関西エリアで夏の釣りと言えば、タコ、イカと軟体系の釣りモノがメインとなりますが、ひっそり？と人気なのが、船キス釣り。
出船している遊漁船が多くないので、あまり話題にはなりにくい釣種のひとつ。
キスは釣ってヨシ！食べてヨシ！なターゲット。
今回は初めて挑戦して、来たのでレポートしてみたいと思います。

お世話になったのは、姫路飾磨より出船の「知々丸」さん関西では貴重な船キス便を定期運航されています。

初めての釣りだったので、釣り方や道具を事前に色々聞きましたが、「底トントンしてたら釣れるよ。」「竿？何でもいいよ」的な話が多くイマイチ良くわかりません。

オモリは30号統一、スピニングリールは禁止なので
太刀魚テンヤ用の竿を準備。

仕掛は4種類(ハリの種類で選びました。)
◆速攻キス2本4組　9号
[競技型のハリで仕掛が1mで徳用パック]

◆阿部式キス競技用2本 9号
[競技型のハリで仕掛が80cm]

◆キスボート　7号
[オーソドックス流線型のハリで金鈎でアピール重視]

◆からまん天秤　18cm、15cm
[仕掛が絡み難い天秤です。ストレスなく釣りが出来るナイスアイテム]

とりあえず、取回しの良い短い阿部キス&からまん天秤15cmでスタート。
餌は石ゴカイをメインに青イソメを少々。
手返し良く釣るために石粉も用意。

釣り方もわからないので、横の方に聞きながら見様見真似でやってみます。
キスは底にいるので仕掛をズルズルすれば釣れると思われがちですが、少し浮いた所を泳いでいますので、オモリをズルズルすると釣れません。
誘いをかけて少しオモリを底から浮かして待つ。

最初、中々アタリが出ない渋い状況。
アタリが出ても掛らない・・・
いきなり迷宮入りです。

常連の方はコンスタントにアタリを捉え、数を伸ばされているので、何かが違うのですが、何か？がわかりません。

合わせ方を即合わせから、聞きアワセに変えたり、仕掛のハリ形状を変えたりとしてみますが、当たるけれど、乗らない状況が続きます。

仕掛が短く、竿も硬いので違和感が有り離すのかと思い、天秤を15cm→18cm、仕掛を80cm→1mに変更。

ようやく、ポロポロとアタリを捉えられるようになりました。
潮が変わると、動かすとアタリが出なくなり、ロングステイが有効に。ただアタリダナがシビアで、数10cmズレるとアタリが出ない。

初心者でも簡単に釣れるのですが、パターン、仕掛、タックルと細かく合わせる事でより釣果が変わってくるのを実感。
釣果は、ボチボチでしたが、ゲーム性の高さにハマりそうです。

もちろん釣り後は天ぷら&刺身で美味しく頂きました。
釣ってヨシ！食べてヨシ！のターゲット船キス
皆様も挑戦してみて下さい。

■釣行日　7/12

■使用タックル
ロッド　太刀魚テンヤ用　7:3/8:2
リール　小型両軸リール
ライン　PE0.8 号、リーダーフロロ4号
オモリ　30号

スタッフ 大東哲也