前回、あまりにも力強い引きでどうしようも出来なかった江ノ川の大鮎。
今回はテスト中の大鮎仕掛とハリをしっかりと準備してリベンジ戦に挑んできました。
オトリ屋さんに到着して状況をうかがうと、やはり高水温による土用隠れ。
オトリ管理も難しく水深のある場所でしか掛からないとのこと。
と、少し難しい状況のようです。
水量がまだある江川漁協管轄の方がおすすめとのことなので、先ずは両国橋からダム上までのポイントを川見しながら深みが隣接するポイントを探します。
ちょうど更肌の瀬が丸空きだったので、ここから竿を出すことにしました。
ここは3つの瀬と深トロが続くポイント。
深みありチャラあり、荒瀬ありと全ての要素が詰まっているのでポイントとしては外さない一級ポイントです。
今回の仕掛は深瀬や急瀬がメインとのことなので、水中糸はザイトメルファブレイドTGⅡ のフルタングステン0.15号に中ハリスは鼻かん仕掛糸FC1.5号を70センチ。
ネオフック鼻かん(プロト)にハリは満開チラシキツネ3本の9号でスタートします。
大河川攻略の場合、YouTube川の流儀で髙橋祐次さんが解説されているようにまずは瀬肩が絶対的な好ポイントとなるケースが多いので先ずは瀬肩スタート。
養殖オトリも高水温でふらふら気味ですので、チビ錘0.8号に背バリ(プロト)をセットして止め気味で一歩一歩動いて探っていきます。
最初の一尾は15分くらいでしょうか。
一気に目印が吹っ飛ぶアタリに前回、辛酸を舐めた記憶が蘇りますが、今回は大鮎仕様。
竿もしっかり曲げて飛んで来たのはいきなりの28センチの江川のデブ鮎。
つぎはこの大鮎を使って入れるとまた直ぐに掛かるなど最高に楽しい展開へ。
24〜25センチ級も確保したのでまずは一通り急瀬や深瀬、トロなどをふた流しサーチしますが、反応があったのは瀬肩のみ。
どういう条件か分かりませんが鮎は固まっているようです。
こうなればここからは瀬肩を集中的に攻め込みます。
肝心なハリは大鮎秀尖プロト9号3本錨と荒瀬チラシ3本12号を追いをみながら交互に使用。
真っ向勝負にロケットもくらいながらも24〜28センチの大鮎をキャッチ。
前回の悔しい思いを少しは晴らす事ができました。
状況としては9月に入り水温が下がりだすと、いよいよ最盛期を迎える江ノ川。
次にチャレンジする頃には尺鮎クラスとなりさらにパワーアップした江ノ川の大鮎に挑戦したいと思います。
■仕掛
竿:急瀬抜き9m
天上系:ザイト磯フロロ2号
水中糸:ザイトメルファブレイドTGⅡ 0.15号
中ハリス:鼻かん仕掛糸FC 1.5号ワンピース
鼻かん:ネオフック鼻かんL
サカサ:一体マークサカサ4号
ハリ:大鮎秀尖、荒瀬、満開チラシキツネ3本など9〜12号
スタッフ 藤岡裕樹