4月末頃にシーズンインし、GWの釣行時には良い釣りができた黒部川。
可能なら毎週でも通いたかったものの、第2週の週末は釣行できず、1週空けての第3週の週末5/18~19に再訪してきました。
前回に比べると放水量が90立方メートル/S超と大幅に上昇していたため、どこに入ろうか迷いましたがとりあえず前回バラシがあった上流部へ。
夜明け前に人気ポイントへ到着すると、すでに1台車が止まっていて、どうやら車内で寝ておられる様子。
準備を済ませて夜明けを待っていると、先着の方が起きてこられたので挨拶し、どこへ入られるのか確認したところ「まだしばらく釣りはしないのでお好きなところへどうぞ」とポイントを譲っていただきましたので、まずは前回バラした付近から攻めることにしました。
川に到着すると、前回までとは違って流れが強く、速く、水位が高く、雪解けの濁りが入っており、全く別の川のよう。
激流と呼ばれるのも納得です。
バラした付近では流れが強すぎたので、少し下流の反転流が発生している付近をみっちり攻めてみましたが反応はなく、とりあえず広範囲を探ろうと釣り下りましたが、諸事情で集中力を欠いていたため、ルアーコントロールが定まらず、次々にルアーをロストしてしまいました。
連続した瀬を一通り攻め下ったものの反応がないので、前回釣行時に目星を付けていた大きな落ち込みの下流域へ小移動。
こちらでも早々にルアーをロストしてしまったので、思い切ってレンジが比較的浅いリッジ86SSにチェンジ。
フックはSTX-38ZN#6をセットしていました。
ディープダイバーでも底がとれないほどの水深ですが、活性が高い個体がいれば多分反応するだろうと釣り下っていると、カケアガリ付近の大きな玉石に差し掛かった時にギラリ。
ヒットしてすぐに下流へ走られましたが、STX-38ZNの身切れ防止力を信じてのガチガチなドラグが効き、流れに乗られることなくカケアガリ内への誘導に成功。
そして嫌なローリングが始まったので、慌ててテンションを強めると、サクラマスはローリングを止めて上流へ一気に突進。
この緩急の激しいファイトがスリリングですが…正直引きを楽しむ余裕など全くありません。
流れに乗られないよう浅場でのやり取りを心がけ、やがてネットイン。
弱らさないうちにランディングしたので、しばらくはネット内で激しく暴れまわられました。
サイズは61センチ。
フレッシュランの個体でした。
その後はまだ釣ったことがない瀬を転々とし、翌日に小さなアタリがありましたが、リアフックにサクラマスらしき鱗が付いていただけで正午前に納竿。
富山ブラックを食べて帰路へ。
私の今シーズンの黒部川釣行は、今週末の土日がラスト。
次にいつ当選するかわかりませんので、後悔しないよう最後までみっちり楽しんできます。
スタッフ 西浦伸至