本年のお盆釣行前半戦は、高知県四万十川へ友釣り遠征することとなりました。
元々は仲間たちと釣行する予定でしたが、コロナ禍の影響で急遽相次いでキャンセルとなったため、少々寂しいものの、単独での遠征です。
8/11は業務が通常よりも早く終わるため、まずは一気に四万十川最下流域へ向かい、途中の釣具店で年券を買った後は、明け方近くまで川に浸かり込んでアカメ狙いをするも、今年は残念ながら気配なくバイトもなし。
【初日 8/12】
仮眠後、翌朝は以前竿を出したくても人が多くて入れなかった三島の分流東側の第二三島沈下橋上流に入川。
結構遅い時間だったにもかかわらず誰も入っていないことに少々不安を覚えましたが、まずは近くの瀬を攻めてみることにしました。
川を歩くとアユが見える、見える。
岩盤を多くのアユが食みまくっていました。
竿は急瀬クラス9m、水中糸はメルファ複合メタルMH0.08号、鈎は満開チラシキツネ3本の8号をチョイス。
最近瀬の釣りで気に入って使っている満開チラシキツネ3本。
掛かりが良いうえ、1本だけでなく、複数本鈎掛かりすることもあってバラシが比較的少なく、チラシだけに手返しは悪くなるものの、私のような取り込みが下手な人間には心強いアイテムです。
これだけ見えていたら入れ掛かりかも…と、瀬肩から5mぐらい上流の岩盤を慎重に泳がせるも、姿が見えるのに全く掛からず。
瀬に入るまでに何とか天然に替えたかったところですが、これ以上粘っても掛かる気がしないので、我慢できずに瀬を攻めると、すぐに反応があり、22cmほどのオトリごろがヒット。
無事天然に替えることができ、積極的に瀬を攻めると、瀬の中ではコンスタントにヒットがあるものの、その上下の反応イマイチ。
なので歩いて瀬を打って数を稼ごうと、一気に上流の分岐点まで歩いてみると、先行者の方々が3名いました。
念のためそのまま歩いて分流西側も見に行くも、人気ポイントだけあってすでに人が入っていましたので、東側の先行者の方々の下流からスタートし、入川付近まで瀬を中心に攻め歩くと、25~26cmの良型も混じってポツポツ掛かり、昼食までに20匹ほど釣ることができました。
沈下橋から川を見ながら昼食を摂っていると、鮎が積極的に追いかけっこしている姿があちこちで見られたので、午後からは沈下橋付近から下流のガンガン瀬を攻めてみましたが…これが失敗。
鮎は見えるものの掛からず、狙い方を変え、ポイントを変え、あれやこれやしたものの、後半は失速して結局込み28匹で納竿。
友釣りを終えた後、また最下流域まで移動し、アカメを狙おうとしましたが、狙いのポイントはお盆だけあってどこも人が入っていたので、疲れもあってそのまま諦めて就寝。
【2日目 8/13】
7時過ぎに半家のオトリ屋さんでオトリを購入した後は、ポイントをチェックしながら川沿いを上流へ移動していると、人気ポイントの昭和大橋左岸にまだお一人しか入っていなかったので、迷わず入川。
橋の下流の瀬ががら空きだったので迷わずそちらからスタート。
まず大石の下流のヨレをじっくりと泳がせて天然にオトリを替え、それからは瀬の中を歩き周って探り回り、瀬肩から瀬尻近くまで一通り攻め、遅めの昼食までに何とか18匹。
型が非常によく、瀬の中で掛かるのは23~26cmの良型ばかり。
急瀬でのスリリングなやりとりは、釣れた数以上の満足感です。
昼食後はポイント移動も考えましたが、橋の上から川見をしている人の姿を頻繁に見ていたので、移動するとポイント難民になってしまう恐れがあり、昭和大橋はせっかくの好ポイントですし、思い切ってこのまま粘ることにしました。
再開し、しばらくは思ったようには掛からず、「ポイント移動すれば良かった…」と後悔していましたが、状況が一変したのは16時頃。
夕まずめの時合いに入ったのか、急にバンバン掛かるようになり、一流し目では無反応だった岩盤や石から次々にアユが掛かります。
しかも25cmクラスがよく混じります。
広大な急瀬にはポツンと私一人なので、好きなように攻められるのもまた楽しい。
時速10匹近い怒涛のヒットとギュンギュン竿を絞り込んでくれる快引に気を良くしていると、時刻はいつの間にか18時前になってしまい、うかうかしていると近くのスーパーマーケットが閉店し(19時~19時半閉店で、これを逃すと窪川か中村まで行かねばなりません)、氷も食糧も手に入らなくなってしまうので、続けていればまだ掛かったのでしょうけど、後ろ髪を引かれる思いで納竿。
最大27.6cmで、25cmクラスがかなり混じり、込み44匹と大満足の釣果となりました。
夜は現場で知り合った徳島から遠征に来られていた方と河原で釣り談義に花を咲かせ、就寝となりました。
【3日目 8/14】
最終日は前日釣った中から元気なアユを活かしておいたので、これをオトリにさらに上流へ移動し、友釣り専用区のJR鉄橋付近へ入川。
メインポイントとなる下流の岩盤瀬では20~24cmほどがポツポツと掛かるものの、前回と比べると砂利が瀬に堆積しており、岩盤エリアが狭く、水深が浅くなっているためか反応はいまひとつ。
前日までと比べると、水温が高くなっていたのも原因かもしれません。
引き船に入れている鮎の弱りも早くなっていました。
一通り攻め、入川箇所付近に戻ると別の釣り人の方らが竿を畳んでおり、情報交換すると型がイマイチなので移動するそう。
11時頃、ご友人と遠征に来ていた中道社長と合流し、早めの昼食をとった後は上流をひたすら歩き回って深トロを狙ったり、小さな瀬を叩いたりしてポツポツ追加し、納竿時間を少し延長し、15時までに込まない20匹とぼちぼちな釣果で四万十川遠征を終えました。
四万十川では、すでに30.5cmの尺鮎が釣れたと現地で聞きましたので、今後は夢の尺鮎狙いがヒートアップしそうです。
ちなみに8/1から10/15までの期間中、四万十市西土佐商工会主催の「四万十一デカい鮎釣った人が優勝!」グランプリが開催されていますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
■タックル
竿:GENKI SP GRANDELⅡ XH90
天井糸:天上道糸FC0.8~1号
水中糸:ザイト・メルファ複合メタルMH0.06~0.08号
中ハリス:ザイト・鼻かん仕掛糸FC0.8~1号
鼻かん:ライトチューブ鼻かん6.5~7号
サカサ:一体忍サカサ1号
鈎:満開チラシキツネ3本8~8.5号、荒瀬チラシ3本9号他
スタッフ 西浦伸至