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春の五島フカセ釣行

3月21日(木)~24日(日)にかけて、弊社社長と長崎県は福江島へ行ってきました。

福江空港着

21日正午、地元西脇を出発し伊丹空港へ到着すると、偶然にも弊社スタッフ藤岡、大東と藤岡の知人の方と出会いました。
聞くところによると彼らも五島へヒラマサを狙いに行くとのことでした。
なので、福江まで共に行動させてもらい、到着後、一緒に夕食を食べ別れました。
それから私と社長は大宝地区にある宿泊兼渡船を兼ねいつもお世話になっている「民宿はまべ」に向かい、その日は終了しました。

民宿はまべ

翌日は大宝の磯で釣りを予定していたのですが、風とウネリの影響により瀬渡しができないとのことで、急遽、福江港から出船する「せいわ渡船」を利用し椛島方面へ行くことにしました。

初日、2日目とお世話になった「せいわ渡船」

6時前、乗船場である福江港の魚市場前へ到着。
ちょうど、着いた時に魚市場内で水揚げされた魚の競りの準備がされており、場内を除いてみると大型ブリやヒラマサをはじめ、今回私が狙うグレも競りに出ておりました。
中々、このような場を見ることがないので、新鮮な感じを受けました。

魚市に並んでいたグレ

そして、6時30分出船し、30分ほど走ったところで名前が呼ばれました。
渡焦した磯は恐らく、「池の小島のハナレ」と思われます。
足場も平たく、釣りをするには快適な磯です。
まず始めに、昨年から一緒に磯釣りに行っている弊社スタッフ渋谷が、いつも磯に上がってから直ぐにルアーでヒラスズキを高確率で仕留めているのが印象的だったので、試しにルアーを投げてみることにしました。

磯際から少し払い出すサラシの上をゆっくり巻き上げてくると、いきなり足元手前でバッシャと飛び出してきました。
いきなりのことで面食らいましたが、ぎこちないやり取りの末、50cm弱のヒラスズキでした。

ルアーで釣ったヒラスズキ

過去にフカセ釣りをしている時に、たまに食いつき釣り上げたことはありましたが、ルアーで釣ったのは初めてのことで、サイズはともかく感慨深いものでした。
ちなみに、フックはST-56#4をセットしました。
経験がない私でも、オートマチックにフッキングすることができました。
今回、朝一からルアーを投げてみて思ったのですが、初心者の私でもほんの15分ぐらいの間で掛けることができたので、フカセ釣り専門の方も物は試しにルアーをキャストしてみてください。
スリリングな引きと思わぬ大物にハマること間違いありません。

そんなこんなで、ヒラスズキを釣り上げ満足し、本業のフカセ釣りとしました。
船長からも「グレは産卵を終え、一服状態なので手強いよ」と聞いていたので、道糸ザイト・フラッシュRX1.75号、ハリスザイト・磯フロロ1.7号、ハリはお気に入りの身軽グレ6号とし、ウキは00号にジンタン6号を2ヶつけて開始しました。

沖目の潮は右から左へと流れていたので、ひとまず潮上に投入し、様子を探ります。
ところが、水温が低いのか、前日からのウネリと雨の影響なのか、はっきりしたことは分からないのですが、エサが取られたり取られなかったりと、明確なアタリが無く、時間だけが無常にも過ぎていきました。

真剣にウキを眺める社長

ここの釣り場は初めてにしても、過去何度も五島にはグレ釣りに来ており、正直、こんなにも長い時間アタリがないことはなかったので、「今回の釣行は厳しいなぁ」とボヤいていると、沖の潮筋へ流し込んでいたラインが走りました。
寄せてきたのは35cm前後のイサギでした。
そしてしばらくして、潮筋でなく緩やかな潮を狙っていた社長には、この日最初のグレが釣れてきました。

