はじめてのライトゲーム基礎①
今メバル、アジを筆頭に大人気のライトゲームです。
簡単な仕掛けで、手軽に狙え、魚からの反応も多いので、これからルアー釣りを始めてみたい方にはピッタリな釣りと言えます。
しかし追及していけばかなり奥深い世界でもあり、はまっていく人も多いジャンルです。
そんな魅惑のライトゲームの基礎をご紹介していこうと思います。
狙える魚種(ターゲット)
メバル
アジ
カサゴ
メッキ
カマス
アコウ
ソイ
シーバス
小型青物
などフィッシュイーターならほとんどが狙えます。
小さなルアーで大物が掛かることもしばしば。
中には思いもしない大物がヒットするかも。
この中でも人気のターゲットがメバルとアジ。
小気味良い引きで、楽しませてくれます。
初めての方にもおススメの魚種です。
さらに食べても美味しいとくれば狙わない手はありません。
ライトゲームにおいて、その人気の2魚種を狙う釣りのジャンルとして、メバル→メバリング。
アジ→アジングと呼ばれています。
そのうち他の人気ターゲットが出てきたら〇〇ingと呼ばれるかもですね。
メバル、アジの釣り場(ポイント)について
メバルは日中身を隠せる場所に多く、明るい内は障害物周りでじっとしている事が多いです。
夜はその周り餌を求めて浮く事が多く、日中メバルの姿を確認できた付近で釣れることが多いです。
ですので日中に下見を行い、メバルが発見できた場所で夜釣りをするとメバルに出会える確率がぐっと高まります。
また餌を求めて回遊している群れもいるので、実績場で試すのもメバルに出会える近道です。
アジについてですが、基本的にメバルと同じですが、アジの方が回遊性が高いです。
この前までいたのにいなくなったという事もざらにあります。
メバルと同じように日中確認できた付近は夜も釣れる可能性が高いです。
また回遊しやすい実績場で回遊してくるのも手です。
比較的手軽な堤防周り、身を隠せる船の下や藻の周り、テトラポッド、灯りが付いて餌の集まる常夜灯周り、潮の良く通る堤防。
難易度が少し上がりますが小磯やサーフ、ゴロタ周りなどもベイト(餌)が集まる場所ではポイントになります。
ゴロタ場でのメバル
まず初めての場合は常夜灯付きの堤防周りがおススメです。
足場も良いですし、湾内ならメバルやアジがたくさん集まっていることが多く釣りやすい条件です。
また常夜灯に集まっている場合が多く、明るいので釣りもしやすいです。
はじめてのライトゲーム基礎②
タックルの準備
主流の釣り方といえばジグヘッド+ワームのジグ単と呼ばれる釣り方だと思われます。
初めての方にもおススメの釣り方です。
いきなりプラグを使って引っかかって無くしたり(ロスト)するとお財布事情的にもショックが大きいですよね。
ジグ単のメリットは感度が良く、アタリが分かりやすく、リグ(ルアー)にアクション(動き)を伝えやすい。
またレンジ(水中でどの深さにルアーがあるか)も全層を探りやすいなど多くのメリットがあります。
ジグ単のタックル(例
上の図が基本のライトゲームのタックルセッティングとなります。
やっていくうちに自分に合った道具立てができてくると思いますので、最初はこれで試してみてください。
オススメは初めての場合ナイロンラインを使うことです。
細糸で絡みやトラブルが多い釣りですが、ナイロンは柔らかくてトラブルを起こしにくいと思います。
ナイロンライン、フロロラインはリールから出た糸(道糸)をそのままジグヘッドに結ぶ事ができるので結びの手間も少なく、すぐに釣りが開始できます。
ジグヘッドとワームのセッティング
①ジグヘッドとワームを用意
②ワームの先端からハリを刺していきます。
この時できるだけワームの中心を刺していくのがコツです。
③ハリをちょうどいいところでワームから抜きさしてジグヘッドのヘッドのところまでワームをこき上げる。ワームがまっすぐになるように抜けたら完成です。慣れたらまっすぐ簡単にさせます。
※ワームが曲がってしまうとアクションがおかしくなり魚の喰いが落ちます。
下図は失敗例
この場合は再度ワームを刺し直し真っすぐに調整してください。
あらかじめワームとジグヘッドをセットしておいてケースに入れておくと交換の際も便利です。
基本的に夜や、寒い冬の時期に釣りのすることが多いライトゲームでは手返しアップのコツです。
ケースにワームやジグヘッドをまとめて整理しておくと持ち運びが便利です。
このケースさえ持って現場に行けば釣りができちゃうのがライトゲームの魅力の一つですね。
