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2019年九頭竜川サクラマス

今期の福井県は暖冬の影響で例年になく雪が降らない年となり、九頭竜川の源流となる白山山系はまばらな雪山になっており、サクラマス遡上の呼び水である雪代はタイトな在庫状況である様に感じています。
また雨量が少なく、今期2月の解禁から九頭竜川の水位の目安である中角水位計で1mを超える増水が2回あったぐらいの水無状態となりました。

2月は15回の朝1時間釣行も行いましたが、全くアタリ・かすりすら無し。
3月に入り私にもサクラマスからの反応が出る様になってきました。
ウグイやニゴイではない「コツ」としたアタリだったり、足元でルアーをピックアップするときに「ギラッ」とチェ
イスしてきたり、少しずつサクラマスに近づいてきた。

3/10日の休日に釣行した際には待望のサクラマスがヒットしたが、独特のローリングファイトに翻弄され悔しくもラインブレイク。
自身最大のサクラマスであったが20ポンドリーダーがクルクルになって切れていました。
3日後、出勤前の釣行の3投目でヒットしたものの、またまた馬鹿デカく全然寄せられずに流れに乗ってしまい、150m巻きのPEラインが全開に放出してしまいラインブレイク。
こんな悪夢続きで仕事が手につかず、寝るに寝れない日々が続いていました。

今期のサクラマスはデカイ。
PEライン1.5号、リーダーフロロ25ポンド、ルアーの結束はソリッドリング4mmとスプリットリングハイパーワイヤー#3を使用。
スプリットリングオープナーを使用すると便利でスピーディです。
魚との接点であるフックはSTX-45STX-38を使用。
またショートバイト、ローリング切れ対策でリアフックには閂(カンヌキ)マダイXで自作したフックを用意して万全を期します。

3/28(木)、決算期で忙しい中、朝駆け1時間の釣行で対策品に結果が出ました。
ポイントは自宅から車で3分の通称「三日月」。
新幹線上流にて第2投目、クロスキャストからダウンに入ったところの沈みテトラで軽くトゥイッチすると、流心から魚影が飛んできて「ギラッ」と反転しながらローリング。
ロッドに重みが乗らないのでフッキングが入れられない。
無我夢中で寄せてきて何とかキャッチした。
リアフックが上下の顎を捕えており、激しいローリングに耐えたものと思われる。


キャッチしたサクラマスは60cm 2.5kgとアベレージサイズでありましたが、苦労して出会えた九頭竜川の恵みに感謝しました。

最後に、今期も九頭竜川でサクラマスアングラーの事故がありました。
ウェーディングの際、川石はコケがついており滑りやすく、転倒して流されるようなことがあります。
私自身も過去に何回か流されたことがありますが、ライフジャケットを着用しているので落ち着いて最悪の事態は回避しております。
水難事故では水を飲みこみ、吐出してた勢いで再度、飲み込むと意識がぶっ飛ぶらしいので、落水時の対処が早いライフジャケットを着用しての釣りを進めていきたいと思います。

カルティバフィールドテスター 中山隆夫

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