この日は3/25、26と二日連続で釣友の松岡さんと和歌山県小浦一文字へ釣行してきました。
ターゲットはカブセ釣り風虫ヘッドでのイシダイと、波風があったのでテトラ帯でのヒラスズキです。
船は浜吉丸さんを利用。
雨天強風のためか客は私たち2名だけでしたので、出船を遅らせてもらって5時半に出船。
風は強く、波は予報よりも少し高く、ヒラスズキには絶好のロケーション。
サラシが薄いのでローライトな状況でないと食いが渋いだろうと想定し、まずはテトラの内側から攻めることにしました。
ルアーはセットアッパーランカーハンター125S-DRで、フックはSTX-58#3。
ヒラスズキだけを狙うならサラシがほとんどないのでシャロー系のミノーで攻めるのがいいと思いますが、青物の回遊もあるので、飛距離が出てしっかりと泳がせることができるこちらのルアーをセレクト。
波止から斜めにキャストし、沈みテトラ付近を攻めていると、数投後にヒット。
途中、沈みテトラに巻かれて冷や冷やしましたが、一か八かスプールを押さえてラインを出さないように強引に引きずり出してキャッチ。
65cmほどのメジロでした。
ボウズを逃れたことに安心し、石鯛狙いをスタート。
しかし強い横風でアタリがわからず、かつエサ取りの猛攻に遭い、全然釣れる気がしません。
この日は他の釣り人6名が別の渡船屋さんで渡っていましたが、誰も外側のテトラのサラシを攻めていないので、しばらくしていた石鯛狙いをいったん中止し、ヒラスズキを狙いにいくことに。
外側は2mほどの北からのウネリ。
リップレス系のミノーで攻めるとアタリは頻発しましたが、なかなかフッキングには至らず、掛かってもすぐにばれたため、食い込みが良いグロブス105クリアー+STX-58#3(リアにマスクドスピンM装着でアピール力をプラス)で攻めると、一発でヒット、バラシ。
そしてキャッチ。
これが正解だと続けて使っているとすぐにまたヒットしましたが、型が良く、テトラの中で暴れられて残念ながらラインブレイク。
ベースに戻り、リーダーを組み直して再チャレンジ。
ルアーはTuned K-TEN リップレスミノー120mmで、フックはSTX-45ZN#3。
横風が強く、なかなか上手くルアーが入りませんが、風を利用したドリフトでミノーをテトラに寄せるとヒット。
その後、反応が無くなったので、足場が高くてもしっかり泳ぐセットアッパーにして、ジャークしてヒラを打たせながらテトラ周りを攻めるとアタリが復活。
ルアー交換の重要性を再認識しました。
当たってくるのはヒラスズキだけでなく、メジロもヒット。
そちらは残念ながら私の不注意で、ランディングするため足元で攻防しているうちにメインラインが波止の角に擦れてしまってラインブレイク。
情けないミスでした。
石鯛狙いを再開しましたが、小型コブダイの水面バラシはあったものの、状況は大きく変わらず。
そうこうしているうちにイワシが波止際に見えるようになり、内側のテトラ付近で時折鳥山やボイルが発生し、他のルアーマンが竿を曲げているのが見えるようになりました。
今回ルアーを車の中に忘れた松岡さんにセットアッパーランカーハンター125S-DR/STX-58#3を貸し、二人で狙いに行くと、テトラ際を攻めた松岡さんがヒラスズキを連発し、さらにメジロもゲット。
サラシはほぼ無い状況でしたが、ベイトが入って活性が上がっていたようです。
全体的にハイプレッシャーな和歌山県下でなかなかこんな状況に出くわすことはありません。
私も同様にTuned K-TENリップレスミノー120mm/STX-45ZN#3でテトラ際を攻め、バラシがあったものの、短時間でヒラスズキを3匹キャッチし、満足して石鯛狙いを再開。
しかしやはり石鯛は×。
変わりに青物の気配はよく、大型のサワラが跳ねている光景も。
いつでもキャストできるように準備し、ボイルが発生したら狙いに行くスタイルで釣り続けていると、波止際でボイルがあったので、ダッシュして狙いに行くと、80cmのメジロがヒット。
そして最後には、まさかのヨコワがヒット。
クロマグロの30キロ未満は採捕禁止で、釣れてしまったら直ちにリリースしなくてはなりません。
PE2号タックルで、しかもフックはSTX-45ZN#3でしたので、取り込みには少々時間がかかりました。
急いでフックを外し、さっと写真を撮ってリリース。
元気に泳ぎ去ってくれて一安心。
オカッパリからの釣りでクロマグロが掛かることは滅多にあるものではありませんが…万が一掛かってしまった時はご注意ください。
この日に釣れた魚はこれが最後。
結局石鯛は二人とも釣れずでした。
当日の模様を個人のyoutubeアカウントにアップしていますので、よろしければそちらもご覧ください。
翌日3/26も小浦一文字へ釣行。
同所の落し込み石鯛マスターであり、日本屈指の友釣りエキスパートでもある上田弘幸さんに同行させていただくこととなりましたが、前日と同様の爆風で、しかも横殴りの雨。
そして強烈なエサ取り。
私たちには全く太刀打ちできない状況下、上田さんはザ・ROCKで本命を仕留めました。
上田さんは磯竿でしたので、強風下のロッドコントロールは難しいはずですが…さすがとしか言いようがありません。
残念ながらこの日私は結局ガシラ1匹という貧果に終わりましたが、名手の技を目の当たりにして、改めてこの釣りの奥深さを知り、釣果以上に得た物が大きな一日となり、大満足。
でもやっぱり釣りたいので、近いうちにリベンジしたいと思います(笑)
スタッフ 西浦伸至