GW中盤戦以降、いよいよまとまった雨や放水量があり、愛本観測所の流量は最も釣果が出る目安となる40㎥/sから80㎥/sの日々が続いています。「黒部川は5月からだよ」と聞いていたように、一気に釣果情報が入ってきました。
組合員でもある地元のサクラマスアングラーも69cm 5kgのビックサイズを獲られたそうで喜びの声を聴きました。やはり地元の方々は情報を持っています。県外の方々にも親切に教えてくれたり、お話ししやすい良い方ばかりです。
GW初日の4/29に念願の黒部鱒を手にした私は肩の荷が下り、少し楽な気分で次の黒部鱒を狙うことができます。
今回はサクラマス釣りの最上流付近にある無料のキャンプ場施設(墓ノ木キャンプ場)を利用して、家族サービスと称して嫁さんの両親もつれて久々にバーベキューキャンプをして、釣りをするのに準備万全です。
5/5(金)、だいぶ黒部川の釣りになれてきたこともあり、朝一は上流からポイントを探して車で河川の土手を流していきます。新幹線付近が人気で、すでにアングラーがスタンバイしていました。下流方面はアングラーは少なく、黒部大橋~四十八ヶ瀬橋上流左岸辺りは水深が無く人気なのは右岸でした。
明るくなってきてから膝までの水深の川を切り、竿抜けポイントを狙います。黒部川は100mぐらいある1つの瀬を独り占めで釣り下れます。そして次々に出現するポイントを攻め楽しみます。
am7:00、流れの中の少したるみで銀色の魚体が「ギラッ」現れましたが、ルアーのある位置とは違います。ルアーを替えて2投目、「チョンチョン」とシンキングミノーを跳ね上げていると岸際で「ギラッ」反転して食いそこねます。内心ドキドキしながらすぐにルアーをDコンタクト85ブルーピンクに変更します。フックはSTX‐45 #6を装着。
再度、同じところに投入してアクションを加えずにただ巻きしていると、ギラギラローリングしながらヒットしました。「フワッ」とテンションが抜けたときにルアーを咥えていたのでしょうか? サクラマスはずっとローリングしていて簡単に岸に乗り上がり、かっこ悪いながらネットをかぶせて58cm 2.2kgのサクラマスをランディングできました。
その後色んな瀬をランガンして2回サクラマスらしきアタリと「ギラッ」とした影がありましたが、ヒットには繋げられないまま昼休憩して夕まずめに備えます。
2ndラウンド開始してから1時間後のpm16:30、午前中攻めていたポイントの対岸のプールででシュガー2/3ディープ92F クリアレモンを引いていると、黒い幻影が見えたような気がしたので色違いのメッキアユに替えました。その1投後……ゆっくりステディーリトリーブをしていると、ロッドティップが引き込まれると同時にドラグが出ていきます。
頭の振り方的に大型と感じ、怒らさないように少しドラグを緩めました。この時のフックはST‐36MF #5でした。細軸なので強引にいかないようにします。何度も何度も寄っては離れてを繰り返されましたが、岸にずり上げランディングしました。68cm 4.0kg 黒部漁協の監視員さんがちょうど見ておられて写真撮影と長寸を確認されました。
初めはフロントフックが口に刺さっていましたが、最後はリアフックがエラブタ皮1枚でした。それで何度もの締め込みに耐えてくれました。
チェイスが見られたらすぐにルアーチェンジすることでヒットに持ち込めたように思います。見えないところでもルアーを追いかけてきている可能性があるので、頻繁にルアーチェンジとフックポイント確認をするようにしております。
※どこの釣り場でも入川する際、川石はコケがついており滑りやすく、転倒して流されるようなことがあります。私自身も過去に何回か流されそうになったことがありますが、ライフジャケットを着用しているので落ち着いて対応でき、最悪の事態は回避しております。ライフジャケットを着用して安全第一で楽しく釣りをすることに心がけていただきたいと思います。
【1匹目】
・本流トラウト用8.4ftのスピニングロッド
・c5000番のスピニングリール
・ファイヤーライン1.5号 リーダーはナイロン20lb 2m(FGノットで結束)
【2匹目】
・本流トラウト用8.2ftのベイトロッド
・100クラスのベイトリール
・PE3号 リーダーはナイロン20lb 2m(FGノットで結束)
・ルアーの結束はオーナーカルティバ・クイックスナップX #1(ナイロンリーダーとの結束はパロマーノット)
・魚との接点であるフロントフックはST-36 MF(マジックフッ素仕様)#5を使用。またはSTX-45 #6