バスフィッシングをはじめたいけど、どうしたらいいかわからない…という皆様!!
カルティバがお届けするバスフィッシングの世界へようこそ!!
【はじめての方、初心者の方にも、わかりやすく】を基本としてバスフィッシングに役立つ知識、情報をお届けできるコンテンツになればと思っておりますのでぜひご覧ください。
まずは、ブラックバスの生態についてお届けしたいと思います。
【ブラックバスについて】
もともとは北アメリカ原産の外来魚で日本には1925年、神奈川県芦ノ湖に初めて移入されたのがはじまりです。
大きいものでは最大70cmになるともいわれており、ゲームフィッシング(ルアーフィッシング)の対象魚として、とても人気な魚です。
日本には主にオオクチバス(ラージマウスバス)とコクチバス(スモールマウスバス)の2種類が生息していますが、フロリダバスと呼ばれ、大型になりやすい種類もいます。
一方で、この大きな口で日本固有の魚などを食べてしまい、本来の生態系に影響を及ぼすと問題になっているのも事実で特定外来生物に指定されています。
産卵行動も特徴的で、水温が上昇する春になるとスポーニング、いわゆる産卵を意識した時期になり、フィールドによって様々ですが、体長25cmを超えたあたりから産卵行動をするとされており、産卵床と呼ばれるものを障害物の周りに作り数千~数万個の卵を産みます。
産卵が終わると、メスはその場を離れ、オスが卵、稚魚を守る習性があり、この行動があるので稚魚が外的から襲われる確率が減少し、生存率が高いです。
産まれて1年で10cm近く成長する個体もいるようですが、成長速度はフィールドによって異なり、エサが豊富な湖やダムは必然的に早くなる一方、野池などの閉鎖的なフィールドは遅くなる傾向があります。
また、大きくなればなるほど成長速度が鈍化する傾向があるようです。
寿命ですが、平均して10年前後といわれていますが、中には15年近く生きる個体もいるようです。
【どこにいるの?】
日本全国(北海道を除く)の“野池”、“湖”、“ダム”、“河川”、“沼”、“水路”に生息しています。
意外に皆様の身近なフィールドにいるかもしれませんよ。
また、自然ではありませんが、“管理釣り場”、いわゆる釣り堀もあり、道具をレンタルもあり、道具を買わなくても、手軽にはじめていただくことも可能です。
【狙うところはどこがいいの?】
ズバリ、障害物(ストラクチャー)の近くが基本になります。
バスは障害物が大好きです。
障害物(ストラクチャー)とは、“木”、“岩(ロック)”、“水草(ウィード)”、“人工物”、“日陰(シェード)”などフィールドによって様々です。
何かに寄り添って少しでも安心したいのは人間が乗り物に乗った時、端の席にまず座るのと同じかもしれませんね。
また、エサを食べる時にも隠れながら狙うことができるので、なるべく近くを狙うことで釣れる確率もアップします。
【いつ釣れるの?】
天候によっても釣果が変わることがありますが、「必ずしもコレだ!」というのは自然相手なので断言はできません。
【晴れ】
晴れということは気圧が高い(高気圧)状態です。「気圧が高い(高気圧)」ということは上からの圧力(押さえられる力)が大きく、水中生物の動きが鈍る傾向にあります。
また、魚には「浮袋」というものがあり、それが気圧と関係性があると言われています。
快適に釣りができる晴れの日、いわゆる釣り日和でも実は魚にとっては少し動きにくく、思ったほど釣れないという時もあります。
基本に忠実にストラクチャー周りをゆっくり丁寧に探るといい結果がでることが多いです。
【曇り】
いわゆる「ローライト」と呼ばれるのが曇りです。前述した気圧が晴れの日より低く、水中生物の動きが軽くなる傾向にあります。バスに関しても、動きながらエサを探すようになるので広範囲に探る釣り方が効率がよいと思います。
【雨】
雨でもバスは釣れます。
私的には最もバスがアグレッシブで釣果を上げられる天候と思っています。
まず、釣り人が晴れの日に比べて大幅に減りますので、バスへのプレッシャーも軽減され、釣れやすくなります。
もちろん、雨対策は必須で「レインコート」、「長靴(滑り止めあり)」は必ず用意しましょう。
しかし、雷を伴う雨や河川への釣行は絶対にやめてください。
釣り竿はカーボン素材でできており、雷が落ちても不思議ではありません。
また、河川も急に水位が増してきて危険を伴うこともあるので避けてください。
シーズンで言うと、はじめるなら春、もしくは秋がオススメです。
【春(3月~5月)】はあらゆる生物が動きだすシーズン。バスも例外ではなく、産卵のためにエサをたくさん食べるので釣れる確率も高いです。
数釣りはあまり見込めませんが、大型の個体が積極的に動き出すため、大きいサイズを狙いたい場合はオススメのシーズンです。
【夏(6月~8月)】は人間にとっても、バスにとっても暑さとの戦いになります。もし、釣行するなら比較的涼しい朝、夕方が釣れやすいです。
また、日陰や水の動きがあるポイント(流れ込みや流れ出し)もこのシーズンのバスがつきやすくオススメしたいポイントです。
【秋(9月~11月)】は夏の暑さが和らぎ、冬に向けてエサを食べる季節。当然、反応もよくなります。
かわいいサイズのバスの反応はよい反面、大きいサイズを狙って釣ることは春と比べると難しいシーズンではあります。
【冬(12月~2月)】は一年で一番厳しいシーズンです。バスの行動が鈍くなり、個体によっては冬眠に近い状態になってしまい、なかなか口を使ってくれません。
冬でも暖かい日を狙うか温排水などの暖かい水が流れ込む場所を狙うといいでしょう。
簡単ではありますが、<生態について>はここまで。
次回はBASSどう?【part2タックル(道具)について】を投稿予定です。
乞うご期待ください。
担当者 喜多祐樹(製品課)