仕事帰りにポケットにケースを入れてあとは竿だけなんてのもでき、ちょこっと釣りなんてのも気軽にできちゃいます。
簡単ジグ単ゲームで手軽に遊びましょう。
はじめてのライトゲーム基礎③
沖目のポイントを攻略!超遠投フロートリグ
フロートとは、飛ばしウキの名称で、フロートリグとはその名の通りフロートを使ったリグ(仕掛け)となります。
イメージ的にはウキ釣り仕掛けの餌を代わりにルアーで釣るといえばイメージしやすいかもしれません。
このフロートリグ最大の特徴はなんといっても飛距離です。
軽いジグ単だと届きもしなかったポイントをねらうことができます。
狙いのポイントがゴロタ、サーフ、堤防の明暗の境が遠い、沖目の潮に魚が回遊している、遠投したいがジグヘッドを重くすると表層レンジキープが難しいなど。
フロートリグはこれらの悩みを解決してくれる超実践リグです。
一言にフロートリグと言っても中通し式、固定式、枝糸式など種類があります。
中通し式はその名の通りフロートの中芯に穴が貫通しておりそこに糸を通して使います。
ウキ釣りでいうところの円錐ウキです。
メリット→遊動式でアタリが出やすい。真ん中に道糸が通っているので操作時に水なじみが良い。
デメリット→フロートに道糸を通さなければならないのでリグ作りに時間がかかる。ジグ単など、途中からの使用変更に時間がかかる。
固定式(ワンタッチ着脱タイプ)は糸止めのクリップが付いているもの、中央にスリットがあり糸を挟んで固定できるものなどジグヘッドまで仕掛けを結んでいても、後から取り付けできる事ができます。
メリット→とにかくリグ作りが早い。
デメリット→固定式なのでウキの浮力、抵抗が邪魔になり、小さなアタリの場合分かりにくい。
糸に直接圧をかけて止めているので、糸が弱る可能性がある。波高がある場合、fロートから下が動いてしまい喰わせにくい場合がある。
今回は基本でバランスの良い中通し式のご紹介をさせていただきます。
上のリグに必要なアイテム
フロート専用ジグヘッド
フロートを作るためのリグアイテム
現場でリグを作るのがめんどくさい、時間がかかるのでちょっと敬遠するかもという人には、釣行前にあらかじめリグを作っておいて現場に持っていく事をおススメします。
具体的には画像のような感じです。
あらかじめジグヘッドからチチワまでのリグ全体を作っておいて、現場では道糸に結ぶだけ。
赤丸部分をチチワ仕様にしておくと現場でチチワに結ぶだけでワンタッチで接続できます。
チチワ結び
このセットを仕掛け巻きなどに作っておいてやると楽ちんです。
またこのセットを作る際、黄丸部分にピタッとストッパー(ウキゴム)を入れるにがポイントです。
ストッパーなしだとフロートがチチワに引っ掛ったりしてトラブルが多いです。
ストッパーを入れてやる事でライントラブルを防げます。
フロートの穴が大きくストッパーを超えてしまう場合はシモリ玉を一つ入れるとしっかり止まります。
このリグの投げる際の注意ですが、竿のガイドが小さい場合はチチワをガイドに巻き込まずに投げるのがコツです。
フロートリグは使い方次第でとても有効なシステムですので是非チャレンジしてみてください。
はじめてのライトゲーム基礎④
パターンを探す!!ハードプラッギング
メバリングにおいて近年注目度が上がっているのがハードプラグを用いたプラッギングです。
柔らかいワームではなく、硬いハードプラグで釣っていく釣り方です。
ハードプラグのメリットは良く飛び、浮力やアクションも様々演出でき、いろんな状況に合わせやすい事です。
メバリングにおけるハードプラグには大まかに
シンキング
フローティング
のミノー、ペンシル、クラング、そしてジグがあります。
それぞれに特徴があり、それぞれ餌の動きなどをイミテートして作られています。
メバルが捕食している餌が何なのかという状況を読み、それに対応する、好反応なプラグパターンを探すことがコツとなり、楽しさでもあります。
具体的には動か静のベイトかでパターンをまず絞ります。
ベイトがアミなどのプランクトン類なら静のベイト、遊泳力が乏しく表層付近を潮や風に流されていることが多いです。
この場合、プラグパターンとしては、激スローからストップのアクションでベイトをイミテートしていきます。
フローティングのペンシルや、ミノーで激スローなリトリーブ、または潮、風任せにほっとけで流していく釣り方がパターンにはまることが多いです。
