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カブセ釣りのエキスパートに同行釣行

広島の伝統釣法として中国エリアを中心に人気のカブセ釣り。
最近ではyoutuberの方々のご活躍によって、その人気は全国に広まりつつあります。

5/8はそんなカブセ釣りのエキスパートの方々と同行できる機会がいただけたので、島根県浜田市へ足を運びました。

4時、浜田市の渡船加宝丸さんの駐車場に到着し、地元浜田市でカブセ釣りの普及に尽力してる阿妻令さん、youtuberバラシスタの吉本賢二さんと合流。
当日のターゲットはコブダイとイシダイ。
ちょうどシーズンの入れ替わりの時期で、コブダイはそろそろ終盤となり、替わりにイシダイのシーズンがスタートするようです。
イシダイの今年の実績はまだないようですが、水温が18度まで上がり、そろそろ釣れだすタイミングだろうとのこと。

すでに船がスタンバイしていたので、軽く挨拶を交わして乗船。
向かったのは浜田港を守る沖一文字「伍八波止」。
こちらに渡るのは昔ショア青物狙いで渡って以来なので、15年ぶりぐらいでしょうか。
ケーソンの上に建造物がある全国的にも珍しい形状の一文字です。

数分で西側の船着きに到着。
西側の馬島との水道付近で竿を出すこととなりました。
当日は昼から風が強まる予報なので、残念ながら12時までしか竿が出せません。

エサは阿妻さんにご用意いただいた8cmぐらいの大き目のイガイ。
一方吉本さんは牡蠣を使用。

明るくなってから釣りスタート。
マキエ用に用意していただいた小さなイガイを潰して撒き、その付近へサシエを投入します。

東からの風が強く、ウネリもあって水道の流れは複雑。
ウネリにラインが持っていかれてアタリがとりづらいものの、すぐに魚信はありました。
が、どうやらエサ取りの様子。
一応合わせるものの、空振りが続きます。

6時頃、外向きで竿を出していた阿妻さんにヒット。
強烈な引きをフットワークとパワフルなロッドワークでいなし、あっという間にコブダイをランディング。

 


8.7㎏の大型でしたが、「ここにはもっとデカいのがいますよ」とのこと。
浜田のポテンシャルにはただただ驚くばかりです。

阿妻さんのタックルは、カブセ釣り専用竿にPE2号、フロロリーダー7号に、鈎はザ・ROCK13号を使用。
噛まれ切れ防止のため、鈎は15cmほどのPE10号に根巻をして、ハリスとオルブライトノットで接続されていました。

 

一方吉本さんはサンバソウやヒガンフグなどをポツポツとヒットさせていましたが、7時過ぎついに大型の魚信を捉えます。

アタリはごく小さく、最初は本命とは思っていなかったそうですが、次第に本命と気づいたそう。
途中から引きが強烈になり、細竿が折れんばかりに弧を描きます。

波止際の攻防のすえ、やがて海面に浮かんだのはいぶし銀の美しい魚体。

57cmの立派過ぎるオスのイシダイ。
阿妻さんの読み通り、今シーズン初のイシダイが上がりました。
まさかこんな大型イシダイが細竿で上がるとは…カブセ釣りの可能性に驚きを隠せません。

 

朝まずめにいきなり本命を釣り上げたお二人に続けと私も集中して打つ返しを続けますが、フグやイソベラが釣れるのみ。
1度コンッというアタリの後にエサがフワッと持ち上げられる本命っぽいアタリはありましたが、貴重なアタリをモノにすることはできず。

その後は吉本さんが大型コブダイのバラシ、阿妻さんが40cmほどのコブダイを釣り上げ、次第に波、風ともに強まったので12時の納竿となりました。

 

今回私は本命を釣ることはできませんでしたが、カブセ釣り名手のご両人と釣行することができ、カブセ釣りの楽しさ、奥深さ、そして浜田の魅力を知ることができ、大変有意義な釣行となりました。

ただ、やっぱり釣れなかったのは悔しいので、今月中に再度釣行する予定です(笑)

 

スタッフ 西浦伸至

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