昨年11月下旬に網膜剝離になってしまい、しばらく釣りに行けない日々が続いていました。
2月辺りから釣り解禁となって待望の連休を迎えましたが、医師からは2月一杯はまだ激しい運動を控えてくださいと言われていたので、2/23~25はあまり身体を動かさないタンコブゲーム遠征をすることに。
色々行きたい場所はあったものの、今回選んだのは小豆島。
渡船で渡ったことはあるものの、車を乗せてフェリーで渡るのは人生で初めて。
コブダイは多いと噂で聞いてはいましたが、ネットで調べてもそれほど有益な情報はなし。
コブダイには厳しい時期ではありましたが、とりあえず一度現場を自分の目で見てみないと判断できないので、行き当たりばったりで小豆島へチャレンジすることにした次第です。
2/22夕方、仕事を早めに切り上げ、兵庫県姫路港から小豆島フェリーで約100分の航程を経て福田港へ。
夜はメバルを楽しみ、日中はコブダイを狙い、島をぐるっと一周するプランです。
あいにくの小雨模様でしたが、風裏の漁港に入り、メバル弾丸1~1.5g+ドロメシャッド1.3インチで小~中型のメバルが数釣れたので満足し、目星をつけていたポイント近くで就寝。
翌朝は雨。
天気は悪いものの、サビキ釣りでアジが釣れているせいか、ポイントには人が多く活気がありました。
水深があり、敷石の範囲も広いので釣れると思っていましたが…昼前まで竿を出すも、エサ取りすらおらずノーバイト。
粘れば釣れたかもしれませんが、ここで粘ると島を一周できないかもしれないので、早めに切り上げることにしました。
昼食には地元の人気店でラーメンを。
冷えた身体に熱々スープが染みわたります…。
大きくポイントを移動し、湾外の漁港へ移動。
足元はぎりぎり視認できるレベルでそれほど水深はありませんが、ブレイクの先はそれなりに水深はありそうで、岬の先端付近で潮通しは良く、コブダイの魚影は期待できそう。
エサは瀬戸貝を使用。
竿出しをする前に数粒マキエを投入し、ポイントを作り、エサ取りがほとんどいない時期なので竿は2本出しで、遠近投げ分けてアタリを待ちます。
虫ヘッドパワーは2~10g、虫パフックはLを使用。
このポイントも全くエサ取りがいないので不安が募ります。
ある程度底が見えるので、波止上をウロウロしてコブダイを探し回るも、一匹も目視できず。
この時期の小豆島遠征は間違いだったかと後悔し始めた頃、ようやく本命っぽいアタリがありましたが、早合わせしてしまってフッキングせず。
もしかしたら食いが渋いのかも…と、両貝ではなく、半貝にして身をむき出しで狙うと、しばらくしてアタリがあり、今度はしっかり食い込ませてからフッキング。
65cmほどのコブダイでした。
日暮れまではまだ2時間以上あったので、もう1匹ぐらい釣れるだろうと期待しましたが、その後は全く反応なし。
またもラーメンを食べ、風呂に入り、夜はメバル狙いをするも、風裏だった南~西側は全く反応がなく、移動しまくった甲斐あって風表の北側にポイントを見つけ、小~中型の数釣りを楽しむことができました。
小豆島の印象としては、メバルがいる場所、いない場所がはっきりしていて、いる場所は数出るものの型は出ず。
人口が少ない北~東面では魚影が濃いよう思えますが、恐らく私のような初見の者が簡単に入れる場所では大型は出ないのでしょう。
こればかりは通ってみないとわかりません。
翌朝は西面の大型波止にエントリー。
朝から凪、快晴で釣り日和。
水深はたっぷりあり、敷石も広範囲にあり、潮通しも良く、磯も近くにあり、ここでコブダイが釣れないとおかしい好ポイント。
マキエを打って狙いますが…初日と同じく全く反応がありません。
午前中に1匹釣り、昼食を近くの食堂で食べてから違うポイントに入ろうなんて甘い考えでいましたが、思うようにはいきません。
昼から移動しようか悩みましたが、絶対ここにコブダイがいると信じ、腰を据えることにしました。
反応があったのは14時過ぎ。
コブダイと思われる力強いアタリがあり、自分的にはしっかりと食い込ませたつもりでしたがフッキングせず。
鈎掛かりしていなかったのでまたすぐに食うだろうと思っていましたが、次に当たったのは1時間以上経ってから。
同じ個体かわかりませんが、この貴重なチャンスを逃すまいと、合わせたい気持ちをぐっと抑え、しっかりと食い込ませ、コブダイの重みを十分ロッドにのせてからフッキング。
60cmほどのコブダイ。
場所的にもっと大型が居そうなので夕まずめに期待しましたが、追加できずに納竿の時間を迎えました。
元々この日は夜から翌日昼まで雨天の予報でしたので、この日の最終フェリーで帰ろうかと考えていましたが、思いのほかエサ取りがおらず、エサがたっぷり余っていましたので、思い切ってもう一日やることにしました。
最終日は本降りの雨の中、メバルが濃かった漁港の外側を狙うことに。
想定以上に水深が浅くて沖は砂地。
この低水温期では厳しいと思われましたが、とりあえず竿を出してみないとわからないので一応チャレンジしましたが…フグっぽいエサ取りがいただけ。
底がほとんど見えていたにもかかわらず、コブダイの姿が見えないので、10時過ぎには切り上げ、車横付けで釣りができそうなポイントへ移動。
移動したのは前日に竿を出した大型波止の根本付近で、車が横付けでき、しかも大型の捨て石がたっぷりあるのでポイントとしては〇。
ここを最後のポイントと決めたので少し多めにマキエを打ち、瀬戸貝を投入すると、あっさりと1投目にヒット。
40cmほどの中型でした。
ポイント移動後すんなりと釣れたので、きっと追加できるだろうと思っていましたが、なぜか乗らないアタリが数回(竿先が引っ手繰られる強いアタリでしたが、エサに傷が入っていなかったので魚ではなかったかも)あったぐらい。
17:15のフェリーで小豆島を後にしました。
今回は低水温期でエサ取りが少なく、ある意味釣りやすい時期ではありましたが、瀬戸内のコブダイの春シーズンは水温が上がる4~5月頃。
きっとその頃には数も期待できると思いますので、興味のある方は小豆島へチャレンジしてください。
地元の方に聞いたところ、小豆島ではほとんどの波止で釣りは可能なようですが(ご確認の上、竿を出してください)、駐車スペースがない場所もあったりしますので、迷惑駐車やゴミ、騒音などのマナーにはくれぐれも注意し、釣りをさせていただいている気持ちをもって、釣りをお楽しみいただければ幸いです。
スタッフ 西浦伸至