クリアボディーにラメが付いているミノーはアミの群を模しているとの話もあります。
その辺も気にして選択をするとより面白いかもしれません。
動のベイトですが、おおまかには小魚が代表的です。
イカナゴやいろんな魚の稚魚、バチなどがそれにあたります。
メバルもこれらのベイトを捕食しているときは積極的にベイトを追い回します。
バイトも迷いなくガツンとくることが多いです。
ミノーやシンキングペンシルなどをリトリーブ。またはジャーク→ストップ→ジャークなどのアクションで反応が良いです。
小イカがベイトの時は中間的なイメージです。
イカはホバリングまたはスゥーっと直線的な移動をします。
アクションパターンとしてはトップ~サーフェスのプラグをほっとけ。
またはシンキングペンシルをサーフェスを棒引きしてやると好反応な事が多いです。
イカナゴやエビなどの甲殻類のベイトパターンでジグをボトムからのチョンチョンと跳ね上げて、イカナゴが底から出てきたとき、エビがメバルが近くによってびっくりして跳ね上がるとこなどをイメージして動かします。
またベイトが不明ですが、その日は棒引きのみなど決まったアクションにしか反応しにくいことや、レンジの違いによる反応の違いもあるのでいろいろ試すことが釣果に繋がります。
この時風やリトリーブ速度によってルアーのレンジも変わってくるので注意が必要です。
その日のパターンを見つけることが釣果への近道。
そして核心の部分です。
メバルプラッギングにおいてイチバンのミソはフックです。
基本的にスローなアプローチのためラインテンションがかかりにくく、フックが貫通する際に魚と一緒にルアーも動いてしまい貫通しにくくバラシが多いです。
イメージは少ない力でも貫通できるよう鋭く、細いフックが理想です。
オートフッキングみたいな感じが理想的。
はじめてのライトゲーム基礎⑤
フィッシュイーターはすべてターゲット!?真夏のライトゲーム
ライトゲームのメインシーズンといえば、寒い季節のイメージが強いですが、実は夏場のほうが様々な魚が遊んでくれます。
その中でも人気のターゲットといえばメッキではないでしょうか?
ヒラアジ系の小型魚の総称で、温かい水温の南の魚です。
死滅回遊魚で水温が低いと生存できない魚です。
その温かい南の海から、暖流の黒潮に乗って本州の沿岸部にも分布し、夏~秋にかけて釣れるターゲットとなります。
あとはチヌトップも人気の釣りとなります。
河口から河川のシャロー域、サーフが主なポイントです。
主にシャロー域がポイントのため、トップの釣りがメインとなります。
フローティングのポッパー、ペンシルを使います。
その他にはミノーで誘うのもできます。
個人的な使い分け
●ポッパー
水面に浮いているので魚から見切られにくい。
アピール力が一番高い。
根がかりの心配がない。
最初の一投目に状況を見るのにおススメ。
使い方はポコポコとスプラッシュをあげながら巻いてくる。(ポッピング)
※初めてのポイントで魚を探すときに特に活躍します。
●フローティングペンシル
水面に浮いているので魚から見切られにくい。
ポッパーには劣るが集魚力が高い。
ポッパーよりもナチュラルで喰わせ能力が高い場合が多い。
早引きにも対応できる。
根がかりの心配がない。
使い方はドッグウォークかダイビング(潜らせてブルブルとアクションさせる)
※魚の反応があり、ポッパーで喰わなかった場合にも効果が期待できる。
●シンキングミノー
水中に潜るためトップよりも下のレンジを探れる。
集魚力は上よりも劣る。
超早引き可能。
根がかりすることがある。
トゥィッチでキレのあるアクションができリアクションで魚の反応を得られる。
使い方はリーリング(巻き動作)、連続トゥィッチ(ギラギラ早いアクション)
※魚に食い気がない場合でも、トゥィッチなどリアクションで魚に強引に口を使わせることができる。
●ワーム+ジグヘッド
ソフトな素材でイチバンナチュラルで魚が違和感を感じにくい。
集魚力はピンテールかシャッドテールにより変わる。
ワーム形状によりさまざまな動きが演出できる。
使い方はリーリング(巻き動作)、連続トゥィッチ、ダート(連続で左右に飛ぶ動き)
など様々。
※他のルアーで魚に見切られた場合でも口を使う事もある。
夜は早巻きで釣りにくい為スローに引けるワームが有効な場合が多い。
いろんな魚が釣れる真夏のライトゲームは楽しいです。
ホットな真夏のライトゲームを是非お試しください。
スタッフ営業企画部 渋谷強志