近年、山陰河川は鮎の天然遡上が多く、どこの河川も多くの鮎釣り師で賑わいを取り戻しています。
鳥取県天神川も例に漏れず、多くの天然遡上が川を昇り、解禁当初から多くの釣師を楽しませてくれました。
ところがお盆に通過した台風7号が鳥取県を直撃。
生い茂っていた草木はなくなり、川は大量の砂で埋まり、以前の素晴らしい川相は見る影もなく変貌していました。
正直のところ厳しいだろうなと思いながらも、かろうじて残された石組みや瀬を探しながら囮を放すとその不安はあっという間に一蹴されることになるとは思ってもみませんでした。
なんと出し掛かりで22センチクラスが掛かるとお次は25センチクラスと次々に入れ掛かりのまさかの好反応。
すぐさま仕掛をメルファブレイドTGⅡの0.125→0.15号に変更し、ハリも8号に変えます。
ここからコンスタントにというか全面で掛かる今季1番の鮎の好反応に時間を忘れて、一心不乱に大鮎とのコンタクトを楽しみます。
あの豪雨を物ともせず生き抜いた天神の天然遡上鮎は、いずれも逞しくコンディション抜群で強烈な引き込みで釣り人を楽しませてくれます。
ただ季節的に婚姻色も出始めている個体もおり、口掛かりも上がっているところをみるといよいよ今シーズンも終盤に突入したんだなとセンチメンタルになる一面も。
釣期は9/25まで。
9/1から釣り専用区でも網が解禁となるため、釣りやすいポイントは難しくなるかもしれませんが、急瀬や深場にはまだまだ鮎が居ると思いますので
今シーズンもう一回は訪れてみたいと思います。
友釣りタックル
竿 急瀬9m
天上糸 ザイト天上道糸PE0.4号
上つけ糸 天上道糸FC 1号
水中糸 メルファブレイドTGⅡ 0.15号
下つけ糸 ザイト・フロロ鮎 0.8号
ハナカン プロフック鼻かんM
中ハリス 鼻かん仕掛糸FC 1.5号
サカサ 白一体サカサ4号
ハリス ストレッチハリスソフト 2号
ハリ タフ、大鮎秀尖、忍ほか8号
スタッフ 藤岡裕樹