梅雨明けまじかの7月上旬。
中国放送フィッシングトリップの収録で鳥取県の中央を流れる天神川で上田弘幸フィールドスタッフをお招きして、山陰の海産天然鮎の攻略法を収録してきました。
入ったのは天神川のメインポイントのロイヤルホテル前。
大人気ポイントでどう攻略して数を伸ばしていくのか!
ぜひ8/5土曜 フィッシングトリップをご覧下さい。
※放送後はYouTubeオーナーばり公式チャンネルにて配信予定。
さて、上田フィールドスタッフの釣りをじっくり見させていただき、様々な質問にも答えていただきましたので早速試しに翌週、
兵庫県矢田川にて試すことにしました。
矢田川も天神川同様、天然遡上が多く釣れ行きは絶好調。
午前6時にオトリ屋さんについた頃には既に20人以上が来ていてびっくり。
人気ポイントは軒並み釣り人で賑わっています。
非常に有難く嬉しい光景をみながら何処か空いてるところはないかと?探しているとちょうど道の駅下流の瀬が空いていたので入川する事にしました。
増水高水からの引水に晴天とあって条件的にはばっちり。
垢も流心以外はところどころ残っていたのでまずは瀬肩で泳がせで狙うことに。
仕掛はメルファブレイドTGⅡの0.1号にハリはスティングの7号。
まだ6時台なので掛からないだろうとたかを括ってるとズキューンと目印がふっ飛ぶアタリは山陰海産の特徴。
幸先よく良型鮎をオトリに循環の釣りがスタート。
サラ場だったのか色のいい石や流れに入ると秒で掛かり朝から好調スタートです。
瀬肩だけで10鮎ほど掛かったので瀬はもっと掛かると思いきやポツリポツリとペースダウン。
どうやら水当りのいい流心は垢が飛んでいるようです。
ならばと瀬肩や瀬尻、にヘチなどを泳がせメインで狙い撃ちします。
この時、上田フィールドスタッフに教えてもらった事を試します。
ハリスを2.5本くらいに短くして、とにかく根掛かりを減らして背掛かりを狙うというもの。
海産鮎の場合、定説では指4〜5本といわれるほど長めに取ることが多いのですが、その逆です。
瀬肩の鏡を泳がせで一つ一ついい色の石を狙うとズキューンといいペースで掛かります。
それも8割がた背掛かりなので次のオトリとして使っても最高の泳ぎとなるため好循環が続きます。
泳がせの場合、根掛かりとオトリの元気さが命運を分けますので、このショートハリス効果はハマってしまいそうです。
結局、他のポイントも見に行くもののどこも賑わっていたので、道の駅下流に戻ってポツポツ拾って40鮎で終了。
今回は残り垢狙いでしたが、全面に垢がつく頃は更なる好調となりそうな矢田川。
ぜひ絶好調の山陰河川の海産鮎の引きを楽しんでみてはいかがでしょうか。
■釣行日 7/16
■使用タックル
竿 早瀬抜き8.5m
天上糸 ザイト天上道糸PE0.4号
上つけ糸 天上道糸FC 0.8号
水中糸 メルファブレイドTGⅡ 0.1号
下つけ糸 ザイト・フロロ鮎 0.5号
中ハリス フックハナカンSM
サカサ 白一体サカサ(速攻)2号
ハリス ザイト・鮎ストレッチハリスソフト 1.5号
ハリ スティング、先掛、プロトほか7〜7.5号
スタッフ 藤岡裕樹