皆さんこんにちは。
スタッフの三浦です。
今年のGWはいかがお過ごしでしたでしょうか。
今回は比較的長期のお休みで、普段行けない遠征釣行に行かれた方も多かったのではないでしょうか。
私も今回のGWは7日間のお休みをいただき、年明け頃からスタッフ豊村と長崎でのジギング釣行を計画していた所、熊本在住の私が九州の河川で鮎釣りを教えていただいている知人の林さんからGWは九州に来るならいい時期だから鹿児島の甑島にフカセ釣りにおいでと誘っていただき、急遽フカセ釣り用に2日間の日程を調整!
前半はエサ釣り、後半はルアー釣りの豪華二本立てのプランで釣りの旅に行ってきました。
後半の長崎ジギング釣行はスタッフ豊村より先にレポートが上がっておりますのでそちらもご覧下さい。私は前半のフカセ釣りのレポートをご紹介したいと思います。
まずは、自宅のある兵庫県西脇市を出発し、今回フカセ釣りでお世話になった蝶栄丸さんの出港地、鹿児島県串木野港を目指し西へとひたすら車を走らせます。
5/1の出船前日の深夜に無事、串木野港に到着。
林さんを始め、同行していただく方々も続々到着し、久しぶりの再会についつい話込んでしまいましたが、大量の荷物を積み込み甑島に向けて出発!
1日目に渡礁した磯は、上甑島の犬島。
朝日を眺めながら、タックルをセットします。
スタートの仕掛けは、ウキ0号、道糸/磯の白3号をクレンスイベルでハリス/ザイト・磯フロロ2.5号と接続し、スクラムストッパーを装着。
ハリスを2ヒロ程度取った先に、朝イチは足元から強いサラシが出ていたのと、どんな魚が来るかわからない初フィールドと言う事で、馴染むための重量+強度のある中軸の鈎のイメージで拳グレ6号を選択。
サラシの払い出す先で馴染ませて行きます。
数投後、スーッとウキが入って行き、しっかり合わせると小気味良い引きでタモに収まったのは30センチ強の口太グレ。
とりあえず甑島グレをキャッチ出来たので一安心したのも束の間、ここから潮が緩んだのか、カラフルなブダイの猛攻が始まります。
中には、地を這うような強烈な引きで沖のシモリに突進し、仕掛けをブチ切って行く大型ブダイもいてこれはこれで楽しめていいのですがあまりにもブダイがアタリ過ぎるので、少し仕掛けを遠目にキャストし、流すコースを変えてみる事に。
すると、またグレのアタリが復活し、ポロポロとですがヒットしてきます。
一方、林さんに目をやると、釣り座から少し先の大きな岩盤の切れ目にグレのハニースポットを見つけ、コンスタントにグレをヒットさせています。
私にも定期的にアタリはあるもののなかなかウキが引き込まれず、攻めあぐねていたのですが、林さんに話を聞くと、極小の手作りの管付きウキを用いた半誘導仕掛けで極限まで食い込み抵抗を少なくし、小さなアタリを丁寧に食い込ませながら釣っているとの事。
やはり通い込んだエキスパートは経験値が違いますね。
その後、昼過ぎに1日目の沖上がり時間を迎え離島ならではの絶景を楽しみながら帰港。
帰港後、串木野周辺は温泉の名地でたくさんの温泉がありますので温泉に入り車中泊で就寝。
皆さんも甑島に釣行される際にはぜひ温泉にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
翌2日目、この日は前日よりウネリが落ちていたので、尾長グレの魚影の濃い人気磯、松島のダマに上がる事ができました。
この磯は比較的足場が良く、足元から素直に沖に向かって潮とサラシが払い出して行くので非常に釣りやすかったです。
この日は、林さんに自作ウキをお借りし、鈎のサイズも落とし食い込み重視の仕掛けをセットして見ました。
鈎のサイズを落とすとは言っても引きの強い尾長グレがアタックしてくる事を想定し、強靭な鈎をと言う事で、ザ・ROCKを選択。
足元から仕掛けを投入し、払い出す潮に乗せて仕掛けを送り出し、ハリス+半ヒロの位置にがっちりウキ止を付けた半誘導仕掛けで、低浮力のウキがガン玉なしで込み潮によってシモっていく状況です。
ウキが見えなくなった所で、道糸を張らず緩めずの状態で待っていると突然糸が弾き飛びます!
足元の突っ込みを何度か耐え、浮いて来たのは綺麗な魚体の尾長グレ。
並んで釣っていた林さんにも、ビッグヒット!
ガンガン首を振る引きに「グレじゃないですね?」と言っていたらグッドサイズのマダイが浮上!
このマダイを皮切りに、時合い到来‼️
40センチ前後の良型グレが尾長混じりで連発します!
2回ほど制御不能のモンスターのヒットもありテンションMAXです笑
短い時合いでしたがこれぞ離島遠征と思える入れ食いを堪能し、魚をクーラーに入れながら余韻に浸っていると、船長から連絡があり名礁 双子のハナレに瀬変わりできるよとの連絡!
残り時間も少ないですが、急いで片付けをし、船に飛び乗ります!
到着したのは、目の前が小さなワンドになっておりその沖を下潮の激流が走っているポイントです。
さすが名礁と言った所で、一投目からヒットしてきます。
コンスタントに当たりが続く中、潮が引き本流の真横の釣り座まで歩いて行ける様になり、せっかくなので本流を流してみる事に。
普段、瀬戸内の激流で用いている仕掛けでできるだろうと、00号の円錐ウキを使った全誘導仕掛けに、G5・G6のガン玉を段打ちし、流芯の中層を漂うイメージでどんどん流して行きます。
50〜60m流した頃「バチバチッ」と激しいアタリが来ます!
ここでも入れ食い状態に突入し、流れの中で抵抗する強烈な引きを何度も楽しんでいましたが、迎えの時間となりストップフィッシング。
2日間を通して、いろんな魚に出会えた大満足の甑島釣行になりました。
今回の釣行では、食い渋りや食い込ませる為の小鈎でいて、強靭な鈎の必要性を改めて実感。
繊細な仕掛けのセッティングももっと勉強していかないといけないなと感じる釣行となりました。
2日目の帰港後、弊社鮎インストラクターの髙橋祐次さんが宇治群島に石鯛狙いで来られており、林さんは私と2日間の甑島での釣りを終えたにも関わらず、祐次さんグループと合流し、この日の深夜から出船し宇治群島に向かうとの事。
60歳超えてるのにどんだけ体力あるねん!笑と思いましたがやっぱり名人は体力も情熱も凄すぎました。
【タックルデータ】
ロッド:極翔 1.5号 5.3m
リール:ハイパーフォース2500番
道糸:磯の白 3号
ウキ:00・0・G2
ハリス:ザイト・磯フロロ2、2.5、3号
鈎:拳グレ、ザ・ROCK、速攻グレ 各4〜6号
パーツ類:スクラムストッパー、がっちりウキ止(スプールタイプ)、クレンスイベル
バッカン:マキエバッカンTYPE2 40センチ
シャク立て:シャクスタンドTYPE2
エサ箱:サシエケースTYPE2
製品課 三浦 天悟