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本来の安曇川の好調ぶり

全国の河川の中で群を抜いて人気河川である滋賀県安曇川。

追いがピカイチな琵琶湖湖産100%放流に加え、随時、琵琶湖から天然遡上鮎が供給されるのがその理由。

河川は廣瀬、朽木、葛川の3漁協にしっかり管理され、トイレや釣り場の整備などのインフラも充実しており、友釣り天国のような河川です。

ところが今年の冬が相当厳しかったのと、梅雨時までに雨が殆ど降らなかったことが重なり、ロースタートな幕開けとのこと。
実際のところは?
気になって釣行してまいりました。

7/9土曜日 雨
数日前にようやくまとまった雨が降った週末。
これはチャンスと安曇川朽木エリアの様子を伺うことに。

いつもお世話になる村上おとり店さんで近況を伺い、いつも釣り人で大盛況の村上おとり店前ポイントに入ることに。

9時スタート。
生憎の雨天予報だったので、さほど混み合うこともなくポイントに釣り人もまばら。

上流側の瀬が空いていたので、先ずは瀬尻から様子をみることにします。

湖産鮎は活性が上がるのが遅いので、まずはフロロ完全仕掛SR-460.175号にハリはプロトフックの6.5号ダブル蝶バリをセット。

石ヨレに向かってカミトバシで速攻でギラリ!
さすが安曇川開始3分で掛かりました。

ただまだ色も薄く、顔掛かりなのでダブル蝶バリでなんとか掛けた印象です。

先ずは瀬に入るまでに5発ほどいいオトリを確保したいところ。

引き続き石ヨレなど、やや深い溜まってそうなポイントでなんとか時速5匹。

 

10時となり、そろそろ瀬も掛かるだろうと、仕掛を複合メタル完全仕掛SR-47Ⅱの0.04号にハリは颯の6.5号4本錨に切り替えます。

流心やトイに落ち口など流れのいい所を攻めますが反応は今ひとつ。
まさかのペースダウンです。

やはり石ヨレや泡の中などでの反応がまだマシな事から、先日の増水で水当たりのいい石はアカが飛んでしまったと推測できます。

 

ここで仕掛をフロロ完全仕掛SR-46 0.175号、ハリは先掛6.5号4本錨に戻して瀬の開きからトロで泳がせで様子をみるとこれが大正解でした。

頭くらいの石の絨毯のこのトロ場で真っ黄色の17〜19センチの良型がいいペースで入れ掛かりとなります。
だいたい時速8〜10鮎ところでしょうか。

 

ただここで注意したいのは根掛かり。
ここは開けたトロ場なので、根掛かりしてしまうと鮎が散ってしまい
ポイントの回復にかなりの時間が掛かります。

ここで最も大事なのはハリの選択。
根掛かりしても外しやすく、ある程度、石を掻いても大丈夫な強いハリ先をもつハリ。

オーナーばりでいうマイクロX先掛が絶好調にハマるパターンですね。

もちろんソリッド穂先のようなテンション系の釣りには、一角や秀尖のような一撃必殺のような鋭さを持つハリも相性は抜群となります。

このハリ選びが見事にハマって、途中、カミナリ中断も数回ありましたが、夕方までで58鮎と本来の安曇川の好調ぶりに戻ってきたようです。

安曇川のベストシーズンは7〜8月いっぱい。
今年も無事に釣果が上向いてきてますので、来川される場合はオーナーばりのマイクロXと先掛はお忘れなくお持ちくださいね。

竿:早瀬8m
天上糸:天上道糸FC0.8号
水中糸:ザイト・フロロ鮎 0.175号
中ハリス:鼻かん仕掛糸TP 0.6号
鼻かん:チタンチューブ鼻かん6号
サカサ:白一体サカサ速攻2号
ハリ:マイクロX先掛、プロトフック6.5号

スタッフ 藤岡裕樹

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