豪快に竿を曲げる社長

社長とグレ

私自身、釣りを開始する前から、「春先で産卵を終えグレ自体活性は低く、釣れたとしても浅いタナで、あまり潮が通さないポイントでグレは釣れてくるだろう」と想定はしていました。
しかし、せっかく五島まで来たのなら、潮筋で豪快にひったくっていくグレが当たってくることを期待し狙い続けてみましたが、あいにく潮筋ではグレの反応はなく、どうにも辛抱できなくなったので、私も足元の緩やかな潮筋を狙うことにしました。
ハリスも1.25号に落とし、ハリは身軽グレ4号、ガンダマも外しての完全フカセで浅いタナをゆっくり馴染ませると、27~8cm程度の尾長グレが釣れてきました。
やっぱり食いが渋い時は、身軽グレの軽量化が自然な馴染みを演出するので、活きてきますね。

その後もサイズUPを図って狙いますが、釣れてくるのは同サイズのグレとイサギ、終了間際に35cm程のグレが1枚釣れました。
社長も、最終的にグレ、大型の三の字、イズスミなどを釣り終了となりました。

サンノジ

イズスミ

帰港後は、福江市内で3名の知り合いと合流し、翌日の釣りに備えました。

3月23日(土)、磯釣り二日目。
この日も大宝の磯はウネリと風が収まりませんでした。
なので、昨晩から合流したメンバーの内2人と社長、私の4名で、初日に行った椛島へ再度行ってきました。

2日目に行ったメンバー4名

私と社長は、「フタゴのハナレ」へ上がりました。
まずは、初日ラッキーで釣れたヒラスズキがうれしかったので、ルアーを投げてみましたが、4回バイトはあったものの、不慣れの為、フッキングには至らず悔しい思いをし、フカセ釣りへと切り替えた次第です。
初日の磯とは違い、足元から上げ潮が勢いよく流れており、いかにも尾長がヒットしてきそうな雰囲気です。
まずは00号のウキにジンタン4号を2ヶ付け、ウキを流れの中へ強制的に沈めながら流していきますが、昨日同様流れの中ではヒットせず、時間だけが過ぎていきました。

磯に飛んできた鳥

このまま玉砕覚悟で、潮筋流して一発尾長狙いも考えたのですが、船長曰く、「この磯は良型のイサギが釣れている」とのことだったので、「釣れるものを釣ろう」と考え直し、仕掛を1号ウキに変更し、設定位置からタナがズレにくいがっちりウキ止めで竿2本半に設定、ハリも真鯛が食いつくことも想定し、高強度万能フックザ・ロック8号としました。
直接流れの早い潮筋へ仕掛を投入せず、潮筋へと引かれる潮に仕掛を馴染ませて釣っていると、しばらくしてウキが一気に消し込まれました。
上がってきたのは、40cmを超えるイサギでした。

2日目のイサギ

日頃、浮力のある1号ウキを使って深かいタナを狙うことがほとんどないので、目の前からウキが消し込む瞬間がなんとも言えないくらい快感でした。
また、このサイズは普段中々お目にかかれないので、やっぱり五島はすごいエリアです。

この判断が吉となり、入れ食いとはならないまでも、退屈しない程度に40cmクラスのイサギが釣れ、おまけに小型の真鯛も釣れ、納竿としました。

2日目のイサギと真鯛

別磯に上がっていた二人も、青ブダイや中型のイサギを数匹釣っておりました。
あいにく、グレは1匹も釣れませんでした。そして、この日の夕食は、釣ったイサギの刺身、前日に釣れたヒラスズキのフライ、すき焼きと、豪勢な食事となりました。

豪華な夕食

3月24日(日)、最終日。
この日も午前中までは大宝の沖磯はウネリで上がれないとのことだったのですが、船釣りでよければ釣りができるとのことで、船長の好意で船をだしてもらい、タイラバをしました。
しかし、巻いては落としを繰り返し、一生懸命頑張ってはみるものの、あいにく、鯛の活性は低く、何とか1枚だけ釣り上げ、終了となりました。

タイラバでの真鯛

今回、あいにくの天候で、大宝の磯ではグレ釣りを楽しむことができませんでしたが、次回釣行の際は、釣りができることを願って、五島を後にしました。
最後になりますが、GWの頃には水温も安定し、産卵を終えたグレも活性が上がってきます。
グレのみならず、チヌ、真鯛、イサギもしかりです。
遠い場所ではございますが、GWは狙い目ですよ。ぜひ、足をお運びください。

スタッフ 萩田大輔

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