こんにちはスタッフの今永です。
今回は冬の大阪湾船タチウオテンヤのレポートです。
例年であれば、この時期は水温もグッと下がり、由良沖の深場に落ちていくはずなのですが、今年は違います!!
潮や濁りによるムラはあるものの、相変わらずハイシーズン並みに釣れております。
近況で釣れているのは、通称アカマツと呼ばれる60~80mの比較的浅場のポイント。
・エサのアミエビが豊富にあること
・水温が高く本来4~7月に産卵期を迎えるタチウオがすでに産卵していること
(実際、今回のタチウオからも大量のアミエビと卵が出てきました)
以上の2つにより浅場に群れているのではないかと私は考えます。
と前置きは長くなりましたが、そんな状況の中、居ても立っても居られず、先日の大阪フィッシングショーで公開致しました掛獲船タチウオテンヤを持って釣行してきました。
この日は平日にも関わらず、絶好調のタチウオとだけあって、満船状態です。
水深65mからスタート。
この日は浅場に行くことがわかっていましたので、操作性を重視し手巻きタックルで挑戦しました。
タチウオの数はかなり多く、夏場のような釣りになると予想し、早めのジャークやショートステイでの攻撃的な釣りを展開しましたが、いま一つ反応が得られません・・・。
初めの数投で反応が得られなかったため、誘いをハンドル1/4回転のショートジャーク&ロングステイやショートジャーク&スローフォールにすると「コンッ」というあたりは頻発するようになりました。
当たりは出るものの追いはなく2回目の当たりに繋げることができないため、本来厳寒期の釣りではあまり使用しない9:1調子のショートロッドで積極的に掛けていくことにしました。
この作戦が功を奏し、連発モード突入
ちなみにベイトはアミ、オキアミ、そしてガシラの稚魚まで捕食しておりました。
私なりのこの日の見解としては
・魚の数はかなり多いが、活性はハイシーズンほど高くはない。
・ロングステイや超スローフォール、1/4や1/2ピッチの細かい誘い、フッキングは小さく鋭くといったように移動距離を極力抑えることが重要。
以上のことを踏まえ、魚に対し、無理矢理スイッチを入れ、バイトさせ1回の当たりを確実にフッキングに持ち込む。
フッキングに失敗した場合はたくさんいる別の個体に狙いを変え、再び狙っていく。
そんなイメージで一日の釣りを展開しました。
少ないチャンスを確実にモノにする。そのためにはハリ先の鋭さとフッキングの邪魔をしないヘッド形状が必要不可欠となります。
そういった点においても掛獲船タチウオテンヤの性能を最大限に発揮し今回の釣果に結び付いたと思います。
ムラはあるもののこの勢いでは3月もまだまだ楽しめそうですので、ぜひ皆様もチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
■釣行日…2月27日
■タックル
竿:船タチウオ専用ロッド
リール:両軸リール
ライン:PE2号
リーダー:フロロ8号
テンヤ:掛獲船タチウオテンヤ(プロトタイプ)
パーツ:ダブルクレン #14、サイレントクイックスナップ #2
スタッフ 今永航汰