先日、当社に届いた「沖縄つり王国」という沖縄県の釣り雑誌を見ていると、沖縄県那覇一文字でのガラサ―ミーバイ(イシガキダイ)の記事を見つけました。
そこでガラサーが釣れることは前々から知っていましたが、諸事情で遠征に飢えていた私は妙にその記事で釣り心をくすぐられてしまい、思い立ったが吉日、急いでPeachの空席情報を調べると、オフシーズンだけあって、ぎりぎり週末に釣行できる便が空いているではありませんか。
急いで席を確保し、渡船乗り場近くの安宿を予約。
渡船乗り場までの経路を調べたり、渡船の便を調べたりして情報を集め、3/9、3/10の週末だけの無謀な弾丸釣行にチャレンジしてきました。
【3/9】
まずは神戸空港のベイシャトルに乗って(ベイシャトルを利用すると駐車料金は無料です)関西空港へ渡り、昼ご飯を買っておいてpeach9:50発の那覇行きの便へ搭乗。
ちなみに現在(2024年3月)peachの機内サービスでは、当社オリジナルコンテンツである虫ヘッドおじさん目指せ100魚種の旅と撃投トレイルを観ることができますので、旅のお供にぜひご覧くださいませ。
那覇空港には12:20に到着し、急いで荷物を受け取り、タクシーで一気に那覇一文字の渡船を営業されている丸沖つりぐさんへ。
タクシー代は1,800円。
空港からあっという間に渡船乗り場へ行けるこのアクセスの良さが◎
受付を済ませ、13:40発の便に乗せていただき、渡ったのは赤灯台。
ガラサーで人気の新堤2番は残念ながら空いていませんでした。
ぶっちゃけこの日は3時間ほどしか釣りができないので、翌日のための下見と割り切り、とりあえず色んなエサを使って反応を見ることにしました。
用意したエサは全て冷凍で、先日の小豆島遠征で余った瀬戸貝、バフンウニ、磯ガニ、ジンガサの4種類。
虫ヘッドパワーに虫パフックをセットし、各エサをローテしながら反応を見ました。
バフンウニは全く当たらず。
ジンガサと磯ガニは何か小さい魚に突かれるだけでエサを盗られるほどではありません。
瀬戸貝は半貝にすると少し大きめのアタリがコンスタントにあり、エサは結構盗られます。
あーだこーだ試していると、あっと言う間に迎えの船の時間となり、この日はノーフィッシュ。
3時間で結果が出せるとは思っていませんでしたが、エサ盗りぐらいは釣りたかったかな。
宿までは徒歩10分ほど。
昭和レトロな宿ですが、鍵付きの個室で素泊まり2,900円とコスパは◎ 寝るだけなので十分すぎます。
チェックイン後、宿の近くの居酒屋で刺身とグルクンの唐揚げでオリオンビールを流し込み、沖縄の味覚を満喫して翌日の本番に備えました。
【3/10】
翌日は5時発の便で同じく赤灯台へ。
人気の新堤2番は残念ながらまたしても空いていませんでした。
ガラサーのポイントはテトラ付近とのことですが、先にガラサー狙いの方が入っていたので、その隣りで竿を出させていただくことに。
まだ夜が明けていなかったので、虫ヘッドにオキアミを付けて投げると、暗いうちはリュウキュウハタンポやテリエビスが釣れ、ちょくちょくエサ盗りがいるので熱中して狙っていると、いつの間にか明るくなり、隣りの方が40cmほどの本命ガラサーを釣り上げられました。
慌てて私もガラサー狙いをスタート。
瀬戸貝をメインにカブセ釣りっぽく足元を狙います。
虫ヘッドパワー2gに虫パフックMをセット。
最初に数粒マキエをしておき、その付近へ投入し、しばらくアタリが無ければ1mほど持ち上げてまた落とすの繰り返しです。
エサ盗りにちょくちょくやられるので、瀬戸貝の残量が心配ですが、無くなればエサ盗りには全く触られなかったバフンウニがあります。
打ち返しを続けると瀬戸貝はどんどん減っていきます。
ただ、時々本命っぽい強めのアタリがあるので、エサをセーブすることは考えず、使い切るまで積極的に打ち返していると、11時前、瀬戸貝が残り2個になった時にようやくヒット。
30cmちょいと正直なところ小型ですが、初めてのポイントで自分の力で釣った1匹なので、達成感で胸が一杯になりました。
リリースし、次を狙いましたが、瀬戸貝が無くなってからはエサ盗りにもほとんどやられない厳しい展開に。
時間だけが過ぎてゆき、あまりにも反応がないので、虫ヘッド1g+オキアミで遊んでいると、突然フォール中に正体不明の大物がヒットし、しばらく頑張ったものの、最後はテトラに入られてラインブレイク。
せめて正体を見たかった…。
そして17時の便で帰港。
ゆっくり片付けをして、港近くの町中華で腹を満たし、タクシーで那覇空港まで戻り、Peach20:25那覇発の便で帰路につきました。
この日、赤灯では全体的にイマイチでしたが、南防でガラサーを5枚も上げている方もいて、那覇一文字のポテンシャルを実感する釣行となりました。
那覇一文字のガラサーのハイシーズンは、12~2月頃とのこと。
沖縄は冬でも暖かく、防寒着いらずで快適に釣りが楽しめますので、冬場、旅行ついでにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
■タックル
ロッド:SWAT932B-ML/MH
リール:23SALTIST TW 300XHL PEスペシャル
メインライン:BroadPEx8 KIZUNA 2号
リーダー:シーガー8号 2ヒロ
フック:虫ヘッドパワー2g+虫パフックM
エサ:瀬戸貝など
スタッフ 西浦伸至