先日夏季休業を利用し、4年ぶりに北海道遠征釣行へ行ってきました。
アキアジ、トラウト、アユイングをみっちりと楽しんできましたので、その模様をㇾポートします。
8/11の神戸空港から新千歳空港への最終便で道内入りし、友人の荒道俊さんと合流。
一気に道東方面へ走り、第一本命のアキアジ(シロサケ)を求めて海岸線を走り回ってポイント探しをすることに。
まだ時期が早いためか、釣り人一人すらいない状況。
数か所回ったところで、荒さんが目星を付けていた付近に夜明け前にも関わらず祭りのように釣り人が集まっている河口のサーフがあり、そこで竿を出すことにしました。
アキアジ釣りは全くの初チャレンジ。
タックルはMAX100gぐらいのロッドで、PE2号、フロロリーダー12号(先日の虫ヘッドおじさん目指せ100魚種の旅で使ったそのまま笑)。
仕掛は浮子ルアーと呼ばれる北海道のアキアジ釣りでは独特のシステムで、レンジキープをするための大型ウキの下にスプーン45gを付けます。
ウキは遊動式で、ウキ下は1.5mほど。
暗い時間からのスタートだったので、ウキにライトをセット。※これがないと確実に周囲とオマツリします
スプーンには、荒さんがジガーライト早掛#1/0とタコベイトを使って作ったツインフックをセット。
鮭釣りにはやや細軸と思われますが、強度的に問題はなく、フッキング率も高くて早合わせが可能、貫通力が高くてバラシにくいので好んで使用しているとのこと。
そしてフックには集魚剤を添加したサンマの切身をちょこっとだけ刺して準備OK。
河口からずらりと人が並んでいましたので、端側へ入らせていただいてから、釣り開始。
潮は左から右へ流れており、潮上の釣り人がキャストしてから少し待ってやや潮上にキャスト。
ハンドル1回転/2~3秒ほどのスローリトリーブで流していきます。
サケは朝まずめが時合いと聞いていたので期待していましたが、夜が明けても全然反応なし。
今日は駄目なのか…と落胆しつつも投げ続けていると、完全に明るくなってから河口側の方にヒットがあり、沖で跳ねが見られるようになりました。
キャスト圏外にはボートから狙っている方も増えてきて、なんとなく雰囲気は良いのですが、状況は今一つ。
このままでは釣れる気がしないので、移動も視野に入れていましたが、荒さんが地元の方から7時半頃に時合いがあるとお聞きしたので、しばらくは粘ることにしました。
河口付近で竿が時々曲がり、自分の前でも跳ねが見られるようになったタイミングで荒さんから55gのスプーンにチェンジしてはとアドバイスをいただいたのでその通りにすると、その数投後、大遠投した直後にアタリがあり、合わせを入れるとフッキング成功。
ジガーライト早掛の貫通力に助けられました。
周囲に迷惑をかけたくなかったので、ドラグはガチガチでゴリ巻きし、最後は波に乗せてサーフにズリ上げ。
60cmほどの綺麗なメス。
サケは石川県手取川での有効利用調査以外で釣ったことが無かったので、人生初の海でのサケでした。
そして荒さんにもヒット。
いかつい顔のパワフルなオスでした。
川を挟んで反対側で、ブッ込み釣りの方が一人連発しているのが見えたので、様子を見るためそちらへ移動し、2ヒット1キャッチ。
正直なところ、北海道のアキアジ釣りは釣場が混み合っているイメージがあったので、経験もないのに苦手意識がありましたが、実際にやってみるとほぼ皆さん周囲のことを考えながら釣りをされているのでさほど仕掛けが絡むこともありませんでしたし、付近の方とコミュニケーションをとりながら釣りをすることで、気持ちよく釣りが楽しめることがわかったのが、釣果よりも収穫。
百聞は一見に如かずでした。
このまま釣り続けていたら追加はできたと思いますが、日本の最東端へ行くことも目的でしたので、そちらへ行って昼食を済ませ、夕まずめ狙いで同じポイントにチャレンジしましたが、夕方は特にアタリもなく終了。
8/13と14はネイティブレインボー狙いで付近の川をうろうろ。
型は出ませんでしたが、ヒレピンの美しいニジマスが釣れ、アメマス混じりで楽しむことができました。
8/14の晩に札幌で友人の千葉栄治さん夫婦と食事をして、最終日の8/15は道央の河川でアユイングにチャレンジすることに。
付近の漁協がある川ではアユイングができないため、漁協のない川で天然遡上を探すことからスタート。
2時間近く川見を繰り返すと、川幅2mぐらいの小河川で鮎が見え、さらにその近くの川では数、型ともに申し分ない群れ鮎を見つけることができたので、その川にチャレンジすることに。
一応上流も探索しましたが、なぜか全く姿が見えないので、下流域にエントリー。
途中の林道には古かったものの熊の糞があったので、熊も怖いですし。。
タックルはレインボー用のPE0.5号、リーダーザイト磯フロロ3号をそのまま使い、フックは鮎ルアーのフックキープ重視で、スナップは鮎ルアーのスナップリーリング用#00。
ただ、鮎はいるものの、ほぼ群れ鮎で、瀬にはあまり入っていない状況。
掛かりそうな場所を転々としていると、瀬落ちの深場の大きな石に縄張りを持っていそうな鮎を発見。
しばらく狙っていると一瞬掛かってくれましたがバラシ。
諦めて下流の平瀬へ移動すると、荒さんが私が諦めた深場で良型を掛けました。
平瀬には垢を食む鮎がよく見えるものの、追い気がないのか全く掛かりません。
どこかに縄張りを持っている鮎はいないかと、50cm刻みで細かく探るとなんとか2匹手にすることができました。
さらに下流も探りましたが反応がないため他の川を探索していると、予約していた航空機が台風の影響で欠航となったため強制終了。
連休最終日となる翌日の関西行きの便は全て埋まっていたため、急きょ新幹線で帰るため新函館北斗駅へ向かい、東京駅を経由し、翌昼に無事帰宅。
久しぶりの北海道遠征は、楽しくて、涼しくて、美味しくて、最高の夏季休暇となりました。
釣ったアキアジが想像以上に美味しかったので、いつか余裕があれば釣ったアキアジを現地で食べてみたいと思います。
スタッフ 西浦伸至