こんにちはスタッフ藤岡です。
今春、カルティバからST66に3.5/0(約8g)と4.5/0(約10g)が発売されます。
マニアセッティングとも思えるこの号数も使いこなせたらかなりの武器になるはず!
早速、スタッフたちが春マサ相手にアレコレと試してきたのでその模様をお送りしましょう。
3/26-27 2days 大潮
汐巻〜八里ヶ瀬エリア
今回向かった先は山口県長門沖エリア。
前情報ではまだ春マサシーズンの気配は薄く遅れ気味とのこと。
当日は日頃の行いが良いせいか、晴天ベタ凪とヒラマサキャストではなかなか厳しい状況の中スタート。
こういった日は概ねキャストだと、朝と夕方の時合にしか魚の反応が得られないことが多いので、1投目から全集中で挑むもなにやらルアーが滑ってしまい動きが悪め。
そう。
これもキャストあるあるの潮と風が逆パターン。
自分に向かって潮もルアーも来てしまうため、ルアーが適正な水圧を受けることが出来なく動かなくなってしまう現象です。
こうなればどんな動きのいいルアーも封じられて万事休すとなるのですが、実は攻略の鍵はまだ残されています。
そうそれはフックセッティング。
少しだけハリの重量を上げることで水深レンジが下がり、ルアー本体が水流を捉え、フックサイズを少しだけ上げる事で水圧が掛かりルアー本来の動きを取り戻すことができる裏技です。
ただし、非常に繊細なルアーのビルダーセッティング。
大きく変えてしまっては元も子もありません。
繊細なルアーには繊細なセッティングを。
ここで今回の新サイズを含めたST66が真価が発揮されます。
実はST-66。
今回のラインナップで約1gごとに重量を調整できるほか、大きさによる掛かる水圧もコントロールしやすいようデザインされています。
このラインナップを状況に合わせて使いきれるアングラーが、より多くのバイトを得られ、夢の大マサに近付けるのではないかと確信しております。
逆も然り。
緩い潮の動き出しから一気に潮が走る時合に風も合う。
流速が速くなるにつれ、ルアーの速度とキレを上げるには1gフックサイズを落とすと劇的に変化します。
朝夕の時合ではアピール力がものをいう。
一日中投げ続けて分かった傾向と対策したルアー。
その1番信頼できるルアーに少しアレンジを。
フロントは1gおおきく、リアフックは1g小さく。
よりルアーの動きが強調され、キレを増す。
こんな重量とフックサイズによる水圧の魔術を魅せてくれるトリプルフックは私にとってなくてはならない大きな武器。
今年も全国各地で開幕する春マサ。
皆さんの釣行でもその真価を発揮する事を信じて私自身も目一杯楽しみたいと思います。
■釣行日 2021/03/26-27
■使用タックル
ロッド:エクスプロージョン837 845 804
リール:スピニング14000〜20000番
ライン:PE4〜10号
ルアー:ダイブベイト パドルベイト 140〜240
フック:ST&STX 1〜5/0