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四国友釣りツアー

こんにちは!スタッフ大東です。
今回のレポートは、マグロ遠征となる予定でしたが・・・残念ながら中止となり、四国友釣りツアーとなりました。

オーナーばりは、多くの友釣り製品を取り扱っています。
そんな中でも夏場は、重要な商材となるのが、友釣り製品。
入社すると、友釣りを必ず研修で行います。
私が入社したのは、かれこれ10年以上前。
それ以来の友釣りですので、完全に初心者状態で、一からスタートです。

まずは、復習?予習?で動画をチェック。

初めての方でもわかりやすく、準備段階からオトリの買い方、釣り方まで細かく解説されているので、初心者の方にはオススメです。

鮎は、石に生える苔を食べているので、基本的には、餌釣りでは釣れません。
(エサで釣る所もありますが・・・)
基本的には友釣りと言って、オトリ鮎を泳がせて、テリトリーの中に入ってきたオトリを排除しょうとして攻撃してくるところを引っ掛ける釣りになります。

 

今回挑戦したのは、吉野川水系穴内川と、四万十川。
まず、初日は数を釣って、2日目は大きな河川で、デカイ鮎を狙うプランです。

 

友釣りを始めるにあたり、必要になるのが、入漁券(ライセンス)です。
オトリ屋さんや、釣具屋さんで購入します。
その日だけの日券と、一年間有効の年券がありどちらかを購入して川に向かいます。

初日はオトリ屋さんで、オトリ鮎2匹(大体2匹購入が一般的です。慣れない内は3匹とか買っておくと安心です。)と、日券を購入し、ポイント情報を聞いてポイントに向かいます。

 

釣り方は大きく分けて2種類。
竿を立てオトリをコントロールしながらポイントに誘導して釣る「泳がせ釣り」と、竿を寝かせて、アユを引っ張りながらポイントを探って行くのが「引き釣り」

初心者の私は、泳がせ釣りで探っていきますが、中々コントロールしたくても思い通りにならないのが、難しいところ。

糸を張ったり、緩めたりしながらポイントへ誘導しようとしますが、思い通りにならないので、オトリ鮎が元気に泳ぐ間はオトリ任せにします。

アユは川底の石や岩盤に生えている苔を食べているので、石や岩盤の所を狙います。
すると、狙いの所で目印に反応があり、無事1匹ゲット。

天然アユをゲット出来ると、次のアユを掛ける確率もグッとあがります。
友釣りは「循環の釣り」と言われていて、如何に元気なオトリで釣り続けられるか?が釣果に大きく影響してきます。

また、掛かり方や、掛かり所等で、魚の活性や、鈎が合っているのか、いないのか?を判断しながら、セッティングを変えて行くのがセオリーなのですが、私にはまだまだ先の話。

根掛かり、バラしが怖いので、シワリ型でキープ力に優れたスティングの4本錨1択。
釣れる魚のサイズや、流れの速さで鈎号数を変えます。

オトリが無事天然に変わったので、期待を込めて、泳がせると、凄い勢いで目印が飛んで行きました。
デカイのが来たかと期待しましたが、外道のニゴイ。

こんなのが、掛かるとオトリが一気に弱ってしまうので、良い流れが止まってしまいます。

その後、何とか1匹追加しましたが、小さいサイズだったので、ポイント移動を決断。

下流部に移動し、釣り再開。ここでは、丁寧にポイントを探り、何とか2匹を釣りましたが、夕方の時合いを前に雷が・・・

どんな釣りも雷は危険ですが、特に友釣りは10m近い竿を使うので、より危険ですのですぐさま竿を片付け撤収となりました。

2日目は前日の不完全燃焼を解消すべく、四万十川中流域へ。
早朝開始のため、オトリ屋さんは開いておらず、無人のオトリ販売所でオトリを購入しスタート。

事前の情報では、高水温のためオトリ鮎がすぐ死んでしまい、非常に難しいと聞いていましたので、普段以上にオトリの扱いに気をつけながらポイントへエントリー。

狙いのポイントにオトリが泳いで行くと、直ぐに1匹目のアユが掛かりました、サイズも20cmを超え、上々の滑り出し。

すかさずオトリを天然にチェンジすると、良い感じでポイントへ。
またまた、目印がぶっ飛んで行きました。
サイズも大きそうで、中々上がってきません。しばらくやり取りをして上がって来たのは、24cmのナイスサイズ。

そのまま、3匹目も順調にゲットし、どんどん釣れると思いましたが、そんなに甘くありません。
次の1匹が思った様に掛からず、オトリはヘロヘロに。

オトリを交換しようと、引き船の中を確認すると、こちらも高水温のため全滅。
仕方なくヘロヘロのオトリを流れの緩い場所で、泳がせていると来ました!待望のヒットですが、仕掛が石に擦れて切れてしまいました・・・

こうなると、絶望しかありません。
とりあえず、仕掛をセットし直し、予備で購入した3匹目のオトリを取りに戻り、釣り再開ですが、こちらも既にヘロヘロ状態。

流れの緩い所で、回復を待ち、流れの芯へ送り出しました。すると強烈なアタリ。
思わず川を下りながら耐えていると、急にテンションが抜け何事かと思って仕掛を寄せてみると、ハリス切れ。

午前中は、これにて強制終了となり、再度オトリを購入し、挑戦です。

色々ポイントを見て回りましたが、結局朝のポイントへエントリー。
再開後も、1投目で天然鮎をゲット。順調に2匹目、3匹目と釣れ、目標の「つ抜け」(10匹超え)は楽勝かと油断していました、オトリを交換する際に逃がしてしまいました。
午前中同様他のオトリは弱っており、ここで失速。

正に循環の釣り。
このまま終了かと思いましたが、何とか1匹追加し、2日目終了となりました。

 

3日目は午前中のみという事でしたが、オトリを3匹購入し、前日とは別のポイントへ。
気合いとは裏腹に、オトリ缶(アユを生かしておく入れ物)から引き船に移す際に2匹逃がすという大失態。

同行者に1匹オトリを譲ってもらい、スタートです。

しかし、中々掛からず、たまらず大移動を決断。
川を上流へ移動。

大きな瀬の横の分流を攻めると、13cmのビリ鮎が掛かりましたが、直ぐにヘロヘロにしてしまい、一旦ポイントを移動。

満を持して、残しておいた元気なオトリを投入しようと準備していると、元気にタモから飛び出してして行きました・・・・
鮎釣りあるあるです。

こうなると、ヘロヘロのオトリしか残されておらず、敢えなく終了となりました。

正直、これ程色々な事が思い通りに行かない釣りは他になく、釣り人の技量や、ハリ、仕掛のセッティングで釣果が大きく変わる釣りは無いかもしれません。

なので、少しの経験で、大きな成長を感じられる所、思い通りに魚が掛かった時の喜びも大きく、どっぷりとハマる人が多いのも頷けます。

敷居の高いイメージですが、今は完全仕掛と錨鈎があれば、不器用な私でも簡単に釣を始める事ができますので、思いきってチャレンジしてみてください。

■使用タックル

竿:チャラ瀬用9m
仕掛:天糸移動完全仕掛 ナイロン水中糸仕様SR-45 0.175号、0.4号
鈎:スティング スイフト4本錨 フロロ6.5号、 7.5号

スタッフ 大東哲也

2024年12月
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