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佐多岬の虫ヘッドガッキー(イシガキダイ)

最近マイブームとなっているのが、虫ヘッドパワーを使ったイシガキダイ釣り。
「虫ヘッドガッキー」なんて呼んで楽しんでいます。
結構色んなところで釣れますし、確率は高いですし、手持ちのルアータックルで遊べますし、良く引くし、食べて美味しいし、合わせるのが難しいけど楽しくて…青物やヒラスズキ狙いに磯で渡った時、相手が相手だけにどうしようもない時がちょくちょくありますが、イシガキダイは相手してくれることが多く、そういった時にオススメしたい釣りです。
 
年始の釣り初めに鹿児島県佐多岬へ3日間遠征してきましたが、そこで虫ヘッドガッキーが連日楽しめましたのでレポートします。
 
■初日 1/1
 
佐多岬の渡船は、元旦から営業しています。
初日の出を見に岬周りは多くの人が訪れますが、渡船を使えば快適に広々と初日の出を拝めるので、まさに釣り人の特権かと。
 
初日は大輪島南東側の黒瀬という広い沖磯に渡礁。
大阪から遠征に来られた方と同礁させていただきました。
 
ウネリがあったので朝イチはヒラスズキを狙いましたが、水道筋で1バイトあったのみ。
初日の出を拝んだ後は、トップに切り替え、ジグに切り替え、ブレードに切り替え…色々試すも全く反応はありません。
 
磯を歩いて探っている時、各所にジンガサが付着しているのをチェックしていたので、一応冷凍ジンガサは持ってきていたものの、新鮮なもののほうが身持ちが良いので確保してから虫ヘッドガッキーをスタート。
 
磯を転々としながら探るも、本命らしきアタリはなし。
水温が下がったせいでしょうか。
 
一か所足元から水深があって、底物が通りそうなスリットがある立ち位置があったので、じっくりそこで腰を据えて狙っていると…突然フォール中に突然引っ手繰られるような強烈なアタリがあり、フッキングしたもののなすすべもなく走られてフックアウト。。
大型のイシダイだったかもしれません。
 
気を取り直して釣りを続けていると、本命っぽいアタリがあったもののフッキングしなかったので、再度打ち直すと気持ち良いアタリで本命がヒット。
 
虫ヘッドパワー6g+プロトフック13号
 
何とか初釣りボウズを回避できたので一安心も、その後は特に何もなく納竿時間となりました。
 
 
 
■2日目 1/2
 
この日はまず枇榔島の東側からスタート。
強風でしたがサラシは一応ある程度。
薄暗いうちはミノーを投げると、ヒラスズキのバイトが1回だけありましたが、その後は続かず。
 
ヒラスズキ狙いが終わった頃、船長から良い磯が空いたので移動してはと提案があったので磯替えすると、泊まりの方々が何枚かイシガキダイを釣った一本松という有名な磯へ渡してくれました。
 
潮は全然動いていませんでしたが、足場は非常によく、広く歩き回れるのが嬉しい。
 
とりあえず一通りルアーでチェックするも、何の反応もありません。
得意のブレードですら何もアタリません。
 
15年ほど前に前職で取材に訪れた際は、佐多岬はとにかく魚影が濃いという印象でしたが、シーズン的なものか、海流の影響か、この遠征ではそのポテンシャルを実感できません。
 
あまりジンガサが付いている磯ではありませんでしたが、冷凍分と前日の残りが十分にあったので虫ヘッドガッキーをスタート。
 
が、エサ取りすらほとんど当たってこない状況。
底物の方の後に入ったので、エサは沢山入っており、魚は寄ってそうですが…。
 
適当に探っているとエサが入っていないであろう辺りで本命のアタリがあり、そこで粘ると何とか1匹キャッチ。
 
 
虫ヘッドパワー6g+プロトフック13号
 
 
前日と同じぐらいの時間からアタリが出だしたので、もしかしたら単に時合いだったのかもしれません。
 
その後は特になにもなく納竿時間を迎えました。
 
 
■最終日 1/3
当日も北西風が強く、想定以上に風が強かったためか、東磯の横瀬と思われる足場が広くて横に長い波裏の磯へ。
波は全くなく、ヒラスズキには厳しい状況ですが、横風は非常に強い。
 
いつものように一通りルアーで探るも、やはり全く反応はなし。
前日に他の釣り人から青物は全く駄目と聞いていたので、ヒラスズキも厳しいため早めに虫ヘッドをスタート。
 
まずは使い切りたかったバナメイエビを餌に探ると、エサ取りのアタリはコンスタントにあり、小型のシブダイ(フエダイ)やガシラがヒット。
 
 
エビを使い切ってジンガサにチェンジ。
この磯は初日、二日目と違ってエサ取りのアタリが多く、いかにも釣れそうですが、本命のアタリはありません。
 
状況が変わったのは昼頃。
昼食後の1投目に一気に竿先を持っていく本命のアタリがありましたが、早合わせしてしまったのと、根掛かりを避けるためにアシストフックを外していたため、痛恨のバラシ。
 
気を取り直して釣りを再開すると、すぐに本命のアタリがありましたが、合わせた瞬間に根ズレでラインブレイク。。
 
それまで使っていたPE1.5号のスピニングタックルから、PE2号のベイトタックルにチェンジし、再開するとまたもアタリ!
 
今回の遠征で一番良く引いたガッキーは、口周りが白くなりだした良型。
この1匹が佐多岬最後の魚となりました。
 
虫ヘッドパワー6g+プロトフック13号
 
青物とヒラスズキにはふられてしまいましたが、ガッキーには毎日癒してもらい、楽しい遠征となりました。
聞いた話では、佐多岬周辺では、初夏近くになるとガッキーがかなり熱くなるそう。
専門で狙いに行くのもいいでしょうし、もちろん青物やヒラスズキ狙いのサブとしてもありかと。
その頃の佐多岬にいつかチャレンジしてみます。
 
当日のヒットシーンはこちらをご覧ください

 
スタッフ 西浦伸至
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