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台湾で人気のエビ釣り事情

みなさんこんにちは。スタッフの垣本です。
先日、台湾に営業活動で出張した際に、現地のスタッフと市場調査を兼ね、エビ釣りを体験してきましたので、皆さんにご紹介したいと思います。

まず、台湾のエビ釣りの基本情報をお知らせしたいと思います。
まず釣れるエビは手長エビですが、日本のものとは異なり、タイから空輸される大型の種類です。
釣りをする場所は釣堀で、時間単位の料金制になります。
また釣れるエビの種類(同じ種類ですが大きさ、オス、メスの区別)で料金が異なるのも特徴です。(池で分けられています)
エビの釣堀はどの都市にもあり、台湾では老若男女が楽しむ、レジャーになっており、人気の釣堀では平日の昼間でも多くの釣り人が楽しんでおられます。

使用する竿は硬調の5~7尺(1.5m~2.1m)ののべ竿。
台湾では多くの種類のエビ専用の竿が販売されています。
基本はウキ釣りの2本鈎。道糸はナイロンの1号前後、ウキは棒ウキ、シモリ、唐辛子ウキ、円錐ウキなどさまざまなタイプのものが使用されています。
また、ハリス部分は2本のフロロやナイロンの段差仕様や、最近では専用の天秤を使用したPEハリスが人気です。
そしてどの釣堀にも共通しているのは、釣ったエビをその場で自分で焼いて食べられること。
もちろんジュースやビールも販売しています。

もちろん釣ったエビを持ち帰ることも可能ですし、釣堀によっては別料金で料理してもらえることも。

今回、釣行したのは台北近郊の新北市林口区にある達楽釣蝦という釣堀。

三井アウトレットパーク林口からも車で3分ほどの距離にあり、観光客にも利用しやすい新しい釣堀です。
現地の代理店営業スタッフとともに、台湾で非常に大きなエビ釣りのface bookグループ非常愛釣蝦の管理人の1人である簡さんも合流していただき、実釣開始。
今回は公蝦池で2時間挑戦です。

表記の公蝦とはオスのエビ、母蝦とは字のとおりメスのエビ。
混合池はその両方が入っている池です
卵をもって身の味が落ちるメスのエビより、味がいいオスのエビ。
だから公蝦池が母蝦池より釣り料金は高くなります。
大型池は公蝦のなかでも大型をよって放流している池です。

タックルはズーム式の2.1m竿 道糸1号 円錐ウキを使用。
鈎接合部は私が実釣で経験のない天秤式。
鈎は当社の台湾向け製品「広角海老X 天秤用1本鈎」の8.5号を使用しました。

基本の釣り方は、棚取りをし鈎がきちんと底に着いている状況にします。
アタリはウキに出るアタリもあれば、仕掛全体が動かないような違和感のみのアタリなど、非常にアタリの種類は多彩です。
合わせはきちんと行わないと、硬い海老の殻に鈎が立たないので、小さくしっかりと入れるようにします。

この合わせを入れるタイミングが難しく、この釣りをより深く、楽しくする要因のように思います。
合わせが決まれば、海老独特の引きで竿を曲げますが、早く取り込まないとバレが多発します。
竿が硬いせいもあり、釣り味を楽しむというよりは、しっかり合わせてすばやく回収し、次を狙う、といった早釣り志向の釣りです。
釣った海老は自分の釣り座の前のフラシに入れます。(フラシは現地で無料で借りることができます)
終了の時間がくれば放送で呼び出しが掛かりますが、自分で時計を見られたほうがよいかと思います。(自動で延長になる釣り場もあるようなので)

私は結局苦労しながら7尾の釣果でした。

一方で海老釣り名人の簡さんはその5倍くらいの釣果。
アタリの出し方、あわせ方で本当に釣果が差がでる釣りです。

釣ったエビは今回は胡椒をしっかりつけた焼き方で料理してもらいました。
非常にスパイシーでビールが進む味でした。

みなさんも是非台湾に旅行されたときに一度エビ釣り場へ行ってみてはいかがでしょうか。
短時間で楽しむことができますし、ほとんどの釣り場ではレンタルタックルがありますし、エサの販売もあります。

また小さい小物は現地で購入が可能なことが多いです。
また、台湾の釣具店にはエビ釣り用品がズラリとならんでおりエビ釣り人気の高さを実感していただけると思います。

お手軽、簡単に楽しめるエビ釣りは釣りをする人だけでなく、女性やお子さんにもお勧めですので、台湾に訪れた際には、是非一度チャレンジしてみてください。

スタッフ 垣本将輝

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