第55回報知アユ釣り選手権オーナーカップ決勝大会
主催…報知新聞社
協賛…株式会社 オーナーばり
日時…2024年8月2日(金)~8月3日(土)
場所…和歌山県有田川
清原裕之選手が白熱の1匹差を征して初優勝! 2位は昨年優勝の坂本浩規選手
「第55回報知アユ釣り選手権オーナーカップ決勝大会」が、8月2日(金)〜8月3日(土)の二日間、和歌山県有田川で開催されました。
決勝大会には、和歌山県日高川予選、高知県仁淀川予選、岐阜県馬瀬川上流A予選、 岐阜県馬瀬川上流B予選、静岡県狩野川予選、京都府上桂川予選、栃木県那珂川上流予選、山形県小国川予選 を勝ち抜いた選手、第54回大会ベスト8、歴代名人、歴代優勝者、主催者推薦、競技委員会地区推薦、前回ドリーム戦進出者の計96名が出場しました。
初日の2日はブロック戦。競技会場は粟生地区から川口地区までの4ブロックで、各試合原則2時間で仕留めたオトリ込みの総尾数で順位を決定。
1回戦は選手らを4ブロックに分けて、各ブロック上位8位タイまでが2回戦へ進出。2回戦は4ブロックに分けて各ブロック上位4位タイまでが3回戦へ。3回戦は各ブロック上位2位までが翌日の準々決勝に駒を進めます。
連日の猛暑による渇水と高水温で、水温は正午には29度近くにまで上昇し、オトリの管理にも配慮しなければならない状況。しかしながらそのような厳しい状況下でも、全国を勝ち上がってきた腕利きの猛者たちだけあって、各試合のボーダーラインは8~10匹ほどと高レベル。
1~3回戦の結果、清原裕之選手、谷口輝生選手、村田寅選手、三嶋英明選手、髙橋祐次選手、坂本浩規選手、吉田崇選手、佐藤裕人選手のベスト8が出揃いました。
2日目の8月3日は、初日の1〜3回戦を勝ち上がったベスト8によるマンツーマン対戦によるトーナメント。ジャンケンで勝った選手が上流に入り、1時間で場所交代となります。
準々決勝は佐藤選手対村田選手、髙橋選手対坂本選手、三嶋選手対谷口選手、清原選手対吉田選手の戦いとなりました。
前日同様に朝から気温、水温ともに高く、さらに前日よりも減水傾向で、日中の水温は30度近くにまで上がる厳しい状況下を戦い、村田選手、坂本選手、谷口選手、清原選手が準決勝に進みました。
準決勝は村田選手対坂本選手、谷口選手対清原選手の組み合わせ。
ブドウ園下に2ブロックを設置し、2試合を行いました。
村田選手は開始から1時間半釣れず苦戦。オトリが弱りきり、釣果なしで終わるだろうと思われていたが、起死回生の1匹を上げ、その後2匹を上げるも、順調にスコアを重ねてきた坂本選手には追い付けず、5対12で坂本選手が勝利。
今大会全て2桁スコアで進めてきた谷口選手。準決勝もその勢いは衰えることなく13匹の好釣果を叩き出しましたが、対する清原選手は入れ掛かりタイムもあり、今大会最高スコアの21匹を叩き出して決勝戦へ駒を進めました。
決勝戦は大会本部がある白石の瀬で行われました。じゃんけんに勝った坂本選手が上流、清原選手が下流に入ることに。
清原選手は大会の1週間前から下見を重ね、ポイントや状況を把握していました。もちろん決勝戦のステージである白石の瀬も。高水温が影響し、思う通りに泳がないオトリに苦戦しながらもt的確に釣果を重ね、5匹のリードで前半を折り返しました。
後半、下流のポイントでは掛かる場所がわかっていたという坂本選手。大量リードを物ともせず、怒涛の追い上げを見せましたが、対する清原選手も4匹の入れ掛かりもあってあと1匹が届かず。
清原選手16匹対坂本選手15匹という白熱の接戦を征し、清原裕之選手が見事優勝。報知アユ釣り選手権オーナーカップの栄冠を初めて手にしました。
清原選手は8/22に滋賀県安曇川で第54期報知アユ釣り名人の小澤剛さんとの名人戦に挑みます。
「報知鮎釣り選手権オーナーカップ」は、今大会をもって終了し、次大会からは弊社が主催となり「オーナーカップ鮎」へと引き継ぎます。鈎、竿、糸などの使用釣具にメーカー制限がない真の友釣り日本一を決める大会としてその意思を引き継ぎつつ、より良い大会にするよう尽力いたしますので、引き続きご参加、ご協力のほどなにとぞよろしくお願いいたします。