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「激流に挑む」2023年黒部川サクラマスpart1

九頭竜川水系でのサクラマス釣りに魅了されて10数年、同じ北陸にあって激流で知られる黒部川サクラマスに応募してようやく手にしたプラチナチケットで初の黒部川激流に挑みました。

北アルプス、立山連峰の絶景をバックに釣り。
赤いアーチの愛本橋を扇の要とした臨海扇状地を形成しながら富山湾に注いでいます。
降雪量と急こう配が生み出す激流は古く昔から名所となっています。
松尾芭蕉が奥の細道の中で黒部川を渡るのに難儀した様を残している「くろべ四十八ヶ瀬とかや 数知らぬ川をわたりて 那古という浦に出づ」この句碑が黒部大橋の側にあり、またサクラマスアングラーが必ず立ち寄り記念撮影をする「激流に挑む」句碑を目の当たりにしてモチベーションを高めていきます。

3月の解禁日に来ましたが、水量が低く漁協からは3匹の釣果があったと発信されてました。
愛本観測所の流量が40㎥/sから80㎥/sが最も釣果が出る目安であると黒部川を良く知る友人から聞きましたが、放水量に関わらず度々足を運びました。

事前情報通り、生命感(アタリ)が出たのは4月の後半に40㎥/sの流量の時でした。
なんとバイブレーションで黒部川では出会うことがない、サクラマスより釣るのが難しいといわれたコイ科の魚 ウグイが釣れました。

その翌週、GW初日の4/29 、釣り開始してから10分後の5:10に待望の黒部鱒(サクラマス)68.5cm 4.4kgをキャッチ。

割と浅場なポイントでディープミノーを砂底石にノックしながら平打ちさせるイメージで反応しました。
「コツコツ」と底を叩いている中で重みを増して魚信に変化。
まだこの時にはまだ合わせを入れません。
ロッドティップが引き込まれて魚が反転して重みが手元に伝わってからフッキング‼
何度も底に張り付き動きが止まったり、沈みテトラに潜られそうになりながら幸運にもネットインすることができました。
サクラマスとのファイトはどんな魚とのやり取りよりもしびれます。
またキャッチした時の喜びは何事にも代えがたい山・川・海からのご褒美。

最後に気を付けなければいけないのは底石を掻いて鈎先がすぐに傷んでくるので、フックシャープナーと替フック(ST-36MF #5)を常に携帯して研いだり取り替えたりします。
なかなかサクラマスからのコンタクト回数は少なく、兎に角鈎先を常にチェックをすることが重要です。

またどこの釣り場でも入川する際、川石はコケがついており滑りやすく、転倒して流されるようなことがあります。
私自身も過去に何回か流されそうになったことがありますが、ライフジャケットを着用しているので落ち着いて最悪の事態は回避しております。
落水時の対処が速いライフジャケットを着用しての釣りを進めていき、安全第一で楽しく釣りをすることに心がけたいと思います。

・本流トラウト用8.4ftのロッド
・c5000番のスピニングリール
・ファイヤーライン1.5号 リーダーナイロン20ポンド 2m (FGノットで結束)
・ルアーとの結束はカルティバ・クイックスナップX #1 (ナイロンリーダーとの結束はパロマーノット)
・魚との接点であるフロントフックはST-36 MF(マジックフッ素仕様)#5を使用。リアはST-36BC #5

カルティバフィールドテスター 中山 隆夫

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