第53回報知アユ釣り選手権オーナーカップ決勝大会
主催…報知新聞社
協賛…株式会社 オーナーばり
日時…2022年8月5日(金)~8月6日(土)
場所…岐阜県馬瀬川
谷口輝生選手が初優勝!辻行雄選手が準V!
第53回報知アユ釣り選手権オーナーカップ決勝大会が、8月5日(金)~8月6日(土)の二日間、岐阜県馬瀬川で3年ぶりに開催されました。
決勝大会には有田川予選、仁淀川予選、狩野川予選、付知川予選、上桂川予選、小国川予選、那珂川予選の全国7河川の予選を勝ち抜いた選手、第50回大会ベスト8、歴代名人、歴代優勝者、主催者推薦、競技委員会地区推薦、前回ドリーム戦進出者の計94名が出場。
初日の8月5日はブロック戦。黒石堰堤から瑞穂橋までを6ブロックに分けて行われます。
試合時間は各試合原則2時間。
1回戦は選手らを6ブロックに分け、1ブロック各6位タイまでが2回戦へ進め、2回戦も6ブロックに分け、1ブロック3位タイまで、3回戦は4ブロックに分け、1ブロック2位までが翌日の準々決勝の試合に進めます。
天候は前日降り続いた雨が嘘のような快晴。
水量はやや高水で濁りもなく、友釣りにはほぼベストコンディションに近い状況。水温の上昇とともに釣果は上がり、各ブロックから続々と20匹超の好釣果が飛び出したものの、下見した選手は前日の雨で状況が一変し、今まで釣れていた場所で掛からず戸惑うことも。
2日目の8月6日は1~3回戦を勝ち上がったベスト8によるトーナメント形式で優勝者を決定。
決勝トーナメントの試合時間は1時間の場所交代制。
朝から予報にない強い雨が降ったものの、その後天気は持ち直しました。
準々決勝では、谷口輝生対高木優也選手、多禰守隆選手対小沢聡選手、辻行雄選手(前回ベスト4)対川﨑智仁選手、廣岡昭典選手(前回優勝)対島田雅司選手による試合が行われ、その結果、谷口選手、小沢選手、辻選手、廣岡選手がそれぞれ準決勝へ駒を進めました。
3回戦までに敗退した57選手が来年決勝大会のシード権をかけて戦うドリーム戦も行われ、結果木下英選手、渡邉一将選手、吉野正志選手、佐藤裕人選手の4名が、次回決勝大会の切符を手にしました。
準決勝は、谷口選手対小沢選手、辻選手対廣岡選手の試合が行われました。
好調な馬瀬川で、トップ4まで進んだ精鋭が競い合うと、ここまで釣れるのかとギャラリーが湧いた超乱打戦。通常なら20匹前後釣れば勝利できるところですが、谷口選手は驚異の33匹というスコアを叩き出し、小沢選手の19匹を大きく引き離して勝利。辻選手は22匹、廣岡選手は20匹と、どちら勝ってもおかしくないほどの接戦を制し、辻選手が決勝戦へ駒を進めました。
決勝戦は、別荘裏下流で行われました。
決勝エリア下流に一般の釣り人が2名入っており、エリアを決めるジャンケンが勝敗を大きく左右されると想定された中、運命のジャンケンに勝利した谷口選手は上流、辻選手は下流へ。
谷口選手は得意の極細ナイロンを使った泳がせ釣りを駆使し、前半込12匹のスコア。一方辻選手はプレッシャーが入ったエリアで思うように数を伸ばすのことができず込9匹で前半を終え、谷口選手が3匹のリードで前半を折り返しました。
後半、一進一退の攻防となり、谷口選手が7匹追加の込19匹、辻選手が7匹追加の込16匹で、前半のリードを守り切った谷口選手が勝利。オーナーカップの栄冠を手にしました。
谷口選手は8/25に福井県九頭竜川で第50期報知アユ釣り名人の小澤剛さんとの名人戦に挑みます。