- 釣行日:2021年11月3日
- お名前:まっくす
- ポイント(場所):島根県 浜田港
- 使用商品名・号数(使用鈎・仕掛・ルアーなど):ザ・ロック 13号
- 魚名:石鯛
- 全長:54 cm
- 重量:3.2 kg
今回は中四国釣り情報誌様の実釣取材!
広島伝統釣法かぶせ釣りをリニューアルした特集「かぶせ石鯛」
水温が高い夏は浅場で比較的釣り易いのですが、水温20度前後になると深場がステージとなり晩秋の日本海特有の大きなウネリの中、オモリを使わないこの釣法は少し難易度の高い釣りになります。
当日も高低差のあるウネリ非常に重い潮流れに押され、着底した貝餌が底を移動する状況。
この感覚は全て繊細な竿のティップで感知していきます。
これが出来ないと根掛かりの連発となり釣り自体が成立しなくなります。
慣れた我々でも、この時季の深場ではイシダイにコンタクト出来るチャンスは、そう多くはありません。
この日は釣り開始直後から餌取り達の猛攻撃で貝餌が底まで通らない。
それらしい石鯛を掛けるものの、取材成立には50overが欲しい。
様子を見ながら投入を繰り返していくと左流れの押しが強くなり餌が底まで通るようになった。
底状をティップで聞いていると「コツン」とした後、確かな生命反応が穂先に現れる。
ここからが所謂かぶせの妙である。
ティップに現れる動きから補食をイメージし掛け所を見極めていく。
そして、アワセた直後から劣勢を覆していくのが、またこの釣りの醍醐味でもある。
水深21mを心地好いファイトで上がって来たのは54cm雄の石鯛「銀ワサ」である。
この時、時計は7時30分を指していた。
仕留めた銀ワサの口元は愛用するザ・ロックがガッチリ捕らえている。
軟調短尺ロッドを使用するこの釣りでは、既存の石鯛針を貫通させることは出来ない。
また太軸のザ・ロックと言えど石鯛のクチバシに立てば容易に変形させられるか、ハリは外れてしまう。
繊細なティップに現れる補食感をイメージし鋭く閂へハリを掛けにいく必要がある。
かぶせ師が仕留めた石鯛のハリ掛かりを1番に確認するのは、自身が捉えたその日のアタリ方のイメージを補正する為でもある。
さて、深場での1発狙い?
早朝の良型登場で既にこの時点で今回も取材は成立したのですが、この日には、まだその先があった……
全てを記す訳にはいかないので、此処までとさせて頂きます。
ありがとうございました。