久しぶりの寒い冬なのでしょうか?ここ数年暖冬という言葉を聞いてばかりだったので、この寒さの影響を色々感じますが、海の中はどうでしょうか?
大阪湾で楽しめる、真冬の数少ないターゲット真鯛&フグ
今回はその両方を1日で狙ってしまおうという事で、神戸垂水港より出船の「虎ノ介」さんにお世話になり、午前便で鯛ラバ、午後便でアカメカットウという欲張りプランのレポートです。
まずは鯛ラバ!
この時期の神戸、明石、淡路島エリアでは「海苔パターン」と呼ばれる海苔の養殖筏から流れる海苔を捕食する個体を狙う事が多く、ハマると大釣り、ハマらないと大撃沈という天国と地獄のような釣果となります。
出船前に船長から「前回の出船時は1時間半食いっぱなしの大爆発でした」と怪しいフラグが立てられいざ出船。
ポイントは水深30m~40mで潮も1ノットちょいと流れているので、期待を込めて第1投。
タングステンヘッドの40g&プロトフック2本鈎、オレンジの波動強めなネクタイでスタート
海苔パターンと言えば、ダークカラーなイメージですが、先ずはオレンジ系カラーで反応を探ります。
ひと流し目は反応無く、思ったより潮が緩かったのでタングステンヘッド30gに変更。
コレが良かったのか、船中ファーストヒット!
残念ながら、サヨウナラ~。
3本鈎にしておけば・・・と後悔しましたが、フックテストも兼ねているので2本鈎で継続。
その後気配はあるものの、潮も緩くしっくりこない。
そんな時は、コレで間違い無し!『CSスリムカーリー』
デッドスローで動くをコンセプトに作った極細のネクタイが弱い潮でもしっかり動くので、1ノット以下の潮では手堅く釣果をもたらしてくれるアイテム。
今回もあっさり、ファーストキャッチを頂きました!さぁ2枚目をと思いましたが、触りはあるもののバイトまでには至らず。
そんな時はカラーチェンジ!
オレンジ→赤へ
コレがピタリとハマり一発でバイト。
じゃれるような軽いアタリが続きましたが、何とかフッキングが決まり2枚目確保。
さぁいつ爆裂するか?と思いましたが、沈黙。
結局そのまま前半戦は終了となってしまいました。
一旦港に戻り、道具を積み直しいざ後半戦のアカメ(ヒガンフグ)狙いへ!
この「虎ノ介」さんは関西では数少ないアカメ専門で出船されている船宿さんで、船長自身も他のエリアへ修行に行かれる程カットウフグへの思いは強い熱血船長!
さぁ、後半戦のアカメ(ヒガンフグ)のご機嫌は如何に?
岩礁帯の浅場を狙うので、根掛りは必至
そこを上手くかわしながら本命を掛けて行くスリリングさがたまりません!
船は流しながらポイントを探って行くのでメインのオモリは10号前後、潮が早くなったら20号位までは使用する可能性があります。
開始早々から船中ではヒットコールが聞こえてきます。
反応無いけどなぁ・・・と思いつつ、ゆっくり上げ下げして誘いながらアタリを待ちます。
すると、グッと重みが乗ったので合わせを入れ上がってきたのは、良型のアカメ!(ヒガンフグ)
順調な滑り出しでしたが・・・
この日は水温が8℃台に低下。
エサ取りの活性は低く、当たれば本命!しかも良型揃い。
2本目を掛け水面まで上げ、タモを待つ間にまさかのポロリ。
ここからリズムを崩すアルアルパターン。
ゆっくり上げ下げ、ステイ、コン!からのスーッと聞き合わせ。
それなりの重量感を感じたので、さっきのバラシの反省とばかりに追い合わせ・・・
合わせを入れるのに竿を下げて、テンションが抜けてサヨウナラ~
今回使っているアカメカットウセットには、細軸4本鈎の掛け獲り4本を使っています。
細軸でマジックフッ素コーティングなので、普通に合わせば良いんですけどね・・・
バラすと余計な事して更に悪循環でガタガタになるパターン
コン!バシッ!根掛かり~!
コン!バシッ!本命!
コン!バシッ!根掛かり~、根掛かり、根掛かり・・・
とアタリと、根を見分ける集中力も必要な釣り。
いよいよ、日も傾きラスト流し。
アタリを掛けるもサヨウナラ~。
何だかチグハグなまま終了となってしまいましたが、スリリングなアカメゲームを堪能して長い1日は終了となりました。
期間限定の釣りではありますが、美味なるヒガンフグ狙い皆様も挑戦してみて下さい。
釣行日
2024/2/9
使用タックル
【鯛ラバ】
竿 レッドフリップ 510B UL/VSN
リール オシアコンクエスト200PG
ライン PE0.8リーダーフロロ3.5 2ヒロ
フック プロト#8 2本鈎
ヘッド TGシャンクス60g~30g
【アカメカットウ】
ロッド 湾フグX180
リール グラップラーBB200HG
ライン PE1 リーダーフロロ5
仕掛 アカメふぐカットウ仕掛セット チラシ
カットウ交換鈎(ハリス付)M、S
カットウシンカー丸錘 10号各色
スタッフ 大東哲也