3月に入った頃からシーズンを迎えるヒラマサを狙ったジギング&トップゲーム。

例年、五島列島海域から始まり4月には玄界灘や八里ヶ瀬、5〜6月に兵庫、北陸、佐渡島でピークを迎えます。

その中でも走りとなる3月は、まだまだまだヒラマサも準備段階。
産卵場近くの瀬に集結しつつ、体力作りをそろそろ意識しだす頃です。

今回は4月にヒラマサゲームのTV収録があるため、予行演習として山口県見島沖の八里ヶ瀬に行ってきました。

今回お世話になった船は油谷川尻の寛漁丸さん。

八里までの道中に今年の傾向を伺ってみると、例年のコイカなどのマイクロパターンではなく、20センチ前後のマイワシが瀬に出たり入ったりと近年にはなかなか無い状況とのこと。

大型の群れで、かつ泳ぐスピードが速いため、なかなかルアーへの反応が悪く難易度は高いとのことなので、先ずはトップゲームの高速引きから様子をみることにします。

フックは直線的で高速引きがしやすいショートアシストタイプのショートチェイサーにダイブベイト210をチョイス。

ショートピッチの高速引きで試してみると早速、後ろから吸いばむようにバイト。

トルクフルな引きを見せたのは、10キロオーバーの巨鰤。

ショートチェイサーが捉えたのはやや口先付近でしたので、マイクロベイトなどでよく見かける弱点バイトでの掛かり方に少々迷いが生じながらも高速引きを繰り返すと、また10キロ級の巨ブリやハマチが連続ヒット。

トリプルをセットしている同僚はミスバイトでフックアップに持ち込めていないところをみると、ショートチェイサーの軽さが吸い込みを助長しているのが見て分かります。

ただヒラマサからのコンタクトはまだなかったので、今度はパドルベイト220にショートチェイサー9/0ツインをセットし、水中の高速引きに切り替えると1発で水柱が大きく上がるほどのビッグバイト。

何度も突っ込む強烈な攻防に巨マサを確信して上がってきたのは、ルアーを丸呑みしたヒラマサ13キロ。

完璧にアクションにロックオンしたバイトとなりました。

この後は、この時期に八里で狙えるカンパチをジギングで狙うも、コイカベイトがおらずポロポロと釣れた程度と、ジギングの方は今のところ例年より難しいパターンのようです。

この後、夕方もキャストで大型を狙うものの、晴天ベタ凪に潮なしと悪条件が揃ってしまったため早めに納竿としました。

次の釣行は4月に収録となります。
その頃には産卵を意識したヒラマサの荒喰いに期待しつつも、今回のようなマイワシパターンやマイクロベイトの存在も意識しつつ調整したいと思います。

■釣行日　3/21

■使用タックル
ロッド EXP4〜6パワー
リール スピニング14000番
ライン PE6〜8号
リーダー ナイロン100〜150lb
ルアー ダイブペンシル190〜240cm
フック ショートチェイサー7/0〜11/0ツイン仕様

スタッフ 藤岡裕樹