6月2日(日)にふるさとの母なる川・矢田川のアユ解禁2日目に釣行してみました。
「オトリ店・スタディーK」で天然オトリを2匹入手。店主は、いつもとっても親切です。店主のエールを受けて一路下流域を目指します。
お目当てのポイントとなる大平橋下流には、先釣者が1名。一声かけて上流エリアでサオを出してみました。
天然オトリアユに鼻カンを通すと、瀬を一気に上り左右に目印が揺らめいたのちにファースト・ヒット! 背びれの綺麗な幅広なアユが掛かります。いいスタートが切れそうです。
対岸のサオ抜けポイントで、入れ掛かり状態となります。しかし、4匹をキープしたところで雨が降り出します。そして、レインジャケットを取りに戻る間もなく益々強くなってきます。予知しない通り雨の洗礼を受けて、一気に消沈ムード。
橋下に避難し約30分雨宿りとなりました。
すっかりずぶ濡れです。その後、小降りになり気を取り戻して釣り再開。荒石の多いこのエリアは、油断するとすぐに根掛かりして、ライン・トラブルが起こりかねません。テンションを掛けてオトリを送り込むと、雨音で活性化したアユがアタックして来ました。
このアユもなかなかいい顔をしています。海産DNAを受け継いだ追星もくっきり出たやる気抜群のアユです。さすがに、1級ポイントの瀬は、先日の釣り人によって釣り切られ、ややサイズが劣ります。
そうこうしているうちにまたしても「雨!」。何ともはや体が冷えて釣りになりません。もうこれで4度目です。土砂降りの雨の洗礼を浴びせられ指先が震え出します。足元のスタンスも不安定になるばかり。
最悪の低体温症の状態となると同時に釣れるアユのサイズも徐々に痩せたスリムサイズのアユに代わってきます。
正午過ぎ、家族には十分な釣果とし、午後の予定を考慮して決断の上、納竿することにしました。天気さえよければ……と、後ろ髪を引かれる釣行の結末となりました。次回また中流部でリベンジですね。
新作のハリ「谺(こだま)」は、ハリ先が先鋭、掛かりも良くキープ力があり、取り込みも楽でした。引き釣りを主体にアユ釣りをする私にとって先攻型の「こだま」に今シーズンは助けられそうです。
サ オ サンテック・FIELD MASTER 裕輝 DRC 9.0m
完全仕掛け SR-47Ⅱ複合完全仕掛 水中糸 0.08号
ハ リ 谺(こだま)3本イカリ6.5号・7.0号
釣 果 18 匹(サイズ15~18cm)
投稿者 森 雨魚