遠征3日目。総走行距離はすでに800kmを越えていますが、今日からは大型のトラウトを求め、道央地区まで戻ります。
入渓したのは大きなダムのインレット。ダムからの大型のトラウトの遡上が期待できる川です。
まだまだ上流の山の上には残雪がのこり、雪代も入りまだまだ水温は低い状況。そしてこの日は朝からしとしとと雨が降り気温も低く、魚の活性が心配されました。
そんな中、入渓点からポイントを探って釣りあがります。
少し深みや流れのよどみなどを重点に攻めますが、チェイスは見られません。
ここは標高も高く、水量も雪代で多く、昨日までの河川とは状況がぜんぜん違いました。
そこで思い切って上流部にある大型の砂防堰堤の落ち込みまで一気に移動。
この堰堤は非常に大きく、落ち込み部分の深さも十分にある魚止めにもなる堰堤です。
堰堤に向けアップクロスで70mmのディープダイビングミノーでトゥイッチを頻繁に入れ、リーリングしてくると、足元まで30cmくらいのオショロコマがチェイス。しかしバイトに至らず。
次は着水と同時に一気にリーリングし、ルアーを深く潜らせ、そこでアクションを入れる。少しのポーズを入れた後独特のトルクフルな引きが。
精悍な顔をしたアメマス化したエゾイワナ。
その後も同サイズを追加
まだまだスリムな魚体ですが非常に大きな立派な尾ビレ
トルクフルな引きでもSTX-38ZNでバレない、曲がらないを実感。
魚体の斑点が非常に大きくなり、崩れたワイルドなアメマス(エゾイワナ)も登場。
4本キャッチすると反応がなくなったので、今度はルアーをシンキングタイプのディープダイバーに変更。より深いレンジを探っていくと、
こちらもスリムな魚体に大きな尾びれのエゾイワナ。
入渓点に向け釣りながら川を下っていく途中に、
幼い顔をしていますが、魚体の斑点はしっかり崩れています。
ここで雨も強くなってきたので急いで川から上がりました。
まだまだこの川の魚には夏は訪れていないようで、スリムな魚体の魚が多かったように思います。
これから雪代が収まり、水温が上がればもっとグッドコンディションの魚に会えるだろうと考えながら、再来を誓いこの川を後にしました。
まだまだ雨の降るなか移動し、十勝方面へ。雨が強いこともあり、エントリーの容易な川へ。
短時間ですがライトなタックルで探っていくと
小さなニジマスが遊んでくれました。
最終日は前日からの雨でほとんどの川が濁っていく中、飛行機までの時間を計算すると午前8時までしか釣りができませんでした。
そこで初日に訪れた小さな湧水の川を目指します。
川に到着すると、スプリングクリークでもやはり、周りの畑からの雨水で若干濁りが出始めていました。
初日同様に攻めるも、明らかに魚の反応は悪かった。
そこで、初日に悔しい思いをした頭首工のポイントへ。
狙うは初日に釣ったブラウンとルアーを飲みこんだ大型魚のみ。
タックルは5.6ftライトの竿に4lbのナイロンラインのまま、ルアーを9cmのシンキングミノーで攻めます。
濁りが出始めた中、より大きなルアーでよりアピール、そして大きい魚には大きなルアーと考えた結果です。
ピッチングで頭首工の落ち込みを狙うこと数投、今まで味わっていない強烈なアタリと、トルクフルな引きが。
4lbラインなので無理はせず、しっかりとフッキングしているST-36BCを信じ、時間をかけて取り込んだのはこの川のサイズにしてはモンスターサイズの約60cmのブラウントラウト。
この魚に満足し、北海道遠征の締めくくりとしました。
■使用タックル
ロッド:5.6ft ライト
7.0ft ミディアムライト
7.6ft ミディアムヘビー
リール:スピニング 1000~2000番
ライン:ナイロン4lb
ナイロン6lb
PE0.6号+リーダー8lb
ルアー:50mmフローティングミノー
50~70mmディープダイビングミノー
90mmシンキングミノー
フック:スティンガートリプルエクストラ STX-38ZN #14 #12
スティンガートリプル ST-36BC #10
スタッフ 垣本将輝