ヒラマサのキャスティングゲームが落ち着いた頃、
次に主役なのはGW明けから始まり梅雨〜初夏に向けて最盛期となるSLJでのイサキゲーム。

特に山口県〜九州エリアにかけては良型のイサキの数釣りが楽しめるとあってこの時期に足繁く通うアングラーも少なくありません。

魅力はなんといっても
UL級ロッドにスピニング3000番、PE0.6〜0.8号のように
手軽なスーパーライトタックルなのに、イサキの暴力的なバイトと引きが病みつきになってしまうことでしょうか。

また食べても程よい脂と透き通った白身を刺身で食べるもよし、炙りで香ばしく頂くのもよし。
焼物や洋風、中華となんでも使える美味しい魚です。

さて少し脱線しましたが
この美味しいイサキを狙って油谷の寛漁丸さんへ遊びに行ってきました。

寛漁丸さんのイサキゲームのポイントは港からすぐの15〜30mラインの岩礁帯を狙います。

釣り方は一般的なSLJと少し違って
出来るだけ遠くに投次郎のような小粒タイプ15〜30gのジグやメタルバイブを遠投し
表層からカウントダウンでヒットレンジを探します。

この時ついついボトム周辺から狙いがちになるのですが
大きなイサキほど表層を意識していることが多く活性の高い個体を効率よく狙えるので数が伸びます。

誘い方は多種多様。
ジグが狙った一定層にとどまるようにリーリングしながらジャークしたりフォールを入れたりとその日の反応する誘いを見つける事が出来たら連発バイトはそう珍しくありません。

次に気をつけたいのはフック。
口が柔らかく引きが強いイサキはどうしても口切れしてしまいます。

ライトツインアシストやファイアツインのように内向きツインアシスト(地獄ばり)タイプが二本掛かりしてバレにくいのでおすすめします。

そして最後に奥の手をご紹介します。
リアフックをSTX-38ZN+マスクドスピンのセッティングです。

ブレードを装着することで
難しかったジグでのレンジキープを簡単にし
フォール中でもブレードが回転して捕食スイッチを入れてくれるのでおすすめです。

またこの釣りはスズキやヒラマサ、クエなどもよくヒットするので強靭なSTXトリプルが安心でしょう。

ゲーム性が高く美味しいSLJイサキゲーム。
お持ちのライトタックルを手に
チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

■タックル
竿 SLJロッド6.6ft UL
リール スピニングリール3000番
ライン PE0.6号 リーダー16lb
フック ライトツインアシストM
リアフック STX-38ZN 8番
マスクドスピン S
ジグ 投次郎20〜30g

スタッフ 藤岡裕樹