第50回報知アユ釣り選手権オーナーカップ決勝大会
主催…報知新聞社
協賛…株式会社 オーナーばり
日時…2019年8月9日(金)~8月10日(土)
場所…岐阜県益田川
廣岡昭典選手が8年ぶり2度目の優勝!
第50回報知アユ釣り選手権オーナーカップ決勝大会が、8月9日(金)~8月10日(土)の二日間、岐阜県で益田川で開催されました。予定では8月2日~8月3日の開催でしたが、高水の影響で競技が成立しないと判断し、順延しての開催となりました。
決勝大会には付知川予選、有田川予選、仁淀川予選、上桂川予選、鬼怒川予選、小国川予選、馬瀬川予選、相模川予選の全国8河川の予選を勝ち抜いた選手、第49回大会ベスト8、歴代名人、歴代優勝者、主催者推薦、競技委員会地区推薦、昨年ドリーム戦進出者の計110名が出場。
初日の8月9日はブロック戦。萩原町の上呂堰堤からJR鉄橋までを8ブロックに分けて行われます。
試合時間は1回戦が約2時間半で、以降は2時間。
1回戦は選手らを8ブロックに分け、1ブロック各5位タイまでが2回戦へ進め、2回戦も8ブロックに分け、1ブロック2位タイまで、3回戦は4ブロックに分け、1ブロック2位までが翌日の準々決勝の試合に進めます。
天候は快晴でほぼ無風。
水量は先週の高水から回復してほぼ平水で濁りもなく、友釣りにはベストコンディションに近い状況。
大アユで有名な益田川ですが、今年は数がさほど出ないものの例年になく型が揃っており、中には20cm後半の大型も混じったため、この特異な状況が身切れによるバラシや親子ドンブリなどのトラブルも散見し、選手らを苦しめました。
初日の成績はコチラをご覧ください。
2日目の8月10日は1~3回戦を勝ち上がったベスト8によるトーナメント形式で優勝者を決定。試合はポイント交代制となり、同数の場合はプレーオフとなります。
決勝トーナメントの試合時間は1時間の場所交代制。
天候は引き続き快晴で、風はほぼ無風ですが、水量は前日よりも20cm近く減水していました。
準々決勝では、上呂堰堤からJA裏下までを4分割し、大原孝選手対谷口輝生選手、喜多幅武選手対辻行雄選手の関西友心会の同門対決、三好仙辰選手対廣岡昭典選手、大野卓美選手対長尾保選手による試合が行われ、その結果、大原選手、辻選手、廣岡選手、大野選手がそれぞれ準決勝へ駒を進めました。
3回戦までに敗退した52選手が来年決勝大会のシード権をかけて戦うドリーム戦も行われ、結果石垣雅人選手、上田弘幸選手、山崎秀明選手、小山清二選手の4名が、次回決勝大会の切符を手にしました。
準決勝は、南飛アスコン前で大原選手対辻選手、廣岡選手対大野選手の試合が行われました。
大原選手対辻選手は、辻選手のエリアの一番の狙いどころに一般の釣り人が入っていたため苦戦を強いられ、大原選手はその間に着実に釣果を重ねていきました。後半エリアが変わった辻選手は猛追したものの、その差を埋めることはできず、大原選手12匹、辻選手9匹で大原選手が勝利。
廣岡選手対大野選手は、お互いアユがいる場所をなかなか見つけられないような状況でしたが、廣岡選手は着実にリードを広げ、終盤に大野選手が追い上げましたが、廣岡選手11匹、大野選手9匹で、廣岡選手が決勝戦へ駒を進めました。
決勝戦は、大会本部前のスポーツ公園橋の上下流で行われました。
前半は上流に大原選手、下流に廣岡選手が入って競技スタート。
開始4分で廣岡選手は1匹目を掛けて、その後順調に数を伸ばして込み7匹で前半終了。
対する大原選手は、10分後にオトリを替えられたものの、反応があったエリアを集中的に攻めたものの、終盤に1匹追加して込み4匹で後半戦へ。
後半戦廣岡選手はリードを広げ、大原選手も懸命に追いつこうとするも、お互いに3匹追加で競技終了。
結果、廣岡選手10匹、大原選手7匹。
廣岡昭典選手が、8年ぶり2度目のオーナーカップの栄冠を手にしました。