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玄界灘オフショアゲーム

●釣行日    :2018年5月
●ポイント(場所):玄界灘
カルティバフィールドテスター岡 公一郎

●使用ルアー
ラピードF190(プロト)
オーナーばり 撃投ジグレベル(130g/180g/230g) / 撃投ジグストライク(150g/200g)
●使用フック/サイズ
PLUG=ブループラッガー(#9/0)
JIG=ジガーライトシワリ(#6) ジガーミディアム ロック(#9/0)
●他アイテム
撃投PEフラッシュ(#2/#3/#4)、ジギング組糸(240LB/180LB)、撃投PEディスタンススプレーフックバンド他…

 

今年の年度末は子供たちの卒業や入学/引っ越しで有給休暇を大量消費しました。
年度替わりという時期的な仕事の慌ただしさに加え、今年の春の嵐の凄まじいこと…
雨あがりの爆風になかなかスケジュールが合わず「春マサ」と呼べるサイズを手にする事が出来ませんでした。

ゴールデンウィークも過ぎ春マサフィーバーもひと段落した頃、仲間と共に久々のオフショアゲームに出かけました。

お世話になったのは平戸の一栄丸。
事前に「ブリ/ヤズ牧場」と聞いていましたが、ターボ船長がポツリと「昨日はシブカッタんですよ…」と一言。
まあそうは言ってもターボ船長の事だから魚を探してくれるだろうと、余り心配もせず船は一路玄界灘へ向かいました。

 

 

僕は日頃、ショアゲームをメインとしていますが、魚とのコンタクトが多いオフショアゲームは学びの場所だと思っています。
周囲に目の届く船上は同船者のテクニックなどを観察できるうえ、魚の反応がある場所で喰わせる為の自分なりのスキルを磨ける場所だからです。
ショアで培ったキャスティングスキルは船上でのキャスティングゲームに役に立ち、船長や同船者とのコミュニケーションはショアで魚を探すための「考え方」を養う事も出来ます。

ショアだけではわからない…

オフショアだけでもわからない…

ヒラマサという魚を追う以上、どちらのゲームにも精通して行きたいと思っています。

さて、一時間半ほどでエンジンがスローダウン。
思い思いのジグをセッティングしジギングからスタートしました。

ファーストフォール。ボトムコンタクト後リトリーブ&ジャーク。
「ん?」ジグをしゃくった感じが…

同船者と「潮、軽いよね…」と話ながら各レンジの「潮の感じ方」を探っていく。
イメージとしてはリトリーブと軽いジャークでジグを追わせ、インパクトジャークの後にジグを横向きにしてジグがダートスライドしたところで口を使わせたい。
ところがインパクトジャーク後にジグが潮に乗った感じが伝わって来ない。
タックルを持ち替えながら全層をくまなく探り、潮が効いているレンジを探すがイマイチ喰いそうな感覚が感じられないのだ。

ターボ船長の「昨日はシブカッタんですよ…」という言葉が納得できる。

『潮周りは大きいのに良い潮の動きではない=魚は居ても活性が低い』

 

ポイントを移動しながら周囲を見回すと鳥山が出来始めた。
ジグをピックアップしキャスティングタックルに持ち替える。
船は鳥山の動きを観察しながら出そうなポジションでスローダウン。

次第に水面が騒がしくなりナブラが起こる。

射程距離に入ったところで鳥の動きを見計らってナブラの一番濃い部分にダイビングペンシルを放り込む。

ベイトが何かまではわからないが大きなエサではないようだ。

ナブラの中で水面をスローに誘うと途端にロッドが曲がった。

しばし心地よい抵抗をみせネットインしたのはハマチ。

 

 

この春にリリースされたばかりのプラグ用シングルフック『ブループラッガー』(#9/0)が、まるでカタログ用写真のように閂にガッチリかかっていた。

 

 

僕は写真を撮りロッドを置いた。
時折起きるナブラなので、出来れば同船者全員にキャッチしてもらいと思いギャラリー&サポートへと回った。

いくつかのナブラを追い全員がキャッチ出来たところで船はポイント移動を始めた。

 

時折、フッキングまではしないものの魚がジグにじゃれ付く感じが伝わり、船上ではポツリポツリとヒットしはじめた。

 

なかなかフッキングしないバイトをしてくるが、それが非常に手元に伝わってくる。
最近のジギングロッドの感度は素晴らしい!
エギングに初めてPEラインを使用した時を思いだしながら魚を拾っていく。

 

 

漁礁や瀬を流しながら魚を探していく。
ポイント移動毎に魚からのコンタクトはあったが、バイトが渋いのは相変わらずである。
その分、気が抜けず見方を変えればテクニカルで面白いゲーム展開の一日となり、納竿を迎える頃には渋いながらもソコソコ数が出た釣行になった。

全盛期は過ぎた感じの玄界灘ではあるが、その中で締めこんだドラグを難なく引きずり出すヤツが居る。そんなヤツがどのタイミングでバイトしてくるか?そのタイミングはショア同様でアングラーの推測の範囲ではない。ショアもオフショアも常にリラックスしつつも集中を切らす事は出来ませんね。

スポーニングに入ったヒラマサが、夏マサとして水面を炸裂してくれる季節が待ち遠しい。

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