こんにちはスタッフ藤岡です。
今朝は今年初めて蝉の鳴き声で目が覚めました。
長引く梅雨もそろそろ梅雨明けの兆しがみえてきました。
あと少し、大雨などによる増水や落雷など充分気をつけて釣行を楽しんで下さいね。
さて今回のレポートは梅雨真っ只中での鮎の友釣り。
川釣りになるので雨の影響は凄まじく、しっかりと安全確認できるよう天気予報やライブカメラなど毎日スマホと睨めっこしております。
そんな中、どうやら高知県河川はほとんど雨が降ってない事と、ちょうど大鮎用のテストサンプルが出来上がってきたので、久しぶりに大河川四万十川でひとり旅を満喫してきました。
兵庫県から約5時間で四万十川中流域の大正地区に到着。
昨年は稀にみる大量遡上のおかげで大いに賑わった地区です。
先ずは情報収集で囮屋さんにて年券とオトリを購入。
気になる状況は今年の遡上は例年並みで、解禁以降、まとまった雨もなく釣り荒れ気味と、高水温から土用隠れ状態とのこと。
地元の人でも10匹釣れたら良い方だとなかなか厳しい感じです。
ただし、成長はかなり早く既に28センチ級が出たなどにわかに信じられないサイズですが、今回の大鮎のテストには打ってつけです。
最初のポイントは、昨年、足繁く通った梼原川合流点下流〜JR下までの広いポイントに入ることに。
ここならポイントをよく分かっているので昨年との違いがわかりやすいですね。
河川に入ってみると若干渇水気味でやはり水は高水温。
オトリの水合わせは慎重に行わないといけないレベルです。
また石もベタ垢や垢腐れが多く、スルスルで非常に危ないので注意が必要です。
ただ気になる鮎の方は、どのポイントをみてもハミ後や跳ね鮎も多数確認できるほど、今年も多いようで期待して実践ポイントをランガンしますが…。
1時間後にようやく背掛かりで掛かったのは20センチ級の天然遡上もの。
昨シーズンぶりの四万十鮎に今年も無事に再会することができました。
これでオトリが変わったので期待するものの釣れてくるのはボウズハゼばかり。
どうやら縄張り鮎は非常にナーバスになっているようでまさに土用隠れ状態。
結局14時まで各所をランガンしましたが1鮎のみとかなり厳しい洗練を受けてしまいます。
ここで思い切って場所移動し、昭和小学校裏の瀬が誰も入ってなかったので夕方はここで勝負することに。
ここも大型サイズが期待できる急瀬が続くポイントですので、仕掛はメルファ複合メタルMH0.08号にワンピースフロロ1号42センチ。
ライトチューブ鼻かん7㎜に背ばり2号で挑みます。
ハリはオトリが弱くなっていたので忍の7.5号でスタート。
先ずはオトリの負担の少ない瀬肩から釣り下り、土用隠れパターンで効く泡泡の中や大石の裏などを中心に攻めていくとコレが正解。
単発ながらも拾い釣りでポツポツ掛かり出します。
サイズも20〜24センチ級も飛び出すなど今の時期としては特大サイズばかり。
強いオトリもとれたので、ハリを大鮎テストフックに変えて1番きつい流れに入れて暫く待ってるといきなり目印が吹っ飛びます。
掛かった瞬間から大鮎だと確信できたので、下りながら急いで急瀬の中から外してヘチで弱るのを待ちます。
なんとか取り込めたのは、なんとまぁ27センチ級の大鮎。
話には聞いていたのですが、本当にこの時期に釣れるとはびっくりしました。
これはもしやと思い同じ流れのキツいポイントで待っているとまたもや強烈なアタリがあるものの掛かりません。
一度回収してみてみると、なんとハリス切れしていました。
やはりそこは大鮎相手。
ちゃんとサカサに二重通ししてないといけませんね。
大反省しながらも、大鮎が釣れた満足感で満たされて少々早いですが納竿としました。
四万十にくるといつも泊まるところは、昭和地区にあるふるさと交流センターキャンプ場。
とくに予約する必要もなく空いている場所でキャンプをします。
夜遅くや早朝でも無人チェックイン出来るのが釣り人には魅力。
1泊660円、コインシャワーに水洗トイレなども完備しており、目の前は四万十川なので、囮の管理も安心して行えます。
夜は四万十川を見ながらゆっくり過ごして快眠間違いなしです。
翌早朝、今年はまださほど釣り人も多くないので、2日目は昨年混雑から避けていた超一級ポイントを目指します。
入ったのは、四万十といえばここでしょう。
大正地区三島。
沈下橋から覗くと大量の鮎がそこらじゅうに居ます。
先ずは第二沈下橋下流が空いていたのでそこから入ることに。
仕掛は少し落として、メルファ複合メタルMH0.06号にハリはスティング7.5号。
まずはメインの深瀬の前に、手前のチャラ瀬が綺麗に磨かれていたので入れてみるとあっさり掛かります。
こちらもサイズは20センチ強と良型が取れたので、この元気なオトリをもって深瀬を釣り下ることに。
やはりハイプレッシャーか、見えている割にというか、ほとんど反応ないですが、粘り強く待っていると良いポイントではぽつりと21〜24センチ級が忘れた頃に掛かります。
結局下の荒瀬手前まで打って6鮎でお昼前。
違う場所に移動しようと思いましたが、トラブルに見舞われ今回は強制終了となりました。
久しぶりの四万十川でしたが、そこは大河川。
ダイナミックで鮎はデカいし、ポイントは広大でひとり没頭して楽しめます。
今年もあれだけ鮎がいたのですから、一度水が出たら大鮎パラダイスになるのでは?と目論んでまた四万十川に戻ってきたいと思います。
■使用タックル
竿 サンテック急瀬90
天上糸 天上道糸FC1号
水中糸 ザイト・メルファ複合メタルMH0.06〜0.08号
ワンピース ザイト・鼻かん仕掛糸FC0.8〜1.0号38〜42センチ
鼻かん ライトチューブ鼻かん6.5〜7㎜
サカサ 一体忍サカサ1号
ハリ 大鮎用プロト9号 忍、颯、スティングほか7.5〜8号
背ばり カッパ極2〜4号2.5センチ
スタッフ 藤岡裕樹