあっていっそう楽しく参加させていただきました。凄腕のアート作品から「ほんの趣味程度ですので?」っと謙遜されるみなさん、とにかくかわいい作品など様々なアート作品が展示されます。
*僕の愛してやまないゲームフィッシングの世界観も世代まで超えて一気に凝縮された 様な気分にもなってとても楽しいイベントです。
出展者や来場者の中にはフライマンも多くその奥深い世界も相まって一層何とも言えないニンマリとした空気に包まれます。「昔から雑誌などで拝見するタケダさんの記事などは例えばフライマンやエサ釣りの皆さんもきっと楽しんで読まれてると思いますよ。だって釣りや魚に対するものの考え方が見えてきますもん!」っとのご意見もいただいて嬉しい限り!。「釣りの楽しさとは何か?」皆さんも是非考えてみていただきたいなと?…釣りギョーカイの皆さんもね(笑)
魚釣りとそれを取り巻くすべてのもの…遊び方次第です。何をもってその日を良かったものにするか?…量より質?結果と内容…漁と遊漁、人生一度きりの釣りなら内容なんてどうでもいいかも?しかし僕を含め釣りがここまで自分の中に浸透してしまっている人たちの釣りはそれぞれ違いはある様でありつつも最終的には同じ様な「楽しい」に変わるものかと思います。
2025年に入り世の中は辛いことだらけ?値上げに相変わらずの激務、企業の不祥事に強盗に詐欺…どないなっとんねん?っと首をかしげます。がしかし日本で暮らせている僕達にとっては「右を向けばただひたすら辛い事ばかり。でも左を向けば世の中は楽しいことでいっぱい!」なのでもあります。地に足を付けしっかりとした価値観を持ち日々の暮らしを楽しくする努力。釣りもそうなのであります。ここへきて改めて皆さん「結果ではなく内容を楽しめる釣りを」っと心から思います。…ワカサギはたくさん釣りたいけれども(笑)
プロフィール…武田栄(たけだ・さかえ)1967年大阪市生まれ
カルティバフィールドテスター /Go-Phish代表/ 釣り研究家
幼少期の釣りからルアーに目覚めバスフィッシングはもちろん、10代の頃よりいち早く海のルアーゲームに精通、その後様々なスタイルを構築。20代では釣りと同じく楽器(ドラム)演奏にも没頭(2000年ビクターエンターテインメントよりメジャーデビュー)。現在は釣りとともに地元関西の個性派グルーヴァーとしても活躍中。関西最古参SW釣りクラブ会長、老舗ルアーメーカー勤務を経てプライベートブランドGo-Phish(ゴーフィッシュ)を設立。自身の開発アイテムはもちろん様々な釣具メーカーとの企画人気アイテムも多数開発。雑誌メディアでもおなじみ愛称はタケちゃん。その明るい人柄にファンも多い。趣味は「おしゃべり」。合言葉は「ゲームフィッシュは出かたが命!」「楽しくなければ釣りじゃない」