インストラクターブログ

Blog

鳴門のタンコブゲーム

先週末はほくりくフィッシングフェスタのため金沢市へ出張しておりましたが、翌朝の帰路の道中、あまりにも天気が良かったため、同行していた同僚の今永君と「地元へ帰ったら釣りに行かなあかんよね~」という話をしていたところ、今永君から一度タンコブゲームを体験してみたいと希望があったので、帰宅してから急いで準備して、午後から徳島県まで車を走らせました。

先日同僚の若手タンコブゲーマーの平松君が徳島県の津田一文字で80cmと78cmの良型を釣っていたので、正直なところ入る場所に悩みましたが、フィッシングショーの時に徳島の方から「誰も狙わないけど鳴門~徳島一帯はどこでもコブダイがいる」と情報をいただいていたので、まずはインターを降りてすぐの鳴門の人気釣場にエントリー。


根本以外は入る場所がないほどカゴ釣りやサビキ釣りで賑わっていましたので、根本付近で釣り始めると、偶然にもカルティバフィールドテスターの賀川正志さんが様子を見に来ていたので、情報をお聞きしながらアタリを待ちますが、エサ取りの反応もないので、1時間ちょっと探ってみて心が折れ、移動を決意。

荷物を積み終えた直後、ちょうど来られたフカセ釣りの方に「ここは大きなコブダイが良く見える」と情報をいただくことができましたが、竿を出し直すのもアレなので、もやもやしながらも前回良かったポイントへ移動。

移動先では釣友の孝岡さんがすでに竿を出していたので状況をお聞きすると、先ほど1ヒットあったとのこと。
時合いかもしれないので急いで準備を開始。

いつものタックルに、エサは前回の残りのブラックタイガーと近所のスーパーで購入したバナメイエビのようなインド産天然無頭エビ(中)で、虫ヘッドパワーはまずは4gでスタート。
潮が動いていたので手持ちの1本竿で狙います。

エビを数匹ちぎってマキエにして、マキエがたまりそうな場所へエサを置いておく方法でアタリを待ちます。
ただ、エサ取りが多いので、何もせずに放置していると根の隙間に落ちてしまうし、エサが無くなってしまうので、エサをアピールする&エサの有無の確認&根掛かり防止のため、時々30cmほど虫ヘッドパワーを浮かせ、潮に乗せて流します。

しばらくすると孝岡さんにヒット。
意外とすんなり上がってきたので中コブ。
このところ連日タンコブゲームにチャレンジされていたようですが、掛かるサイズがどれも大きすぎてランディングできずにいたようで、初コブゲットに満面の笑み。

時合いの到来かと思われましたが、反応のない時間が続きました。
時折現れる付近の住民の方や仲間との談笑を楽しみながらアタリを待っている時、不意にマキエがしたくなったので置き竿にしてエビを取りに行ったところ、そのタイミングを見ていたかのように突如緩めておいたドラグから激しくラインが引きずり出されました。
慌ててタックルを持ち、ハンドドラグで走りを止めようとするも全く止まらず、数秒で何かにメインラインが擦れてラインブレイク。
どうすることもできませんでした。

バラしたコブダイがまたヒットすることはさほど珍しくないので、集中してアタリを待つものの、夕まずめになっても反応はありません。

夕まずめを半ば過ぎた頃、思い切って先ほどまでフカセ釣りの方が竿を出していた場所へ移動。
これが正解でした。

先ほどよりも潮当たりがよく、4gではすぐに流されてしまうので8gにチェンジ。
ラインを出しすぎると受ける抵抗が強くなるので、まめに糸ふけを適度に取りながらアタリを待ちました。

まずヒットしたのは今永君。
手持ちの状態でアタリがあり、フッキングには成功しましたが、運悪くすぐ根に入られてラインブレイク。
こちらもどうすることもできません。

そして次は私にヒット。
少し潮上に投げ、潮に流しながら扇状に探っていると、小さな「コツッ」というアタリの後、「グーングーン」と重いアタリがあったので本命と確信。
竿が入るまでの時間にドラグをある程度締め込み、魚が反転して竿がしっかり入ったところでフッキング。
一気にショートポンピングして勝負を賭けますが…数秒で根に入ってしまいました。
あまり深く入った感じはしないので、ラインを緩めることなく待っていると、10秒ほどで動き出したのでやりとりを再開。
頭をこちらへ向けることができたので、方向転換する隙を見せないようショートポンピングすると、なんとか敷石をクリアでき、無事ランディング。


65cmほどの納得サイズの黒っぽいコブダイでした。

その後コブダイのアタリは途絶え、ラインが見えなくなったタイミングで納竿。
近くのラーメン屋で徳島ラーメンを堪能してから帰路につきました。

付近の釣り場では、ごく一部の心無い釣り人の影響で釣り禁止の場所が広がっていると聞いております。
付近は良い釣り場ですが、もちろん良い漁場でもあります。
当たり前のことですが、いつまでも釣りを楽しめるよう、海で生活する漁師の方々や付近の住民の方々の迷惑になる行為は、絶対に行わないでください。

■釣行日:2/24

■タックル
ロッド: GRANDAGE STD.96MH
リール:イグジストLT3000-XH
メインライン:PE1.2号
リーダー:フロロ8号3ヒロ
ジグヘッド:虫ヘッドパワー4g~8g

スタッフ 西浦伸至

2024年12月
« 11月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

RECENT ENTRY

CATEGORY

ARCHIVE