こんにちは皆さん!暑い夏から一気に秋と言うか日によっては夏の様な冬の様な今年の秋シーズン。何とも言えない天候が続いていますが秋晴れの日も増えそんな日には「めちゃ気持ちいなぁー?」っと実感できますね!
今回はみんな大好きタチウオゲームのお話です!
さて、今では関西ほかいたるところで賑わうタチウオゲーム。エサ釣りはもちろんルアー、オフショアからオカッパリまでと様々な方が様々な場所で楽しまれています。
今年は関西にも早くから接岸し始めたタチウオ。大阪湾奥では少し肌寒くなるくらいの季節からがサイズも上がりいよいよ本番?でしたが、今や釣果情報も早く、湾奥に比べ少し早くに接岸する和歌山や僕の住む大阪湾口では夏の終わりごろから早くも賑わいが?
ルアーゲームをこよなく愛するタケダさん。大阪湾のタチウオと言えば昔からなじみのある釣りでして基本はドジョウにテンヤ。ここ十数年はとにかく流行りまくっているタチウオですから人込みを避けたいこともあってシーズンに数回行く程度にしていました。
また、こと大阪の人たちはいたくタチウオ釣りが大好きで「タチウオ釣りだけやります!」みたいな方も多数。釣りはシンプルで食べておいしいからそうなりますかね? またウキ釣り文化も人気で、ウキにしろテンヤにしろ「とにかく一晩中やる?」見たいな風潮もあって盛期になれば人気エリアは相当な混雑。この秋も同じく激混みであります(笑)
ルアーで釣るショアからのタチウオ!
タチウオをルアーで釣る様になって久しいですが、プラグにしろワームにしろ「エサでええんとちゃうのタチウオは?」っと長らくそんな気でいましたがこの秋まさかの出来事が?(笑)僕の仲間達と最新のタチウオテンヤ釣りのエキスパートとの話でルアーを使ってテンヤと同じ釣りをしてみたところ?…もう発売されて20年以上にもなるシーバス用のローリングベイトと言うルアー(カルティバSTシリーズが標準装備されています!)なんですが、このルアー、巻くだけではなく港湾部の初春の港湾部のスルメイカパターンなる使い方で高い実績があったりと「沈めて使う」=「フォールの釣り」での機能も高く、これをタチウオテンヤに置き換えて(もちろんルアーの上部40-50cmあたりにはオーナーばりハイライト!)使ってみると驚きの釣果が出始めて仲間内では一気にローリングベイトタチウオという呼び名でプチブレイク中!(単なるルアーの宣伝ではありませんのであしからず。)衝撃のあまり行ける日は必ず?というくらいこの秋はタチウオゲームに行くという…(笑)
このローリングベイトタチウオゲーム。通常のテンヤやウキ釣りと同じくルアーの上に発光物(ハイライト)を装着。基本は暗い時間帯での釣りです。投げて着水したらそのままゆっくりと巻く(ここまではいわゆるルアーの釣り)のに加えて「テンションフォール」をかけて誘います。このフォール中のアタリが凄まじくて僕たちが一気にドハマりした理由!バイトの数が物凄くて興奮の連続であります(笑)もちろんテンヤと同様「時合い」あっての釣りですから特に夕方からの短時間で遊べるというのも僕には最適。言うまでもなくシブい日には断然ウキ釣り&テンヤ強し!なんですが、ひとたび時合いに入ればそのアタリの多さと手返しの良さで驚きの釣果も上がります! ルアーマンが楽しめるシンプルでありとても奥の深いルアーゲームに変わりました!凄いことです!
はりに拘らずにはいられないタチウオのバイト!
テンヤやウキ釣りでも多く見られるドジョウやキビナゴと言った「エサだけが無残にかじられる現象」。これルアーも同じで(タチウオが寄ってきてくれるルアーでないといけませんが)特に夜は水面付近まで捕食モードに入ったタチウオはその活性の高低にかかわらずエサおぼしき物には近づいて触ってきます。後はどうフッキングさせられるか?まだまだ課題は山積みですが、フッキングしやすい独特の形状も相まって高活性時にはエサ釣りをもしのぐルアーの釣果もあります。もちろん使うのは最新のPEラインのタックルですからその僅かなバイトも見逃しません!「あっ!..あっ!」…タチウオがルアーに触るたびこんな声が(笑)そこで僕も仲間も必死になるのが「フックの交換・サイズのチューニング」。
このローリングベイトにはST-46が標準装備されていて、最初のうちはそのままでいいのですが、何度か使用するとやはり鈎先のなまりが気になり始めます。ここでフックチェンジ!交換するのはさらに刺さりをよくするための工夫=マジックフッ素加工を施したST-36MFやショートシャンク化しより掛けることへの工夫を凝らしたSTY-35MFなど「より掛かりやすくする工夫」ではりを選びます。使えばすぐに実感しますがやはりこの釣りにはフックのチューニングは重要でありとても楽しいものになります。はりを変えサイズを選びタチウオが掛かるか掛からないか?というシビアさも是非楽しんでいただきたいなと?面白いですよ!
「ひょんなこと?」と言えばですが釣りウマの仲間達との些細な話からまた新しい釣りが生まれました。ハイライトを付けること、フォールを交えた表層付近での釣り、とにかく掛けていく工夫…。正にテンヤとプラグ→エサとルアーのハイブリッド釣法とでもいうべき新たなスタイル。じっくりとやりたい方はエサ釣りで!短時間で楽しみたい方や普段はシーバスや青物、ライトゲームなんかをされるルアーマンの皆さんには是非試していただきたい新たなタチウオのスタイルです!はりの違いも実感できますよー!
プロフィール…武田栄(たけだ・さかえ)1967年大阪市生まれ
カルティバフィールドテスター /Go-Phish代表/ 釣り研究家
幼少期の釣りからルアーに目覚めバスフィッシングはもちろん、10代の頃よりいち早く海のルアーゲームに精通、その後様々なスタイルを構築。20代では釣りと同じく楽器(ドラム)演奏にも没頭(2000年ビクターエンターテインメントよりメジャーデビュー)。現在は釣りとともに地元関西の個性派グルーヴァーとしても活躍中。関西最古参SW釣りクラブ会長、老舗ルアーメーカー勤務を経てプライベートブランドGo-Phish(ゴーフィッシュ)を設立。自身の開発アイテムはもちろん様々な釣具メーカーとの企画人気アイテムも多数開発。雑誌メディアでもおなじみ愛称はタケちゃん。その明るい人柄にファンも多い。趣味は「おしゃべり」。合言葉は「ゲームフィッシュは出かたが命!」「楽しくなければ釣りじゃない」