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2022年メバリング⑧爆風瀬戸内釣行

こんにちは。
スタッフ渋谷です。

ここのところ天気の機嫌がずっと悪く、ライトゲーマーには厳しい状況が続きますね。
そんな時こそ釣れる引き出しがあれば、なんとか釣りを成立させることができます。
今回はそんな爆風、荒天のライトゲームのレポートです。

荒天の場合のセオリーは風裏ポイントを探すことです。

この時期の強風は北西風がほとんどで、まず私の住んでいる兵庫県では日本海側はもろに風を受けるため、湾奥や波止場の中などポイントが限られてきます。
これによりおのずと瀬戸内側に行くことが増えますが、瀬戸内側のポイントも良型を狙うと、基本潮の中を釣る釣り場が多く、外海に面しているポイントが大型が出やすいです。

こういった潮通しの良いポイントは、風がモロに吹き抜ける場所になり、基本足場も高く、通常のライトゲームタックルでは釣りにならないことが多いです。
ですので瀬戸内側の荒天時に良型を狙う場合

・潮通しが良い
・足場が低い(ティップが海面付近まで近づけれる)
・風下方向にキャストできる

これが条件になります。

あとは北西風の場合、風裏になる淡路島の東面に釣行するかです。

兵庫県下での荒天時、ポイント選びはこんな感じで考えています。

 

ではレポートです。
※数回の釣行レポートになります。

まずは明石方面のポイントです。
ここは潮通しが良く、手前付近のシモリや海藻にメバルが付いていることが多いです。

日暮れ前の満潮付近のタイミングでエントリー。
風も8mほどと普通に釣りする分には難しい状況なので、足場の低い風を背負って投げれる場所に位置取り、釣りを開始します。

開けている場所なので、風が巻くことなく、一定の方行に強風です。
重さのあるシンペンを風下側に軽くキャストし、すぐに糸ふけを取り、ティップを海中に浸けリトリーブします。

この時の風に任せて遠投しない事がミソになります。
風が強く、ラインが暴れ、遠投すると狙っているコースをトレースできなくなるので、ピンで狙いの少し奥にキャストします。

サイズは小さいですが、狙い通りのヒットです。

この後ショートバイトが1回あったのみで掛けれず、このポイントを後にします。

次のポイントは沖に伸びる堤防で、外面にテトラがずらっと並んでいるポイントです。

外面で釣りたいのですが、風の避けようがないので安全に気を付けてテトラのギリギリまで降りて、トレースしたいコースの風上側45度ぐらいにキャスト。
糸ふけをすぐとり、ティップを海面に付けて何とか10メートルほど探れる状態です。

ジグヘッドで沈めて釣れる状況であれば、ジグヘッドで釣りが可能です。
しかしこんな闇夜の爆風では、軽いジグヘッドは使えず、魚は上ずっている場合重いジグヘッドだとレンジキープできず喰ってくれません。

ですのでレンジを沈めずにスローに誘えるプラグでアプローチします。

この釣り方で5匹ほど釣ることができました。
ラインがふけてアタリが分かりにくいので、勝手にかかる細軸のST-11を使っての釣果でした。


この日はこれ以上サイズが出る気がしないので納竿としました。

別日、サイズの期待できる沖に面した堤防に行きますが、この日は10m級の超強風。
かといって足場の低いポイントでは波を被ってしまい、冬場の夜の寒さにメンタルが持たないです。

通常のライトゲームの釣り方(ジグヘッドやプラグ)ではまともにキャストもできないので、この日は最近試しているサビキ仕掛けで挑戦します。
波止メバルサビキをライトゲームタックルでも扱いやすい寸法に調整して作った仕掛けです。

一番下のスナップに15gほどのフロートを付けて、風上側にキャストし流します。
潮と風向きが同じ方向で、リグの移動スピードが速く、喰わないです。

そこでゆっくり引けるよう、風の真横方向にキャストし、流しつつ潮に当てながら引いてきます。

リグがゆっくり安定して引けたタイミングで当たります。
全て表層直下でのヒットでした。


サビキ仕掛け釣れますね。
この日はこれしか釣りが成立しなかったので助かりました。

爆風時、激流時、タフコン時の救世主になってくれそうな気がします。

この日は上のレンジでしか釣れませんでしたが、フロートをシンカーに変更して、激流帯のボトム転がしでもテストしたいと思います。
瀬戸内の島間の海峡部など、通常のライトゲームでは太刀打ちできない激流帯での釣果が楽しみです。

これから皮カット・カラーパターンや、ハリス長、幹間長など研究していきたいと思います。

別日、この日も爆風で淡路の東面にエントリーします。
東面は冬場の北西風では風裏になり、ライトゲームを行う事ができます。

ただ一応、西面も見ておきたかったので江崎方面を見に行ってみますが、竿を出すことなく移動を決めます・・・
東面の北から津名方面までチェックしていきます。

産卵絡みか水温の急低下か原因は分かりませんが、表層からボトムまで。
潮の通るポイント、潮の緩いストラクチャー絡みの産卵絡みっぽいポイントまですべてチェックしましたがノーバイト。
久しぶりにヒントなく撃沈しました。

淡路には、また良さそうな時期にトライしようと思います。
でも結局風から逃げれるので、また近々訪れることになりそうです。

■タックルデータ
ロッド:ライトゲームロッド6.8~8.2フィート
リール:2000番クラス
ライン:PE0.3号+1.5号フロロリーダー
ルアー:5cmクラス ミノー・シンペン
ジグヘッド:アジ弾丸1.0~2.3g
ワーム:ドロメシャッドM2.5インチ・1.5インチクラスピンテールワーム
フック:ST-36ST-11シリーズ
その他:最強UVライトマルチフォーセップM、一手スナップ使用

スタッフ 渋谷強志

 

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