鮎ブログ

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  • 2022.07.21

四国三郎にチャレンジ

四国三郎と呼ばれる徳島県吉野川。
日本三大暴れ川として数えられ、高知県と徳島県を縦断するように流れる雄大な大河の総延長は日本で13番目に長く、川幅は2番目に広い。

今シーズンの遡上は比較的良いようで、すでに25cmクラスが竿を曲げているとのことでしたので、7/17に帰省ついでに竿を出してきました。

三好市のつり具タチバナさんでオトリを購入し、オススメの場所を聞き、有名ポイント「生コンの瀬」へ入ることにしました。
ただ、状況は今一つなようで、3日ぐらい前からあまり掛かっていないとのこと。

駐車場前の瀬肩から始めると良いと聞いてましたので、3号以上のオモリが必要そうな荒瀬の瀬肩からまずスタート。
ここで何匹かオトリがとれたら瀬の中に突撃しようかと思いましたが、時間が早いのか全く反応がありません。
仕方なく右岸のヘチを釣り下りますが、全く反応なし。

対岸にも釣り人が入り、同様にヘチ狙いで釣り下っていますが、そちらの方も全く掛かりません。

しばらく釣り下ると、雑な操作で1匹目のオトリがヘロヘロになってしまって交換を余儀なくされ、詰みそうな気配が漂ってきました。

流れのキツイいところでは危険度が高いので、もう1匹のオトリで早瀬程度に流れが緩くなった棚を念入りに探ると、1匹バラした後にもう1匹掛かってくれましたが…顔掛かりで目に錨が刺さってしまい、まともに泳いでくれません。

背鈎を打って、養殖がある程度回復するまでは無理やり引いてみますが…反応0。

このままではオトリをお代わりすることになるかも…という強いプレッシャーの中、とりあえず一旦下流の様子を見てみようと、オトリを引き船にしまいました。

 

100mほど下流の瀬は、広い急瀬で瀬肩も広く、少し弱った養殖でも背鈎で何とか入りそうな場所。
下流の深場には2名入っていますが、なぜかこの良さげな場所が空いていたのでチャレンジすることに。

とにかくオトリを替えたかったので、水中糸はより入れやすくするためにメルファ複合メタルMH0.08号から0.06号に落とし、鈎は一角SP7号4本錨、背鈎はAS-14半スレ背ばりチチワ式をセット。

瀬肩から入り、下流へ送り出してからゆっくり引き上げ、扇状に探っていきます。
良さげな瀬肩には全く鮎の姿が見えなかったですが、下流へ探ると少し深くなった辺りでようやくヒット。

これをばらしたら詰んでしまう確率大なので、無理に引っ張り合いをせず、慎重に右岸の緩い流れへ誘導してキャッチ。
20cmクラスの良いオトリでした。

オトリが替われば一気に気が楽になります(笑)
一方、下流の深場に入っていた方らはポツポツとヒットさせているので、もしかしたら本命のポイントなのかもしれません。

同じようにもう1匹追加し、1匹バラシたところで所要ができたので一度車へ戻ることにしました。

道中他の釣り人に話を聞きましたが、私と同じような状況。
情報通りの渋さでした。

用事を済ませた後、一応オトリはあるので、鈎を掛けバラシが少ない一角チラシ3本7.5号にチェンジし、朝イチに入った瀬を攻めることにすると…瀬肩は無反応だったものの、瀬の中のいい石裏に入った瞬間に激しいアタリがあり、下ろうとする鮎を止めていたら…まさかの親子ドンブリ。
下付糸と中ハリスの接続で切れていました。

また詰みそうな気配がしたので、弱気になってヘチや緩めの場所を狙うもやはり反応なし。
先ほど釣れた広い急瀬がまだ空いているのでそちらへ戻りました。

すると時合いに突入したのか、すぐにオトリが替わり、ポツポツと釣れるようになりました。
サイズは20cmクラスがメインで、22~23cmも混じります。
瀬の中で掛かってくれるので、急瀬の竿がギュンギュン締め込まれ、めちゃくちゃ楽しい。

取り込みに時間がかかるので、途中からまた一角チラシにチェンジ。

一角チラシだったので幸いバラシにはつながらなかったものの、キャッチミスが連発。
場所的に返し抜きをしたほうが良さそうでしたが…まだ修行が足りませんので、もっとバンバン掛かる場所でしっかり練習してからにします(笑)

食事を済ませてからも同じ瀬でポツポツ掛かり、それなりに満足したので、下流の深場へ移動。

水深1~1.5mほどで、ところどころに大きい石が入っていているので、それにアユが付いていそうな感じ。
揖保川に似たような場所があり、そのイメージで攻めるも、時合いが過ぎたのか他の2名も全く掛からず。
粘ったものの反応ないので、再度朝イチ入った場所から攻め直すことにしました。

オトリは十分にあるので、瀬肩から荒い瀬のを攻めてみますがさっぱり。

やっぱりこの瀬はダメなのかと釣り下っていると、瀬の中ほどにある2mほどの大きな石の辺りから急に釣れだし、バタバタと狭い範囲で5匹ほど釣れたのでこのまま入れ掛かりかと思いきや、その後は下流をいくら探ろうが×。
込み19匹で納竿となりました。

当日私には大型が出ませんでしたが、すでに大きいものは25cmクラスにまで順調に育っているので、今後ますます成長し、来月以降は大鮎釣りが楽しめそう。
あとは大きな台風が来ないことを願うばかりです。

 

■釣行日 7/17

■タックル
竿:GENKI SP GRANDELⅡ XH90 
天井糸:天上道糸FC0.8~1号
水中糸:ザイト・メルファ複合メタルMH0.06~0.08号
中ハリス:ザイト・鼻かん仕掛糸FC0.8号
鼻かん:ライトチューブ鼻かん6.5号
サカサ:一体忍サカサ1号
ハリス:ザイト・鮎トップハリス1~1.2号
鈎:一角SP7号、プロト7.5号、一角チラシ3本7.5号

 

スタッフ 西浦伸至

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